竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

42キロランと無重力

2013-12-30 14:47:47 | マラソン
昨日久しぶりに羽村の阿蘇神社への往復42キロを走りました。
日記を見ると昨年も12月27日に走っています。それ以来です。
 
大井川マラソンの結果も悪かったし、その後の練習で転んで一時走れなかったし、
42キロ走りきれるか不安でした。
 
朝7時頃スタート、空は澄み切っていたので、
団地の9階に上がりました。
富士山が朝日を浴びて輝いていました。
 

筑波山もくっきり見えました。
 
転ばないようゆっくり走ります。
多摩川でもすっきり晴れて川も山もきれいでした。
 
ただ多摩川は砂防工事が進んでいて、
コサギやアオサギの姿はほとんど見えませんでした。

 
羽村の堰からさらに上流に進み、
自転車道が終わる阿蘇神社まで走りました。


この神社は推古天皇の時代の創建ということです。
おそらく渡来系の人々が開拓し、神社を作ったのでしょう。


無事自宅に帰ってから夕方立川へ映画を観に行きました。
映画は「ゼロ・グラビティ」 無重力と言う名前です。
 
7時間近く走ったので途中で眠くならないか心配しました。
でも画面は宇宙空間、その中でちっぽけな宇宙船にしがみついて
生き抜く一人の女性飛行士を描いて緊張の連続でした。
 
毎日新聞の映画評で見て観に行きたくなった映画です。
 
面白いというより、宇宙空間の中の人間の小ささを痛感させる映画でした。
 
42キロジョギングは地球に張り付いたゴミのような存在の体験です。
でも走っている間、時々富士山の姿を見ました。
富士山を介して大自然とつながっているのを感じます。

今日も12キロ走りました。回復力は健在のようです。

餅つき

2013-12-27 21:50:00 | 日記
23日の月曜日は餅つきをしました。
わが家では餅つきの時が子や孫全員が揃う時です。


お正月には娘達がそれぞれ婿さんの実家(富山と静岡)へ行くので、
なかなか揃いません。
 
60年以上前に陸前高田から小平に越してきた時も、
餅つき臼と杵は持ってきて餅つきをしていました。
 
島根県石見銀山に引っ越した時も、
借りていたお寺に石の持ちつき臼があったので、
自分で蒸籠を作って餅つきをしていました。
 
掛川に移ってからも近所の人から臼を貰ったので、
餅つきを続けていました。
その臼を小平に持ってきて使い、
それが割れてしまった時に、新しい臼を買いました。
その臼を使って今も餅つきを続けています。
 
一家には様々な変転があり、人数も変転があります。
昨日餅つきに集まったのは子供たち4人とそのつれ合い、孫達5人、
かなりの大人数になりました。
つき手が多いので私は楽になります。

 
今回は庭にあった松を薪にしたのを燃やしたので、火力が強く、いい餅がつけました。
 
ただご馳走を食べるのではなく、みなで協力して作って食べる方が、喜びが大きいのです。
小さい子供達も餡もちを作る手伝いをします。
大福というよりギョウザやどら焼きのような形もあります。
自分たちで食べるのだからそれでいいのです。

 
餅つきが終わるとお正月が終わったような気がします。
後は走ることをしっかりやらなければ。
 

冬の富士山、冬のコンサートは眠くなります。

2013-12-24 13:19:39 | マラソン
本格的な冬です。
小平に来る途中富士川で夕陽を浴びた富士山の写真を撮りました。


駿河湾にも夕焼けの赤い雲が浮かんでいます。
こちらは車の中から見た光景なので、写真に撮れませんでした。

 
毎日富士山の周囲に美しい光景が広がります。
自然の恵みはすごいですね。
 
昨日の玉川上水のジョギングでも富士山がよく見えました。


暗いうちに走り出したので枯葉を落とした木々の間に月が輝いていました。

 
朝早くだと富士山に朝日が当たってくっきり見えます。筑波山も見えました。
 
昨日は小平の市民文化会館に「3大ヴァイオリン協奏曲の饗宴」を聞きに行きました。
江藤俊哉ヴァイオリンコンクールの優勝者の3人の若い女性たちがブラームス、メンデルスゾーン、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏するものでした。
久しぶりに生演奏を聞きました。

