6月1日 プェンテ・ラ・レイナからエステッラへ。
この日も畑地帯を歩いています。真っ赤なアマポーラのほかに、もっと大輪の薄紫のヒナゲシもありました。この花はこのあたりだけで、他では見かけませんでした。
木陰でヴァイオリンとアコーディオンの男女二人組が演奏していました。ツィゴイネルワイゼンその他有名な曲を弾いてくれました。楽器に1ユーロ入れてしばし音楽を楽しみました。
昼食に立ち寄ったバルにはこの地方独特のピンチョスというパンの上にサラダや魚などを載せた料理を食べました。
エステッラの教会はとても親切で、ミサの後巡礼を集めて一人一人に祝福してくれました。頭を両手でつかんで強くゆするのです。そのあと記念写真も撮らせてくれました。ミサを主宰する司祭もそっけなかったり親切だったり人によってかなり違います。こんなオープンな人は初めてで最後でした。
宿泊した町で教会があるところではできるだけミサに出席しています。教会や信者、自治体や国がこれだけ素晴らしい道を整備し守ってくれているのです。
ですから安価で安全な道なのです。女性たちも老いも若きも一人で歩いています。追い越すときは必ずブェンカミーノと挨拶を交わします。出会った中で一番若い女性はアメリカから来た17歳の女子高生でした。親もよく出しますね。それだけ安全な道なのです。