5月30日、やっと山間部を抜けて丘陵地に出てきました。
途中の村のバルに面白い人型の飾り物があり、何人かその前で同じポーズで写真を撮っていました。
前々から同じ宿をとっている人と会うと、一緒に写真を撮ったりします。
パンプローナは人口20万を越える大きい街で、ナバラ州の州都です。かってナバラ王国の首都だけあって、威風堂々とした街でした。ここはバスク人の国でもあります。バスクは独立運動もあって、巡礼の道に「ここはスペインではありません」と落書きのように書いてありました。
この街で絵本作家のO氏は重過ぎる荷物の中からいらないものを小包にして、ここの郵便局からサンチャゴコンポステラの郵便局に局留めで送りました。ここのカテドラルはロマネスクとゴシックを合わせたことで有名です。またこの街は7月の 牛追い祭りでも有名です。スペインの観光地の一つです。
毎朝暗い内から荷物の整理をして出発するので、忘れ物が多くなりがちです。朝早く出ると昼過ぎ早くに宿に着くことが出来ます。そうすると早くシャワーを浴びて洗濯します。このころは洗濯機や乾燥機を利用して洗濯していました。好天続きなので他の巡礼は手洗いして外に干しています。仲間の二人は四国遍路で一時一緒で、そこでは旅館に泊まり洗濯機、乾燥機を使っていたとかで、その方式を続けていました。ちょっと贅沢な巡礼ですね。