竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

やっと秋が・・・・その2 私ってひょっとこ?

2013-09-28 15:18:08 | 田舎暮らし
;今回は薪割が仕事に加わりました。
小平の家で出た松を掛川に運んで薪にします。
運ぶ車がライトバンなので何回かに分けて運びます。
それと7月まで集めておいた間伐材の廃材をチェーンソーで短く切り、
松と同じように割ります。薪は数年分になるでしょう。

カラスノゴマ
 
この頃の楽しみはドラム缶風呂を湧かして火の番をすること。
椅子に腰掛けてじっと炎を見ているいと、心がなごみます。
昔はそれが当たり前のことだったのですね。
 
小学校2年のときに陸前高田から小平に引っ越してきた時、家にまだ竈がありました。
少しはそれで煮炊きもしたようです。その火の番をすることがありました。
風呂も小判型の木の風呂で、やはり薪を使って焚いていました。

 
火を起こす楽しみは今も続けています。
 

昔竈のそばの柱にひょっとこの面を飾る地方があったそうです。
火の神様を祀っているのでしょう。
ひょっとこ、火男、あの口は火を吹いて起こしているところだそうな。

シシウド
 
薪を使って風呂を湧かしたりストーブを燃やしたりするのは、
竹細工という途方もなく古い技術を生業とする人間にふさわしい気がします。
といいがらアイポッドでクラシックを聞きながら走っているので、
偉そうなことは言えませんね。
 
キンミズヒキ

月曜日に小平に戻ります。
長男のお嫁さんが赤ちゃんを連れて戻ってきていますので、
当分の間4歳の孫の保育園の送り迎えをやります。
花小金井駅近くの保育園まで朝は孫を連れて電車で、帰りはジョギング、
夕方はジョギングで迎えに行き、電車で一緒に帰って来ようと思っています。
朝のジョギングはしなくて済むし、薪割りは昼休みにすればいい。
 
教室もあるしボランティアもあり、一週間結構予定が詰まっています。
その合間を縫って色々しなければなりません。
秩父巡礼もいい季節になってきました。

ミズヒキ
 
掛川にいるときが息抜きなのかも。
でも掛川の教室は生徒さんが増えたので、やることがいっぱいあります。
 
秋が深まったら、中途半端に終わっている陸前高田の教室にも行ってみたいのですが、
その暇があるかどうか。
仮設住宅はあまり変っていないようなので、みんなの様子を見に行くかもしれません。

やっと秋が・・・・・その1

2013-09-25 08:54:11 | 田舎暮らし
最近疲れやすくなっていました。
塩分の不足かもしれないと思い梅干を食べたら、元気になりました。
でも無理が利かなくなっているのも確かです。
あと一ヶ月もすれば70、自分では若いつもりなんですけどね。
 
今朝もいつもの道を走りました。
山はまだ緑が溢れているものの、あちこちに秋の気配がしています。


稲刈りは終わり、栗の実が落ちていたりします。
 
青空にかかる雲は秋の雲でしょうか。風も爽やかです。
今朝はイヤフォーンをはずして走りました。
 

考えてみれば音楽を聞きながら走るようになって走りのペースが遅くなったような気がします。

クズ

2年前の夏ごろからイヤフォンでクラシックを聞くようになりました。
毎月遠野への夜行バスの行き帰り、大部屋での宿泊に、眠るための音楽が不可欠でした。当時ヴィヴァルディの音楽が眠りを誘うのに有効でした。
 
オトコエシ

遠野で走るときもそのまま音楽を聞いていました。その頃から走るのが遅くなったような気がします。今だって特に速く走る必要はありません。でもレースも近いことだしね。
少し真面目に走ってみようというわけ。
ヒヨドリバナ

それにここでは川のそばを走るのでいつもせせらぎが聞こえるし、秋の虫やツクツクボウシの声も聞こえます。それを聞かないのも勿体ない。当分イヤホン無しで走ってみます。

イタドリ
 
今朝は?栗の実を拾ったり写真を撮ったりで、やはりゆっくりでした。
マラソンは完走できればいいのだから、こんなものでしょう。

友人が書いた小説、これが面白い!

