竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

友人の病気からの回復。

2009-11-25 06:10:29 | 日記
居尻のイチョウの黄葉
 
掛川に来ています。
町の長期療養病棟に入院している、パーキンソンの友人を見舞いました。
車椅子に乗せられてこれからリハビリに行くところでしたので、
ちょっとしか話せませんでしたが、表情が明るくなっていました。
言葉も軽く出るようになっていて、とても元気そうでした。
この分なら退院も可能かも知れません。
 
去年の夏癌のために余命一年と言われた幼友達がいます。
去年の今頃会いたいと言ってきたので、別な友達と一緒に会いに行きました。
これが最後だろうと思っていたら、その後抗がん剤がよく効いて回復し、
食事療法もしっかりやって、今年の9月には医者から完全寛解
(画像、血液検査上では腫瘍が認められない)と言われたそうです。
 
その後楽しみにしていたコンサートにも参加し(彼はチェロを弾きます)
息子のいる安曇野にも旅行して、徐々に元気になりつつあります。
その内奥さんや犬と一緒に、掛川にも遊びに来たいと言っていました。
 
 
もう咲き出したヤブツバキ
幼友達が二人も亡くなっているので、彼が元気になったことは、
とても嬉しいことです。
 
パーキンソンの友人といい幼友達といい、
現代医学の進歩のおかげでしょうか
この美しい地球で、もう少し楽しく遊びなさい、ということなのでしょう。
 
陽あたりだけが自慢の我が家
 
 

芸術の秋?

2009-11-21 11:59:56 | 日記
 
18日は武蔵野美術大学に小平アートサイトを見に行き、
19日は上野の美術館に「冷泉家、王朝の歌守展」を見に行きました。
この冬一番の寒さと冷たい雨にもかかわらず、会場は中高年の女性の熱気であふれ、
女性の王朝好みにあらためて驚かされました。
 
冷泉家に保存されてきた家祖の俊成や定家の著書や、定家の明月記の原本、
勅撰集や各歌人の歌集等、見事な仮名文字にしばし見ほれました。
 
自分でもたまたま源氏物語を読んでいる最中ですので、
王朝の雅の世界を目の当たりにするようで、
体の底に染み入るような、深い印象を受けました。
 
昨日は天気もよく、玉川上水近くの武蔵野美術大学によって、
学生達の彫刻と子供達の絵を見てきました。
彫刻科の制作室が外から見えて、
そこで学生達が何か作っていました。
 
思い思いのものを作り、思い思いのものを見る、
そんな静かな初冬の日々です。
 
写真はアートサイトの展示です。

久しぶりの青空。

2009-11-15 10:58:43 | 日記
今日は久しぶりの快晴です。
 
ジョギングする道から富士山がくっきり見えました。
 
玉川上水緑道には紅葉する木はすくなくて、
葉を落とす直前に黄葉するぐらい、
それでも落ち葉が散り敷く道が気持ちがよくて、
久しぶりにカメラを持って走りました。
 
 
富士山が家々の間からちょっとだけ見えたので、
もっとよく見える場所がないかと緑道をはなれたら、
近くに広い運動公園があり、
そこからよく見えました。
 
子供時代には学校の行きかえり、普通に富士山が見えていましたが、
見える場所が少なくなりました。
今日見た場所は富士山を見るために、寄り道することになりそうです。
 
多摩地区の住民にとっては、富士山が見えることが、
その日の幸せを占うもとになります。
 
台所の蛍光灯の紐が切れたのを直そうとして、壊してしまったり、
アロマランプを落として割ったりと、不運続きだったので、
きっとこれからは運が良くなるでしょう。
 
中央公園の銀杏

家族で父親の本を自費出版。

2009-11-14 06:54:50 | 日記
今日エコクラフトのサークルに入っている人が、
私が持っているクラフトテープを買いに来て、
ご主人の小説を自費出版した本を持ってきてくださいました。
 
御主人は11年前に亡くなられていますが、生前版下作成をなさっていて、
私たち夫婦はそれぞれ、個展の案内状の版下を何度か作ってもらい、
家内は自分の父親の自分史の本を、製版、印刷してもらいました。
 
御主人は作家志望で、井伏鱒二を尊敬し、
純真な文学青年がそのまま歳をとったような人でした。
お金を取るのをいつも申し訳ながっている人で、
以前人にだまされたことがあると語り、
奥さんや家族は大変だなと思わせました。
 
没後11年、ご主人の作品をまとめて今年の9月出版なさいました。
挿絵は長女と長男が担当し、家族が協力して出来上ったようです。
装丁を見るだけでも、心がシンとするような、清らかさをたたえた本です。
 

以前版下をお願いする電話を掛けたとき、亡くなられたと知りました。
以来全く関わりがなかったのですが、
奥さんがエコクラフトのサークルに参加なさり、
初めて版下作者の奥さんだと分かりました。
これも不思議なご縁です。

第二回エコクラフトサークル。

2009-11-12 19:34:07 | 竹工芸
昨夜小平市の中央公民館工作室で、
「籠を編もう」エコクラフトから竹まで、の二回目の教室を開きました。
10月の第一回は台風の前日で雨模様、
昨夜も雨、毎回雨にたたられています。
でも出席者は多く、盛会でした。
今回から会費を1000円いただくので、こちらも大変です。
 
