竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

餅つきが終わって。

2009-12-28 19:58:55 | 日記
今日は餅つき、次女の一家は風邪で来れなくて、
長女一家と隣の長男一家が集まって、
にぎやかな餅つきになりました。
 
餡子を餅でくるむのを孫達が大好きで、手伝ってくれます。
今度幼稚園の年長になる女の子は、
ゆがんだ餡餅を作るので、自分で食べるんだよと念をおされています。
 
 
8臼ついたけど男が三人いるので楽なものです。
 
 
餅を搗き終わると、お正月も済んだような気持ちになります。
大きな音を立てるので近所にも配ります。
近所に4人も篭編みサークルの生徒がいるので、
そういう付き合いは大切です。
 
私の役は外回りの庭仕事と、今年は門松に挑戦しています。
勿論本格的なものじゃありません。
竹だけはあるので、それに松と千両でも飾って、
縄で梅結びでも作ろうかと練習中。これが結構難しいんです。
 
家内が31日と2,3日と仕事なので、
元日だけがお正月気分、2日からは一人でのんびり過ごします。

注文の篭が出来た。

2009-12-25 14:18:24 | 竹工芸
 
しばらく前からぼちぼち作っていた、注文の篭が出来ました。
中は花網代編み。
竹の表皮を内側にして編んだので、外側に身の側が出るので、弱くなります。
そこで外側は二重菱四つめ編みをかぶせて、
内側と外側が違う二重の篭になりました。
 
 
四角の箱型の篭を二重にするのは初めてなので、
時間がかかりましたが、
自分でも満足できるものになりました。
 
手放すのが惜しいので、今日からもう一つ編み始めました。
注文の篭は考えながら仕事をしたので、時間がかかりましたが、
方針さえはっきりすればどんどん進みます。
 
 
外側の二重菱四つ目も大きいものは初めてでした。
市松模様のような感じで、気に入っています。
とりあえず注文と同じサイズの篭を作りますが、
いろいろ応用が利きそうです。

あずきばっと。

2009-12-23 12:52:39 | 日記
冬の青空
 
岩手にいた子供時代のおいしかった料理に「あずきばっと」があります。
私の記憶では小豆の甘い汁にうどんやご飯を加えたものでした。
 
ちょっとね、ご飯まで加わるとおいしいかどうか、
そこで昨日はお汁粉に小麦粉を練った、はっとらしきものを加えて作りました。
はっとは「ほうとう」と同じく薄く伸ばして汁に入れるもののようです。
私のやったのは「ひっつみ」、つまりすいとん方式であまり薄くしません。
 
三日月
 
それでもおいしかった。
「はっと」も「ひっつみ」も岩手県南部から宮城県北部、気仙地方の郷土料理です。
 
この地域は特に餅料理の豊富なことで名高いようです。
私の家でも祖母が生きていた頃は、
お正月の三が日は餅ばかり食べることになっていました。
 
細長く刻んだ大根や人参、牛蒡のたっぷり入ったお雑煮、
お汁粉、ゴマだれに餅を付けて食べる胡麻もち、胡桃だれで食べる胡桃もちなど。
大晦日、つまり歳とりの日には特別に、白いご飯で尾頭付きの魚を食べますが、
三が日はご飯は食べないのです。
 
そういう餅文化圏で育った私は餅には特別なこだわりがあり、
今でも毎年臼と杵で餅搗きをします。
 
東京に出て来たとき、岩手から臼と杵を持って来ましたし、
島根に行っても静岡でもそして小平でも、餅つきを毎年繰り返しています。
島根では借りていた寺にあった石の臼、静岡ではもらった木の臼、
小平では静岡で買った欅の臼。
今は長男が中心になってやっていますから、私の死んだ後も続いていくでしょう。
 
