竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

マラソンと煙の効用

2012-08-29 18:14:54 | マラソン
8月25日の朝から掛川に来ています。
日中はこちらも暑いですが、朝晩は涼しくて、薄い布団だと風邪を引きそうになります。

ナンバンギセル 写真はジョギング中に見た花です。
 
昨年は掛川新茶マラソンと大井川マラソンを走りました。
今年は千葉のアクアラインマラソンにエントリーして、
抽選結果を待っている間に大井川マラソン、筑波マラソンが締め切られ、
おまけにアクアラインマラソンに落選してしまいました。

キツネノカミソリ
 
月の前半は東京、後半は掛川なのでなかなか日程が合いません。おまけに昨近のマラソンブームで、すぐ定員オーバーで締め切られてしまいます。
 
結局12月9日の袋井クラウンメロンマラソンにエントリーすることが出来ました。
東京の教室を一部12月後半に持って行くことでなんとかなりそうです。
 
センニンソウ

エントリーできましたが練習不足です。
最近は毎月200キロ前後しか走っていません。もう少し頑張らねば。
 
キンミズヒキ

このマラソンは20年前自己最高を出した大会です。
それより1時間遅れでゴールできれば、よしとしなければなりません。
 
ジョギングを続けることが私の健康法です。
運動を続けて食事を節制することで、
糖尿病の悪化を防いでいます。

オトコエシ 

ところで掛川での生活でここ数年冬は薪ストーブを焚くので、
煙と無縁の生活になっていました。
でもこれは古家の維持の上で問題があります。
天井の梁に虫が住み着いて、おが屑のような細かい粉を落とすようになりました。
薪でドラム缶風呂を湧かすついでに、囲炉裏でも薪を焚いて、家中を煙でいぶすことにしました。そのおかげでおが屑も落ちなくなりました。
 

田舎の家は囲炉裏が一番ですね。
薪はこの地で手に入る杉などの間伐材や竹、東京の家で出る伐採した木や木の枝など。ダンボールを丸めるといいたきつけになります。
 
前にも書いた糖質制限食、今は朝だけ全粒粉入りパンを食べ、後は豆腐やおからを主食にしています。あんまり厳密に考えず適当に緩めながら続けています。
 
マラソンも囲炉裏の煙も、人間や家が古くなると必要になって来るものかも知れません。

被災地支援活動の変化 その2 魅力的な若者達。

2012-08-28 16:56:55 | エコクラフトの籠編み
18日の下壷仮設にも19日の長部にも、ボランティアの学生さんが助手として参加しました。学生達は夏休み中でかなり長期に遠野に滞在しています。
出発前に前もって作り方の要点を教えるので、ちょっと大変なのですが、参加した人はみんなかご編みに興味を示すので、これもまた自分の仕事の内と思っています。下壷は二人参加で、そのうちの一人が長部にも参加しました。

遠野猿が石川
 
彼は日本人ですが両親と共にアメリカにわたり、自分もアメリカの大学に在学して情報工学を勉強中、今年は短期留学で慶応で勉強し、9月になればアメリカに戻り、将来は大学院に進み、人工知能の勉強をしたいと言っています。

カッパ淵 早朝はいつも静かです。

最先端の科学を勉強する人に、かご編みという人類最古の技能を教えるわけです。現場でやるかご編みはそれ程難しいものではありませんが、かご編みには随所にしっかり練習しなければ出来ない部分があります。

タカキビ(コーリャン)と蕎麦の花
 
長部ではこれが最後の授業になるかもしれないので、最終の縁作りと持ち手作りも彼に教えなければなりませんでした。これが初めてだと大変ですがなんとかこなしたようです。彼もかご編みに興味をそそられたようで、アメリカに行っても周囲の人に教えたいようでした。でもテープの送料がどうなのか、問題は山積みです。
 
ホップ畑

20日は大槌町のカフェ隊に参加し、21日は大船渡のカフェ隊に参加しました。どちらにも他のボランティアが参加したので、前もってかごの講習を行いました。

オニグルミ

現場ではかご編みが好評で、他でも希望する集会所があるようです。大槌町では私が東京へ戻る翌日に、スタッフだけでかご編みの講習会をやるというので、大慌てで夜10時の夜行バスに乗るまえに、8時からスタッフの講習会をやりました。大船渡のスタッフも参加しました。私がいなくなってもかご作りが続けられれば最高です。
 
キツリフネ

来月は17日と18日が陸前高田、19日と20日が大槌か大船渡という日程になります。スタッフでかご作りをやった大槌町はうまく行ったようです。
 
大槌町の海岸にあるヒョッコリヒョウタン島のモデルになった島

15、16日は遠野祭りで鹿踊りも見られるようなので、一日早く行くことになりそうです。遠野に行く最後の機会に祭りがあるのも不思議な縁ですね。

被災地支援活動の変化 その1

2012-08-27 08:29:09 | 被災地ボランティア
8月18日から8月21日まで遠野に行って、被災地でかご編み活動をやってきました。
大学生が夏休みに入っているので、まごころネットは大混雑しているかと思ったら、
それ程でもなく、ゆったり寝ることが出来ました。
大震災から間もなく1年半、状況は変ってきています。

今の高田松原、砂浜が消えています。
 
今回は18日が竹駒の下壷仮設住宅の集会所、
19日は長部地区のコミュニティーセンターでかご作りをしました。
下壷仮設の集会所に行く前に、私を現地まで送って行って、かご編み活動を手伝ってくれる陸前高田のコーディネーターの人から、来月からは同じ活動を続けられないという話がありました。
 
まごころネットの活動がボランティアの減少、現地での自主的活動の進展と相俟って、活動の整理縮小傾向にあることは、少し前から目立ってきました。
私の活動も陸前高田ではコーディネーターの個人的な支援の形を取っており、スタッフの人数が減ってきている中で、私のために人員をさくのは難しいのです。

 
9月17日の下壷仮設での活動は連れて行ってもらえることになりましたが、長部地区での活動は無理ということでした。そこで17日の下壷での活動はその日一回で完成するように、朝10時から夕方4時までということにしました。
 
長部には今回で終わりということを話して、作り始めたかごをその後みんなで自主的に出来るように、難しいところを集中してやりました。でも今回で終わりということは私自身遠野に来て初めて知ったので、前もって材料を切ってもらっていたかごは2回で完成させるつもりのかごでした。それを一回で教えてしまうのは全体としては無理でした。みんなも途中で終わりと言う形になったので残念がっていました。
 

まごころネットに戻ってから長部まで送ってもらう形になれないか陸前高田担当のスタッフと交渉し、東京に戻ってから9月だけは17日下壷、18日長部と連れて行ってもらって活動できることになりました。10月以降は私が個人的に直接陸前高田に行って活動することになります。
 
19日に長部に行ったとき、途中で奇跡の一本松のそばに立ち寄って、あたりの写真を撮ることが出来ました。石を積んだだけの急造の堤防の上に立って海を見ると、まだ松の根や倒木が残され、その際まで海水が押し寄せています。

 

かって7万本植わっていた松林は砂浜から少し離れたところにありました。今は地盤沈下して遠浅の海に面した広い砂浜が消えてしまっています。これを見ると盛り土によってもかっての名勝高田松原を復活させることは不可能です。高田の魅力の第一は高田松原だったので、高田の復興の難しさを痛感しました。

奇跡の一本松のそばにあったユースホステル、かって。ここに泊まったことがあります見る影もありません。