 
いつもアイポッドナノで走りながら聞いています。
それと布団の中で眠り薬として聞いていて、10分もしないうちに眠ってしまいます。
 
演劇やコンサートでも眠くなるたちで、プラネタリウムではいつも眠ってしまいます。
今回も眠気を抑えるのに苦労しました。
眠りながらいびきでもかいたらはた迷惑もいいところです。
 
まあなんとか眠らずに聞き終えました。でもそんな聞き方は勿体ないですね。
コンサートを聴きに行くなんてことは私には向かないのかも。
走りながら聞く程度でいいのでしょう。

山村はボランティアによって維持されています。

2013-12-20 13:13:22 | 田舎暮らし
やっと青空がのぞきました。
風が強くなり、冬型になって来ています。

 
午前中竹林に入って軟竹を3本伐りました。籠の縁巻き竹用です。
虫が入った竹か今年生えた竹が、皮が軟らかくて縁に巻くのにいいのです。
 
竹林に入って竹を伐ったり枝を払ったりしていると、清々しい気持ちになります。
田舎に暮らすと、自然の恵みを日々感じます。
今回は一週間の滞在でしたが、やるべきことはなんとか終えました。
 
地区の公民館の脇に、地元の老人会の人たちが門松を作りました。
老人会といっても私の知り合いばかり、70前後の人たちです。
ここの住民だったら私も立派な老人会員です。

 
若いときは青年団(今はなくなりました)、消防団、祭りを支える祭り青年、地区の中核をになう中老、最後に老人会、年齢に応じて組織が出来上がっていました。
ほとんどボランティアのようなもので、地区が支えられてきました。

 
門松を作るのもお手の物です。
去年まではクリスマスのイルミネーションも豪華にやっていました。
今年は見えないのでお金がかかるからやめたのかもしれません。
 
川に沿って皇帝ダリアを植えるのもボランティア、
お祭りも手弁当でやっています。
 
私はこの地区には属していませんが準会員みたいなもの。
年1万円の区費を払っています。
 
区の山の下刈りや道路掃除などの役仕事は免除されています。

スミレが咲きだしました。
 
山に住みたいからといって山で独りぽつんと暮らすことは出来ません。
どこかの集落に属すことになります。
そこにはかなり濃密な人間関係があります。
そこで受け入れてもらえなければ、暮らしていくことが出来ません。
 
自然が好きだけでは不十分で、人好きでなければなりません。
それは都会でも同じかもしれませんね。

温泉の門松
 
明日は小平の中央公民館で活動している団体の参加者達の集まりがあります。
地域の暮らしはどこでもコミニュケーションが大切なようです。

またまた転倒! その2

2013-12-18 19:45:24 | 田舎暮らし
月曜日、まだ腰が痛いので走れません。
温泉には昼と夕方2回入りました。
ここの温泉は1回入って手にスタンプを押してもらうと、もう一度入れるのです。
 
昨日火曜日、朝起きてみると痛みがなくなっています。
温泉の効果でしょうか。
とりあえず走ってみようと思い、走り始めました。
するといつものように走れます。
結局いつものジョギングコースを腰の痛みもなく走れました。

 
あたりは冬景色になっています。
今咲いている花はノハラアザミ、リンドウ、リュウノウギク。


寂しくなりました。

 
また2回温泉に入ろうと思ったら、月の第3火曜日にあたり、休みでした。残念!
 
