竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

子供の人形 その1

2016-04-29 12:33:56 | 人形

人形を作り始めて最初に作ったのは子供の人形です。

その時二人の子供を育てている最中で、子供をおぶって人形を作っていました。その頃磐田市に住んでいらっしゃった民芸の鈴木繁雄先生にお見せしたら、褒めていただきました。それがこの人形です。

以来30数年、最近の頃に作った人形も含めていろいろ子供の人形を作ってきました。

子供達がいたからこそ出来た人形かも知れません。


カラヴァッジョ展を見に行く。

2016-04-28 08:19:00 | 日記

25日の夜小平に帰って来ました。

昨日27日は上野の西洋美術館でやっているカラヴァッジョ展を見に行きました。


今同じ上野の都美術館では伊藤若冲展をやっています。

一度に二つを見るのは疲れるので今日はカラヴァッジョ展を見ることにしました。

今回は世界初公開の作品もありました。


法悦のマグダラのマリア


カラヴァッジョの作品11点のほかに、
彼の影響を受けた画家たちカラヴァジェスキの作品もあって、とても充実した展覧会でした。

彼はルネッサンス絵画の後、バロックを開く時期の画家で、ヨーロッパ中に大きな影響を与えたようです。・


果物籠を持つ少年


女占い師

彼の絵の写実性と、陰影の濃さはとても印象的でした。

バッカス

今回も音声ガイドを耳で聞きながら見て回りました。

これは説明の字が醜くなっている高齢者にはとてもいいシステムです。




貧乏神とお地蔵さま

2016-04-25 12:35:47 | 人形

今日の人形は貧乏神、これは
桂枝雀の落語「貧乏神」からとったものです。

https://www.youtube.com/watch?v=yjIe6tlBtTU




>貧乏神は良い神様   朝日新聞1月6日 ひととき欄より 

 米俵にのり、打ち出の小づちを持った大黒様。タイを小脇に抱 えた恵比寿様。お正月が近くなると、実家の床の間に飾られた木彫りの福の神だ。その人形は両親が亡くなるまで力を発揮することなく、ニコ ニコ顔で我が家に鎮座しておられた。みんなになでられて、ピカピカとつや光りして。
 
 私は結婚して、和紙を使った人形を作る仕事についた。効き目 がなかった七福神は作らないぞと思っていた。でも貧乏神はどうかと、ふと思った。落語「貧乏神」で、桂枝雀が「きれいな夕焼けやなあ」と つぶやくシーンに、笑いながら胸打たれたではないか。
 
 貧乏神も神の仲間である。「きっとその貧乏には意味がある。 恐れることはない、私がそれを引き受けちゃる」と言っているのではないか。貧乏神っていい神様と思えてきた。
 
 結局、私が作った貧乏神の張り子の人形は売れず、ビを丸で 囲った印をつけた前掛けをかけ、仕事場の棚の上にニコニコ顔で立っておられる。見るとなんだか幸福な気持ちになる。今年も私なりに頑張ろ う、この神様が見ていてくれる、そんな風に思える。

 しかし、待てよ、この貧乏神、夫に似てないか?
 
東京都小平市 伊藤絹子 人形制作 62歳(3年前の話です)
 
家内は黙っていようと思ったようですが、友人がメールで知らせ てきたのでばれました。
面白い文章なので転載しました。

家内は最近お地蔵さまも作るようになりました。

歳を取ってくると仏様の世界が近くなってくるせいでしょうか。

初めのころはもっぱら子供の人形を作っていました。
子供を育てながら人形を作っていたのでその時に応じていたのでしょう。


 


ドラム缶風呂の転落と夕方の散歩

2016-04-24 07:30:06 | 田舎暮らし

昨日は風もないのでドラム缶風呂を沸かすつもりになりました。



風呂の古い水を抜いてからドラム缶を一部塗装して乾かしておきました。
時々さび止め塗装をしておくとドラム缶が長持ちし、また水に錆が混じらずに3日間使えます。

家の中にいたらガラッと音がします。傾けた感が落ちたのだろうと思って放っておきました。

さて水を入れようと外に出てみるとドラム缶がありません。
周りを見回してもどこにもありません。

そばの10メートルほどの崖の下にも灌木に覆われて見えません。
よく考えてみればどこに転がったとしても見えるはず、見えないということになれば崖下しかありません。



回り道をして崖下に行ってみると、ありました。途中で灌木にひっかからずに下の平地まで転がっていました。
今度はそれを崖を遠回りして上まで運び上げなければなりません。
これはドラム缶を転がすと楽に移動できました。
それを上り坂を転がして、無事上まで運ぶことができました。
夕方には水を張って風呂を焚くことができます。