奥の地区の門松
 
暮れには子供達が子連れで集まって餅つきをし、
搗きたての餅で餡子をくるんでみんなで大福を作ります。
 
父が出征して生死不明だったため、
祖母と母が餅つきをし、小学校高学年からは私も搗きました。
祖母と母がこだわっていたことを、私もこだわって行きます。
 
田舎とは縁が遠くなる一方で、私の代で繋がりは終わりでしょう。
でも餅つきをやっている限り、祖母や母の想いが次世代に繋がっていくことでしょう

真竹を伐る。

2009-12-20 09:00:57 | 竹工芸
寒いですね。
でもそうとばかり言っていられません。
今朝はジョギング、走り出すと寒さを感じなくなります。
家に帰ると寒い、でも日が当たってくると、縁側は温室になります。
 
ジョギングの帰りに真竹の林に入ってみました。
5、6年イノシシに筍を食べられて新竹が出なくなり、
今ではすっかり荒れています。
でも10本前後は使えそうな竹があったので、
午後はそれを伐りに行きました。

 

イノシシにやられる前は杉の間に真竹が伸び伸びと育ち、
日光も差し込んで明るくきれいな竹林でした。
そばに谷川が流れていて、いつもせせらぎか聞こえています。
ここでの11月の竹伐りは、とても楽しい時間でした。

 

今日は寒々とした一日でしたが、竹は伐り終わりました。
真竹は長いままで火で炙って油抜きをします。
表面の汚れがきれいに取れて、陽に晒すと白い竹になります。
淡竹でも出来ますが、真竹の方がつやがあります。
淡竹は表皮を磨きとって染めたりしますが、
今年は磨きだけのままの篭も作ってみます。
表面が自然に酸化して、10年もたてばいい色になります。
その間色の変化を楽しめます。
篭は10年ぐらいは軽くもつのですから。
この忙しい時代、そんな悠長な・・・
みんなが急いでいます。
でも私が急いだとて、その行き先は・・・・・
ゆっくり自然と人生を楽しみましょう。

テープを巻いてあるのは来年伐る竹。

山村のイルミネーション。

2009-12-18 16:59:10 | 田舎暮らし
4時半家を出て、一般道路を通って掛川へに着いたのは9時半、
いつもの通りの時間です。
図書館に寄り買い物をして家に着いた時は昼近くになっていました。
 
さすがに寒くなりました。こんな日は人恋しくなります。
薪ストーブを焚いて野菜を茹でたりした後で、おでんを作りました。
しばらく味噌汁代わりに毎日食べることになります。
 
夕食後温泉に行きました。
途中川沿いに飾られたイルミネーションを写真に撮りました。
初めは地区の集会所のそばの大銀杏に、クリスマスツリーのように飾っていました。
でも最近はそれを止めて川沿いに飾るようになりました。
川面にイルミネーションが映えてとてもきれいです。
 
村を元気付けようと始めたことです。
ひっそりした中のイルミネーションは、
山村の寂しさを一層増すような気がします。
 
今夜は星がきれいです。
昴が輝き、オリオンも東の空に上ってきました。
明日の朝は一層冷え込むでしょう。

風車がやっと出来た。

2009-12-13 10:29:08 | 竹工芸
しばらく前から時々竹の風車に挑戦していました。
簡単な図があるのですが、クラフトテープでその通りやっても難しい。
初めは12本幅で挑戦、これは上手く出来ました。
そのあと骨を細くしていくとかえって難しくなるのです。
それでもクラフトテープでは完成しました。
でも薄い竹でやると、竹に弾力があるから、
指で押さえていても途中で外れてしまいます。
何度か試して失敗し、いずれまた、と思っていました。

今日細くて薄い竹ひごがあったので、
ふと思いついて水にぬらしてやってみました。
成功!
竹が滑りにくくなって上手く組むことが出来ました。
ビーズのサイズが合わないので大豆を使ったらうまくいきました。
紙の風車は大豆を使っていましたよね。
作り方を知っている人にはなんでもないことでも、
かなり苦労しました。


この風車、30年ほど前、静岡の天竜川あたりのおじいさんが作ったということで、
地元の新聞に載りました。
子供が通っていた小学校の校長先生に、
作れないか研究してみてくれ、と言われたことがあります。
現物を見ても作り方が分からなくて、
あきらめていました。

その後あちこちの土産物屋や民芸品店で見かけるようになりました。
これはもともとは中国伝来のもののような気がします。
戦争で中国に行って、覚えてきた人がいたのかも知れません。

紙は和風の模様の折り紙、とてもよく回ります。
いずれサークルの人たちにもやってもらうつもりです。


教えるって大変!

