竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

スペイン巡礼 その12 アニミズム

2016-07-10 11:05:29 | スペイン巡礼

6月5日 ナヘラからサントドミンゴ・デカルザダ 

ブドウ畑です。

今日あった人にテントと寝袋を持って歩いている人がいました。オーストラリア人タスマニア出身、髭も髪も真っ白です。年を聞いたら64才、静かで優しい目をしています。カミーノに来た理由は宇宙万物に神が宿っている、その神を感じたいということでした。彼とはアイヌ、土着神道や国家神道などの話をしました。片言の英語でも通じるものす。よく考えてみれば彼はアボリジニなのかもしれません。彼の風貌や宗教絵お考えるとそう思えてきました。

何回もカトリックのミサに出、教会や信者の親切に感心しています。では私自身の宗教はということになると、仏教と答えたくなりますが、今の日本のお寺を中心とする仏教は全く好きになれません。江戸時代以来の檀家制度にもたれかかって、葬式仏教になってしまい、仏教本来の深い世界認識とか菩薩道とは全く無縁になっています。葬式でもありきたりのお経を唱え、たまに説教するだけで宗教性は全く感じません。そして戒名を授けて高いお金を取ります。そんな訳で仏教徒ではありません。



でもアニミズム、自然崇拝ということになると日本古来の神道が問題になります。これは明治維新以降国家によって利用されて国家神道のようになっています。すべての神社が格付けされています。それ以前の村の鎮守様ではあまりにも弱い。

村のおみやげ屋