2013-09-20 11:00:36 | 歴史と人類学
 9月の初め、高校の音楽部時代の友人から、自著の「防鴨河使異聞」が4月に歴史文学振興会主催の「第13回歴史浪漫文学賞創作部門優秀賞」を受賞し、9月に郁朋社から出版販売されるとの通知を貰いました。アマゾンで取り寄せて読んでみるとなかなか面白いのです。
 
 平安朝時代鴨川の水利にあたっていた防鴨河使(ぼうがし)の中級官吏の青年の物語で、台風による洪水や飢饉、疫病など、次々に京の街を襲う災害に対処していく姿が描かれています。
 
 清少納言や紫式部の時代の裏面史を描いて、当時の庶民の姿を垣間見せてくれます。歴史上の実在人物と架空の人物が入り混じって、平安朝に関心がある人には面白い読み物になっています。
 
 著者の西野喬氏は若いころから作家を志し、定年後に研鑽を積んだのでしょう。なかなかの実力です。なにより面白いのです。きっと続編も出ることでしょう。それも楽しみです。
 
 なんだかんだと忙しい毎日が続いて、明日やっと掛川に向かいます。20日ほどこちらにいたので今頃は草茫々でしょう。早速草刈りや松の薪割りをしなければなりません。それに10月27日は大井川マラソン、練習不足なので、これからしっかりやらなければ。
 
 玉川上水には彼岸花が盛りです。台風後キノコが沢山生えています。


松を伐る その2

2013-09-16 16:35:52 | 田舎暮らし

淳さんたちに帰りにちょっとしたお土産を渡したら、

奥様からお礼状が届きました。
 
奥様やエイミーさんについてはジェネシスワンのブログにも載っています。
 
 
一日置いて土曜日に薪割りを始めました。
 
根元に近い一番下とその上の切り株は、持ち運ぶのが容易ではありません。
薪は掛川の家でドラム缶風呂や薪ストーブの燃料になります。

 
そのために掛川に何回かに分けて車で運ばなければなりません。
 
掛川に行くのは20日過ぎになるので、
その前に太いものは割っておこうと思いました。
 
太い幹を割る時には周囲から斧でだんだん欠いていきます。


作業を始めた途端斧の柄が折れてしまいました。
この斧は「切りよき」、といって本来薪割りに使う斧よりは薄く出来ています。
30数年前に隣人から貰ったものです。
 
早速近くのホームセンターに行って薪割りようの「割りよき」を購入しました。
このホームセンターでは斧は売っててもくさびは売っていません。
 
周囲に斧で切れ目をいれ、そこにくさびを差し込んで上から叩いて溝を広げて割っていくので、
くさびは必需品なのです。
 
そこで柄の取れた切りよきをくさびとして使うことにしました。
これがうまく行って、どこでもすぐささります。
後は斧の頭や大きな木槌でたたいてやれば、木が割れて行きます。

 
斧を振り回すのはいつもと違う力が要ります。
ちょっとやるだけで汗びっしょりになります。
それに新しい斧は前のものより重いので調子が狂いがちです。
こんなことで怪我をしてもつまらないので、慎重にやらなければなりません。

 
夕方の運動として毎日少しずつやっていきます。これからの楽しみの一つです。

松を伐る その1

2013-09-15 11:15:10 | 日記
12日の木曜日、懸案の庭の松の木を伐りました。

朝8時ごろ増田淳さんが中学3年の長女エミーさんとアメリカ人の友人のマーティンさんの3人でやってきました。
早速作業の準備に取り掛かります。
松の根元に太いロープをまわし、それに器具を取り付けます。
淳さんが腰に色々な道具を付け、靴の内側に刃がついた器具を足に取り付けます。
ロープを松の幹にまわし、足の刃物を幹に打ち込んで体を支えます。

 
幹にまわしたロープを次第に上げて行き、足も上に打ち込んで行きます。
幹がまっすぐだったので、どんどん登っていきました。

 
天辺に着くと、松の枝に別なロープを結びつけ、枝が直接下に落ちないようにして、
枝を切り落とします。マーティンさんは根元の器具に結びつけたロープを体で支えます。
枝は空中で止まり、それを別なロープでエミーさんが引っ張って、西側の安全な場所にゆっくり下ろします。