前回と今回の製作品の説明のコピーも配って、
一人でももう一度作れるようにしました。
本当はいくらでも出版されている本で勉強しても、
エコクラフトの籠は作れるのです。
 
それなのに1000円もいただくのだから、
本にのっている作り方をコピーして渡し、
難しいところを教えると言う形をとらざるを得ません。
だから難しいものに挑戦することになります。
 
使えるものを作るということも私の大方針なので、
作るものも限られてきます。
 
今回は前に日記に載せたくずかご作りです。
 
要点は
①円形の平面を作る菊底のやり方、
 
②二本縄編み、
 
③縁の処理としての、4目進んで3目もどるやり方。
竹細工では「ヨメニイッテモドル」と呼んでいます。
 
今回は縁作りまでは行かなかったので、縁は次回。
 
次回時間が余れば、五つ目編みのくす玉づくりと、
その次の製作のための六つ目編みの練習。
その他、いくつかの紐の編み方を加えてもいい。
そんなことを予定しています。
 
月一回、たった2時間の教室なのに、
出来るだけ分かりやすく、かつ高度なものを教えるための
準備も必要です。
教材のコピーとか、ちょっとした模型とか。
カリキュラムを考えて、いろいろな技術が順序良く身につくようにしていく、
これって、私自身の勉強になりますね。
今ここで苦労していけば、それがみんな自分の実になる感じです。
 
お金をもらいながら勉強できるって、すごいことです。
 

障害を持つ子供達の絵に見入って。

2009-11-09 19:21:39 | 日記
 
玉川上水の緑道沿いで、障害をもつ子供達の絵を展示しています。
百枚以上あり、毎朝それを見るのが楽しみです。
 
 
意味がつかめないけれど、自由な色彩感覚と造形が、
なかなか面白いのです。
 
走るのをやめて思わず立ち止まるので、
走るのが一層遅くなります。

秋のすがすがしい朝、絵を見たり、老木の幹の表情に見入ったり、
気持ちのいい時間です。

大井川マラソン

2009-11-06 12:47:36 | 日記
11月1日、第一回大井川マラソンに参加しました。
河川敷の森
 
レース中は天気がよくて暑いくらいでした。
制限時間は7時間のため一応完走しましたが、
タイムは今までで最悪、ちょっとつらくなると歩いて、
それを何度も繰り返して・・・・・
私マラソンに飽きちゃったみたいです。
 
去年私は二つの目標を立てました。
フルマラソンを3時間台で走ること、
100キロマラソンに挑戦して完走すること。
 
去年から今年に掛けて二つの目標は達成しました。
じゃ、あとはどうする?
 
ひたすら練習してフルと100キロにもっといいタイムを出す?
6月のサロマ湖100キロでの途中棄権、
今回のフルマラソン、
どちらも余力があるのに頑張れなかったんです。
 
頑張って走るのがいやになっちゃった、
野の草花の写真を撮ったり、木を眺めて歩く方がいい。
そういう時期に来たんですね。
今の毎朝のランニングが、レース向きのトレーニングじゃないのです。
 
コスプレで参加した二人、完走していましたよ。
 
レースは東京マラソンが最後になります。
最後に素敵な舞台が
待っているなんて、運がいいのでしょうか。
レース後休息する人たち。
 
外は激しい雨、温泉につかったので今夜は早く寝ます。

熊が出た!

2009-11-05 09:03:10 | 田舎暮らし
冬イチゴ
 
私は気がつかなかったのですが、今朝緊急無線放送で、
原泉小学校の近くに熊が出たから、
注意するように、という放送があったそうです。
小学校はここから2キロ先、私の子供達も通っていました。
 
昨日はもっと下の、同じ道沿いの地区で、一昨日はその近くでと、
ここ数日熊出没が伝えられているようです。
日課になっていいるパーキンソンの友人を訪ねて知りました。
私はテレビもないし新聞も取っていないので、地元のニュースに疎いのです。
 
一昨年あたりからもっと奥の、山を一つ越えた地区に、
熊が出た、という話がありました。
以来ジョギングの際は山の林道を走るので、
熊よけの鈴を鳴らして走っています。
 
ヤマハゼの紅葉
 
今回の熊騒動は私が来たちょうどその日に下で起きました。
陶芸家の友人の家に遊びに行ったら、
近所に熊が出たので、テレビ局が取材に来ているということでした。
そのときは慣れない人がカモシカと見間違えたんだろうと、いう意見が多かったのです。
 
でもここ数日だんだんこちらに上って来ています。
 
実はこの数日、ジョギングで林道まで登るつもりで走っていて、
ふと気がつくともっと前でUターンして道を下っている、
という奇妙な経験を二回しています。
 
こんなことは今までになかったことなので、
無意識に熊が出ることを予知して、引き返したんじゃないか、
と考えたりしました。歳のせいにするのはいやなものですからね。
 
でもこんなに近くまで熊が出ているとは知りませんでした。
昨日は一人で竹やぶに入って竹を伐っています。
これからはラジオを持っていって、かけながら仕事をすることにしましょう。
 
ヒキオコシ