今朝も走ろうと思ったら雨が降り始めました。
明日まで降るという予報なので、走るのを諦め、温泉まで歩いていきます。
この忙しい暮れに動かないわけには行きません。
とりあえず治ってよかった。

 
ところでわが家の薪ストーブ、4000円ほどで安くて軽くていいのです。
だけど松を燃やすせいか煤のたまり方が激しい。
 
土曜日に初めて燃やしたら、煙が出て不完全燃焼しました。
日曜日に煙突掃除をしたら、11月に燃やした煤がいっぱいたまっていました。
おまけに煙が室内にあふれたせいで、仕事場中に煤が落ちました。
 
腰が痛いのを我慢して煙突掃除をし、部屋の煤を払いました。
薪ストーブも数万円するタイプなら不完全燃焼を防ぐようです。
日本でも木材ペレットをもやすタイプも販売されています。
 
そんな高価なストーブは買えません。
例年冬の間に、途中と終わりの2回煙突掃除をすればよかったのに、
3回ぐらいはするかもしれません。
 
松は火持ちが良くていいけれど、煤が多いのが難点ですね。
仕事が一つ増えました。

 
私の人生、金につながらない仕事が多くて困ります。
 
でも生きているってそういうことなんですね。
 
有意義な人生でもないんですから、
生きていることを楽しめればいい。怪我をしないように。
 

またまた転倒! その1

2013-12-17 13:21:00 | マラソン
いよいよ本格的な冬になりました。
毎朝のジョギングは以前は6時前にスタートしていました。
今は寒いし真っ暗で、上水沿いの道もつまずいて転びやすくなるので、
明るくなって太陽が出てから走っています。 
もうスピードなんかどうでもいい、走り続けさえすればいいのです。
マラソンレースはお祭り、完走出来ればいい。
 
孫の送り迎えもなくなり、久しぶりに毎日走る体勢が出来ました。
今の玉川上水は落葉がいっぱいで、落ち葉の下に何があるか分かりません。
 
快調に走っている時、木の根につまずいて転んでしまいました。
 
今は手袋をしているしウインドブレーカーを着ているので、
手で体を支えられれば顔を打つこともありません。
膝を打ってもくるぶしまであるウインドブレーカーなら大丈夫、
すぐ立ち上がって走り続けました。

富士山がくっきり見えました。
 
その後また木の根に躓きました。今度は転ばずになんとか持ちこたえました。
でもその時無理な体勢iだったらしく、腰に違和感を覚えました。
 
その翌日金曜日には腰に痛みが残って走ることが出来ません。
でもエコクラフトの教室があるのでなんとかこなしました。
翌日の土曜日には掛川に向かうので、松の幹その他燃やせるものを車に積み込みました。
ツワブキ

その晩は腰が痛くてなかなか寝付けません。音楽を聞いても本を読んでも駄目、
2,3時間寝ただけで5時には起きて出発しました。
眠気覚ましに色々食べ物を買って食べながら、なんとか無事に掛川に着きました。
夕方温泉に行こうと歩き出したら10歩歩くごとに一休みする有様でした。
走ることなど思いも寄りません。
 
日曜日には掛川で午前、午後の2回教室があります。
これもなんとかこなし、温泉には車で行きました。
 
木曜日に教室があり、それが終わると小平に帰ります。
それまでに走れるようになればいい、と思っています。

寒い!歳のせい?高齢の楽しみ

2013-12-04 09:10:25 | 竹工芸
一昨夜無事に小平に着きました。松田から東名と圏央道を通って相模原に出るので、5時間半で着きました。
 
近年本当に寒がりになりました。ヒートテックの長袖の上下を着てなんとかしのいでいます。
冬の朝走り出すのが億劫になっています。掛川でも一日おきに走っていました。
昨日は10時ごろから図書館に行きがてら10キロ走りました。
日が高くなってからがいいですね。
 
私は着膨れてのろのろ走り、若い人たちは薄着でスイスイ走っています。
4,5年前からすっかり寒がりになりました。歳なんでしょうね。
まあ、走るだけでもいいか、と慰めています。
 
