以下の写真は巡礼路の印象的な花の写真です。
私が日本に戻って5日後、友人が帰ってきました。5日間パリに滞在して美術館巡りをし、将来もっと長くパリに滞在して美術学校に通うことを夢見ていました。
でも実際は人が多すぎて、とても静かに美術館巡りをするような雰囲気ではなく、もう大都会はたくさんという気持ちになって帰ってきたそうです。実際スペインの村々をのんびり歩くのとは雰囲気が違いすぎます。巡礼路に慣れた身にはパリは別世界、とてものんびり出来る場ではありません。
数日前、巡礼の前半で知り合った韓国人の若い女性が8月の下旬に日本に来るので一緒に会うことになりました。彼女は小学校の教員を目指して今浪人中、とても元気で温かい心の持ち主なことは分かっています。友人が帰国してから自分の絵本の韓国語訳を送ったりしているのでしょう。初めは彼の野尻湖にある別荘に滞在し、私が掛川から小平に帰るころの31日に小平に来るとのことでした。
我が家に来るとしたら、小さい貧しい家ですが、夫は竹細工、家内は人形作りをやっている、そんな家に来て仕事場を見るのも一興かもしれません。
我が家に来てから平櫛田中館を訪ね、上水沿いの小道を津田塾大あたりまで歩き、家に戻って小さいクラフトテープの籠を編んだり、棕櫚の葉でバッタを作る、そんな計画を立てています。
彼女は小学校の先生になるつもりなので。子供たちにもできるそんな作業を今体験するのもいいことではないかと思っています。
それにしても友達が積極的に彼女をもてなそうとしている心に感心します。彼はいつもそのようにして自分から人をもてなしています。自分が若いころいろいろな人の世話になったので、そのお返しを若い人たちにしたいということのようです。
私も早くからいろいろな人の世話になって今に至っています。でも彼のように他の人にそれをお返しするという気持ちにはなれませんでした。でも私もいい年になっています。これからは彼に倣って世間の人達にお返しをしなければならないなと思うようになりました。
そのうち飛行機で会ったドイツ人とのハーフの女性にもメールを出してみようと思っています。この年になると人とのつながりが大切に思えてきます。