以下の写真は人手不足による機械化間伐の様子です。
抜き伐りではなく、二三本ずつ列に伐って、機械で運び出します。
パーキンソンを病んでいる友人の息子I君が、東京から来ているので、
座卓に合う低い椅子を杉や檜で作ってくれないかと頼みました。
彼は去年一年間、職業訓練校で木工を勉強していたのです。
しばらくは忙しくて出来ないが、年が明ければ毎週土日にこっちに来れるので、
それからなら作れるということでした。
家に来てもらっていろいろ話しました。
前に彼から聞いていたとおり、
杉や檜のような普通の木を利用して、小さな家具を作りたいということでした。
3月の緑の教室展の話をしたら、卒業制作に作ったものなどを
出してもいいということで、仲間が一人増えたことになります。
毎月土日に帰って来て木工をやれば、
そのときに教室も開けます。
友人が考えていた木工教室を彼が引き継げばいい。
山持ちだし製材所はあるし、彼が一番有利な立場にいます。
彼の家と私の家の間に轆轤をやっている仲間がいるので、
帰りにそこによって話をしました。
私たちはみんな友人のことを心配し、I君が戻ってくることを期待しています。
友人は月末に療養型病棟に入りますが、
最近要支援2に認定された奥さんが、一人暮らしすることになります。
でも奥さんの負担が減るので、
ヘルパーさんが入れば一人暮らしが出来るでしょう。
まわりの人たちも応援するはずです。
I君は池袋の夜間教室でヘルパー2級の資格も取ると言っていました。
以前彼のお嫁さんに、私の経験から、
デイサービスでは男性の介護者が歓迎されるから、
資格を取っておいたほうがいいと話していたのです。
友人の家は土地の名家なので、土地の人たちは気軽に遊びにいけません。
I君も、お嫁さんの話ではコミュニケーション能力は少なく、
友人もあまりいないということでした。
彼の父は土地のためにいろいろ尽くしてきたので、地元では特別な人です。
でも息子にはかえって精神的な負担が大きくなります。
でも彼が地元で介護の仕事でもすれば、周りの目が違ってきます。
土地に入っていくには下から入る方がいい。
介護の仕事はコミュニケーション能力が大切です。
そこで高齢者と接すれば変っていきます。
彼は素直な人ですから、きっと受け入れられます。
とても嬉しい一日でした。