近頃時々夕方散歩をします。
道路に出てからジョギングの時とは逆に原谷川を下って行きます。

すぐにキャンプ場とつり橋があります。



そして「ならここの湯」があります。
ここは日帰りの温泉で、風が強くてドラム缶風呂を焚くのが危険なとき入りに来ます。

キャンプ場には八重桜が咲いています。

管理棟のそばに鯉のぼりが泳いでいました。
この地区では子供の数が極端に少なくなって、
鯉のぼりを上げる家もありません。
そこで各家の使われなくなった鯉のぼりをまとめてあげているのです。

お茶畑は新緑を増してきました。
茶摘みが間もなく始まるでしょう。

道のわきに赤い花が咲いています。
ベニバナトキワマンサクです。


近頃あちこちに植えられて赤紫がかった花をたくさんつけています。
外来種ですが、今流行の花のようです。

ヤブデマリも咲きだしました。



道のわきの垣根にアケビの仲間のムベの白い花が咲いていました。


散歩するのには暑くも寒くもなくいい季節になりました。



猫と犬の人形

2016-04-23 15:49:29 | 人形

猫と犬の人形は随分前から作り続けています。

猫は「どろぼう猫」



頭の黒色は普通猫にはない模様です。
それがどろぼうの覆面にもなっているので、こんな模様になりました。

かわいい猫もあります。



犬は「すね犬」 ビクターの犬に似ていますが、こちらはちょっとすねた顔をしています。



もう一匹は「寝たふり」
片目を開けて周囲をうかがっています。



まともな4本足の犬もあります。





鯉のぼり人形

2016-04-22 13:28:01 | 人形

雨が上がってさわやかな風が吹いています。

これからは時々伊藤絹子(配偶者)の人形も紹介していきます。



私は40年前島根県の石見銀山にいたとき、近所の老人から竹細工を習いました。
家内もそのころから人形を作り始めています。

今回は季節がら鯉のぼり人形を紹介しましょう。



化学粘土の本体と張り子の鯉のぼりです。


新緑の中を走る。

2016-04-21 11:50:49 | 田舎暮らし

16日の朝、いつものコースを走りました。
染井吉野はほとんど終わり、八重桜が咲いています。


でもこの時期はなんといっても新緑が鮮やかです。

走るスピードはどんどん落ちています。
それは歳のせいとしておきましょう。

世の中には70代で4時間を切るつわものもいます。
私はいまや完走だけが目標です。

ウワミズザクラ

掛川での小さな展示会が終わりました。
売上よりも会場に来た人たちと話すのが楽しみでした。
(つまりあまり売れなかった・・・)
30年前に買ってくれたりした人々もいました。


アオダモ

器や花器、陶人形などを作っていた友人の陶芸家が、
アクセサリーを作り始めて、結構あちこちで売れているという話をしてくれました。
彼とは20年以上の付き合いがあり、夜遅くまで話したこともありました。


スミレ

もともと実力のある人なので、行き詰ったら新しい方向に転換することができる人です。
私より6歳ほど若い人ですが、いまや髭も髪も真っ白で、かえって格好良くなっていました。

来月この陶芸家夫婦と私達夫婦で、お茶を教えている女性の友人を訪ねることにしています。
この人もすごい人で、私が37年前に掛川に来た当時から知り合って、いろいろ教えてもらいました。