 
私と家内、作業を見に来た長女、前の晩から来ていた次男がその枝から小枝を払ったり、松葉を取ってゴミ袋に詰めていきます。
 
こんな風にして枝を全て切り落とすと今度は幹です。

 
幹にまわしたロープと足の刃物で体を支え、じぶんの目の前の切断する幹にロープを結びつけ、チェーンソーの刃を入れます。切断した幹が西側に落ちるように斜めにも刃を入れ、後ろから最後の刃を入れて、自分の向こう側、西側に落とします。ロープで支えられて幹はゆっくり下ろしてゆきます。

 
幹を上から順番に60センチぐらいずつ切断し、高さ7,8メートルになってから根元から西側に切り倒します。この時も幹があらぬ方に倒れないようロープでしっかり西側に引っ張ります。

 
淳さんは事故が起こらないよう常に慎重に目を配り、3人の息がピッタリ有っていました。
 
最後に倒した幹をマーティンさんがチェーンソーで運べる大きさに切断してくれました。
 
エミーさんは中学3年の割には体も大きく明るく受け答えして、しっかりお父さんの手伝いをしていました。
普通なら学校ですが、こうして親の仕事の手伝いをする方がはるかにいい勉強になるでしょう。
 
私たちの社会は学校至上主義に毒されています。それでかえって不登校が多くなったりしています。
職人仕事は中学生ぐらいから始めなければ本物にならないといいます。
 
そうは言っても時代の流れは逆らいがたいものがあります。
でも淳さん御夫妻は信仰の力を支えにそれに挑戦しています。
 
そしてお嬢さんは笑顔の素敵なしっかりした女性に育っています。
 
作業は4時過ぎに終わりました。費用は仕事の危険や作業の大変さを思うと驚くほど安い料金でした。
 
淳さん御一家がこのまま歩んでいかれるよう祈っています。
 

旅への憧れ

2013-09-02 19:09:55 | 旅行
いつまでも暑いですね。
 
日曜日は朝ジョギングして汗をかき、8時から9時半まで外仕事で伸びた枝きりをして大汗、二度も汗をかくと夕方また外仕事をする気にはなりません。

 
おまけに次女が子供を連れてきたので、長男の息子と大騒ぎをして遊びまわり、
それに巻き込まれないよう仕事場で静かにしていました。
 
小平図書館のクラシックはほとんど終わったので、民族音楽のCDを借りました。
トルコの弦楽器やオスマントルコの軍楽隊の音楽、トルコマーチの原型ですね。
 
今日は梅ノ木伐り。
毎年梅がよくなって、梅酒にしたり梅干をつけたりしていました。
秋になったらキュウイや藤棚も伐ります。
だんだん労力をかけないようにしなければなりません。
 
歳をとるにつれて退くことが多くなります。
その分残されたことに集中することになります。
 
最近クラシック音楽に夢中なのも、ジョギングしたり仕事をする際に欠かせなくなったから。
聞けば聞くほどその微妙な美しさに心を捉えられます。

 
読書は夜中に目が覚めたとき読む程度です。
中学時代に夢中になって読破したロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」を読み出しました。
文章が細部にわたって印象的で、こんなに魅力的な文体を持った人だったかと、改めて驚きました。ベートーヴェンの子供時代を模しているとか。
 
ベートーヴェンの音楽は聞けば聞くほど魅力がましてきます。ウィルヘルム・ケンプが演奏するベートーヴェンのピアノソナタ全集を求めてよく聞いています。ケンプの演奏する「悲愴、月光、熱情」のレコードは私が高校時代初めて買ったレコードでした。今はレコード2枚分の値段でCD8枚組みの全集が買えてしまいます。弦楽四重奏も全曲持っています。こちらは図書館で借りたものをPCにダウンロードしたもの。音楽の世界も変わりました。
 
若い頃はヘッセやロマン・ロランに惹きつけられていました。
その影響はかなり受けているかもしれません。
とくにヘルマン・ヘッセの「クヌルプ」を読んで以来、旅、特に徒歩旅行への憧れは今も続いています。特にクラシックの故郷ドイツでの徒歩旅行は今後やってみたい旅です。

 
イギリスにはフットパスという歩行者専用のルートがあり、以前2週間ほどかけて歩きました。ドイツにもそういう道があるといいですね。
 
ボルネオにも行きたい。でも今後行けるのは2、3年先でしょう。
この秋の予定は秩父巡礼だけ。
10月になって涼しくなったらまた始めます。
 
秩父は東京の近くなのにとてもいいところです。
ちょっと別世界の雰囲気があります。