来る途中富士市で夕陽の当たる富士山が見えました。車を止める場所がなくて止まった時はちょっと遅かったようです。

 
上水の道は落葉がいっぱい、辺りの木々も黄葉が目立ってきました。
植物は秋から冬、歳をとったように緑の葉が黄色や赤に変わって葉を落とします。
でも葉の落ちた枝には堅い芽が生えて、春になればまた緑の葉が繁ります。

 
人間はただ年老いて行くのみです。
お正月はそんな人間に植物的な生のあり方を教えるものかもしれません。
 
この夏6人目の孫が生まれますが、その分こちらは枯れていきます。
若さを保つことは無理でも活動は継続できます。
 
竹細工を習う生徒が増えてきて、大いに刺激されています。
今まで作ってきた手の込んだバッグなどを教えるのは無理です。
もっと簡単で面白いものが出来ればいい。
 
竹細工をやりたい女性たちにはセンスのいい人たちがいます。
今まで軟らかくて扱いやすい黒竹を使って花篭のようなもの編んできました。


写真はわたしの作ったものです。生徒達は技術が未熟なためにそれを崩して、
かえって花籠としては面白いものを作ります。

 
これからは先日伐って持ってきたハチクを使って編むことになります。
 
生徒達が実用的な笊や籠を編んでも仕方がありません。
それは滅びつつあるものです。
でもそれはそれで昔からの素晴らしい工夫に満ちた世界です。

 
私個人はその技術を突き詰めて行きたいと思いますが、それは私の仕事です。

 
生徒達はその技術を活かしながら自分なりの籠を編んでいけばいい。
どんなものが出来るか、楽しみです。
 
私もしばらくは売るということを考えずに籠を編むことが出来ます。
これも楽しみです。
 

晴天続きで寒いですね。

2013-12-02 10:50:05 | 田舎暮らし
今日の夕方小平に帰ります。
21日に来たので12日間の滞在、最近では長いほうです。
寒い日の連続で、昨日の朝は0度、家の屋根も畑も霜で真っ白でした。
分厚い手袋をはめ耳まで覆う帽子を被って走ってきました。
 
このところ怠け心がついて、一日おきに走っています。
今回は薪割りや竹伐り、斜面の草刈り等きつい仕事が多かったので、
走れるだけでも十分でしょう。
 
道下の斜面の草刈りは年1回やります。
ススキやこうぞ類、クズがはびこっています。
普段の生活には差し支えないものの、周囲の人たちが斜面の草刈りをやるので、
私のところだけ草茫々にしておくわけにはいきません。
都会でも家の前の道の掃除をやるように、周りから見ての美観を大切にしなければね。

 
今まで10月11月と2回運んできた松は全部薪にし終わりました。
杉の薪は家の中の薪置き場、松は外に並べています。
まだ小平には車二回分に近い松があります。
薪割りするのは車一台分でしょうか。随分片付きました。

 
草刈り機は刃がぐらついているので買った店にもって行きました。
でもどこが悪いか分からず、持って返りました。
刃と本体の間にビニールの紐をはめ込んだら、ぐらつかなくなって上手く刈れました。
普段はビニール紐を回転させて刈っており、金属刃で刈るのは年1回なので、応急処置で間に合います。
 
竹は教室の生徒の分も合わせて去年より少し多めに伐りました。
12月にもう少し伐るかもしれません。
 
竹を習いたいという人は小平の方が多く、こちらでは少ないのは不思議です。
 
竹籠は中国製の背負い籠や手籠などがホームセンターで売っているので、
自分で作る気にはならないのでしょう。
それに竹細工の記憶は身近にあって、力が要ったり手が荒れたり、
あまりいいイメージはないのかもしれません。

家のそばの紅葉

小平の生徒さん達が作る花かごと同じようなものを、
夏に予定している作品発表会で展示してみるといいかもしれません。
 
クラフトテープには表現力に限度があります。
竹のほうは無限と言っていいでしょう。
 
センスのいい人たちが竹で編むようになったら、どんなものが出来るか楽しみです。
私も頑張らなきゃね。

日当たりのいい我が家