歳を取ってくると友達のありがたさが身に沁みます。


フイリヒナスミレ

小平でも新しい友人ができました。
その人たちと来月末から一か月間、スペインのサンチャゴ・コンポステラ巡礼をする計画をしています。
それについてはまた・・・・・


掛川での展示会

2016-04-15 22:56:21 | 竹工芸

今日(15日)から掛川市の「ウィステリア」という画廊で、
「竹、クラフトかごと人形展」 伊藤千章、絹子と仲間達 という小さな展示会が始まりました。
仲間達というのは掛川でやっているクラフトテープの教室の生徒さん達です。



中央図書館のギャラリーでみんなの作品展をやるときには販売ができません。
ここでは生徒さんたちの作品も値段をつけて売っています。



その前日に家内と一緒に小平から掛川に来て、今日は9時から会場の準備、12時から開場の予定でした。
でも中日新聞などに記事が載ったこともあって、10時ごろに来る人もいました。

品物を並べながらそんな人たちと話したので結構神経を使いました。


とにかく人に来てもらうのが一番です。
生徒さんが友達を連れて来たこともあり、一日中にぎやかでした。
家内は明日の土曜日までいて東京に戻ります。
あとは私一人、でも画廊のオーナーがいつもいらっしゃるので、私はのんびり構えていられます。

掛川に来てからもう37年になります。
それから掛川、静岡、浜松などで展示会を開いて来ています。
お客さんの世代交代も進んでいます、でも古くからの知り合いもいらっしゃっています。
掛川の人たちは暖かいですね。地方のほうが小平のような新興住宅地よりも文化程度が高いような気がします。
そう、昔は地方文化が日本を支えていたのですから。

掛川に来る前に住んでいた島根県の石見銀山でも、思い出すのはそこで触れ合った人たちのことです。
私たちのような非力の人間がなんとかやってこれたのも、そんな人たちのおかげでした。


生徒作品


画廊のある街から住んでいる居尻に帰るには新緑の色濃い山間を通って行きます。
桜は終わりかかっています。でも新緑は負けず劣らず美しい、本当にいい季節です。
自然は東北の大震災や熊本の地震のような荒々しい力を発揮することもあり、人の命のはかなさを感じさせます。
だからこそ自然の中の人の命は美しいのでしょう。

生徒作品


靖国神社と千鳥ヶ淵の桜

2016-04-02 22:43:55 | 日記

4月1日の金曜日、靖国神社から千鳥ヶ淵へと歩いて、桜の花見に行ってきました。
メンバーは小学校時代の同級生、3人の女性たちと私の4人です。

都内に住んで都内のことには詳しいメンバーがいました。
靖国神社には桜の時期には境内に屋台村ができるから、そこで昼食をとり、
それから千鳥ヶ淵に行こうという計画を立ててくれました。

靖国神社の桜が東京の桜の開花の標準木になっているのは知っていました。

でも400本もの桜があってこれほど見事だとは知りませんでした。



靖国神社については父が戦死していることもあって、いろいろな思いがあります。

でもとにかく桜は見事、そして境内を開放して屋台村を作って庶民の楽しみの場になっているのも感慨深いものがあります。
私自身カソリックでもないのにスペイン巡礼をやろうと思っています。

そのときは一応何かを拝むことになるでしょう。
靖国神社も多くの人々の心のよりどころになっていることを思えば拝んで当然、

そんなことを思うのもこちらが年を取ってきたからでしょう。

屋台村で一人1000円出し合っていろいろな食べ物を買い、4人で分け合って食べました。

何を食べてもおいしかった。こういうやり方は女性ならではの感覚で、とても楽しい食事でした。

千鳥ヶ淵の桜は本当にきれいでした。東京随一の桜の名所ともいわれます。


お濠の周りは今やジョギングコースとしても有名です。
でも桜の季節は千鳥ヶ淵の700メートルほどの緑道は人でいっぱい、
走る余地は全くありません。それに走ってはもったいないですね。



千鳥ヶ淵から田安門をくぐって日本武道館の前を通り、北の丸公園に行って休憩しました。


ここも広々とした公園でした。昔はなかったような…

東京はどんどん変わっていきます。もう私などにはついていけないほど。
東京オリンピック目指していっそうすすむでしょう。
昔より随分きれいになった気がします。
都内を楽しむのもいいですね。
こんな素敵なお花見に誘ってくれた女性たちに感謝です。