2009-12-11 20:48:16 | 竹工芸
昨夜は3回目の篭編みの教室が開かれました。
その前の準備が大変で、
コピー機のあるコンビにとの間を何回も往復しました。
 
会は盛会で、メンバーも熱心、私は机をあちこち飛び回りました。
前回からやっているくずかごの、縁作りが結構厄介で、
最後の終わり方が難しく、私の説明も下手で、皆さんに迷惑をかけました。
 
自分でやれるということと、人に分かりやすく説明できる、
ということは違います。
言葉による説明は何回も経験しなければ出来ません。
昨日は私自身が何人かの分を手伝って、
やり方が説明できるようはっきり掴めました。
皆さんに教えながら、こちらはこちらですごく勉強になりました。
 
昨日はボランテイアもあって、大忙し。
私と話すのを楽しみにしている人もいるので、
歌が終わればハイさよなら、とも行きません。
でも喜ばれることは嬉しいことです。
 
 
花網代
 
自分の竹細工も幅決め、厚さ決めの装置を使い出したので、
網代編みが楽になりました。
今頃になってと思わなくもないのですが、
東南アジアのプナン族の網代編みや、
南米でデサナ族の網代編みに挑戦するには、
便利な道具になります。
 
 
彼らはこんな道具は使わないのです。
でも文化が衰えつつある時代の我々は、
時間を有効に使う、時は金なり、という邪まな思いから、
抜け出すことが出来ません。
仕方がないことです。

朝日と富士山

2009-12-06 16:18:11 | 日記
5時半20キロランスタート、空には19日の月が輝いていました。
あたりはまだ真っ暗、でも東の空が少し白んできました。
 
冬の間の楽しみは茜空です。
玉川上水の葉を落とした木々のあいだに、茜色の空が見えるのです。
今日はカメラを持って走っているのでバッチリ、と言いたいところですが、
薄暗い中で撮るので、三脚なしではぼけてしまいがちです。
茜空は明日の朝もう一度撮り直します。
 
 
 
途中朝日が昇るのも見ることが出来ました。
そして富士山、真っ白な姿を見せています。
途中小さな丘の上に金毘羅様がありました。
それについては明日の日記に書きます。
 
 
富士山の全景を見るために、
家の近くに来てから団地の9階に上がり、
踊り場から富士山の写真を撮りました。
 
丹沢山系から富士山、奥多摩の山々が一望できます。
いつもなら東北に見える筑波山は見ることが出来ませんでした。
もっと寒くならなければ駄目かもしれません。
 
19日の月も、模様ごときれいに撮ることが出来ました。
コンパクトデジカメ、なかなか優秀ですね。
 

温泉で満月を見る。

2009-12-03 07:31:46 | 田舎暮らし
近くのならここの湯
 
今夜は満月なので、歩いて10分もかからない日帰り温泉に行ってきました。 
宵の口は満月はまだ東の空なので、ドラム缶風呂からは見えないのです。
 
露天風呂に月を眺めて入りました。 
時々雲が流れて、月が船のように雲の間を進んで行きます。 
 
満月の光を浴びると体中に毛が生えてくる人もいるようです。 
私もせめて頭だけに生えてくれないかと期待しましたが 
どうでしょうか。明日の朝確かめてみます。
 
温泉の入り口には早くもイルミネーションが輝いています。
 
満月とイルミネーション
 
実はカメラを持たずに温泉に行ったので、 
湯から上がって家に戻ってから、 
カメラを持って温泉まで戻ったのです。
 
ご苦労様なことでした。