竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

リンドウの咲く道

2017-11-25 20:03:30 | 山野草

このところ朝が寒いので日中走ることが多くなりました。

暖かいし紅葉もきれいだし気持ちよく走れます。


昼間だと、朝にはまだ開かないリンドウの花がきれいに開いています。

 


夜になると花びらを閉じ、日中にまた開きます。


紅葉もきれいですし、冬イチゴも赤い実をつけています。
子供たちがいたころはケーキの上に冬イチゴの実を飾りました。

今この辺の山はスギやヒノキが植わっていていつまでも緑です。
でも急斜面などに自然林が残っています。
そんな山は赤や黄色が入り混じってとてもきれいです。

今のように植林がなされなかった頃の山は
春は桜と新緑で、秋は木々の紅葉や黄葉で季節ごとにとてもきれいだったことでしょう。


葛布と日本の自然布展 浜岡カントリーホテル

2017-11-21 06:38:10 | 田舎暮らし

昨日は磐田に住む友人に誘われて、
浜岡カントリーホテルに自然布の展覧会に行ってきました。

メンバーはかって織物をやっていた古くからの友人の女性と、
その友達の女性で織物や手つくり品に関心を持つピアノの先生、
二人とも優雅に和服を着こなして来ました。

浜岡カントリーコースはゴルフコースとしては有名で、
ホテルは丘の上にあり、お城のように見える建物です。



そこの3階のカルチャーフロアーで開かれていました・
掛川は昔から葛布で有名でかっては輸出産業として栄えていました。
今では人手がかかる葛の苧を作る人がいなくなったことや、
需要の変化で3軒の葛布問屋が残っているだけです。



自然布としてはアイヌのアツシや越後上布、藤布、楮の布、


沖縄の芭蕉布、宮古上布など日本にはいろいろあるのですね。

芭蕉布

そういう布を今でも守り続けている人たちには敬意を表します。
私も竹細工という一般には消えゆく仕事で苦労しているものですから。

帰りに御前崎の磯料理の店に寄りました。
刺身定食を食べましたがサザエのつぼ焼きや煮魚がサービスとして出され
安くてとてもおいしい食事でした。
こういう店は女性たちが詳しいですね。

道沿いに大きな赤い鳥居があったので立ち寄ってみると、
遠州の伝説に名高い桜が池でした。


自然にできた丘の上の池で、古木に囲まれた神秘的な池でした。
そこには竜が住むと言われています。

一日あちこち走り回って楽しい思いをしました。


林道を走る。

2017-11-19 21:58:48 | マラソン

今日は昨日とうって変わって上天気、気持ちのいい朝です。
いつもは私一人が走るのに、今日は自転車やバイクで林道を走る人たちに会いました。

八高山に登る人たちもいるようで、登山者用の駐車場には数台の車が並んでいました。



山道は野菊の花盛り、白いリュウノウギクや青いノコンギクが咲いています。


リュウノウギク

ノコンギク

クサギの花も咲いていました。



林道の途中に小さな祠があります。
地元の人たちが大切に守っているようです。



16キロコースですが山道に近いので平地を走るより時間がかかります。
でも気持ちのいいジョギングでした。


森町で真竹を伐る

2017-11-18 15:41:50 | 竹工芸

15日から掛川に来ています。
昨日の17日は森町の山で真竹を伐りました。
私家の近所では真竹はイノシシに筍を食われて全滅、
淡竹(はちく)には花が咲いて枯れて来ています。
静岡県全体で淡竹に花が咲きだしています。

森町に住んでいる知人に真竹がある場所を知らないか尋ねたところ、
森町で陶芸をやっている暁雲窯の鈴木景山氏のそばに真竹があると教えられました。

知人と一緒に景山氏を訪ね、氏の案内で竹藪に行ってみた。
車道のすぐ脇の山で、車道から脚立をたててすぐ登ることが出来ました。

登っていくとあるある、七寸ほどの太い真竹が何本も生えています。
とりあえず4.5本伐ってみると、二間ほどの長ささで2本とれます。
真竹は節と節の間が長いので、使える部分が多いのです。



3時頃までに10本伐ったので、今年は十分。
竹を道までおろして車に積むまでに2時間近くかかりました。

鈴木さんも自分の使う竹を一本伐っていたので、
一緒に運ぼうと思っていたら、軽トラで来て自分で積んでいきました。
ついでに私の竹の残りも山から下までおろしてくれたので、
とても助かりました。

竹代は山の持ち主はいらないと言ったそうですが、
私は商売に使うので5千円置いてきました。
小平にも竹材店がああり、そこで聞くと7寸前後で一本4000円ほどするので、
そこで買うよりは相当安いのです。
でも重い竹を伐ったり下におろしたりするのは重労働で、
この歳になるとこたえます。



車もこたえるようで、急ブレーキをかけたりすると荷が動くので、
ゆっくりしとやかに走って家に戻りました。

疲れましたが人の親切に触れて、とても気持ちのいい一日でした、
森町の知人や暁雲窯の鈴木景山さんには感謝です。


素晴らしい運慶展 東京散歩 22

2017-11-09 21:03:52 | 東京散歩

今日は従兄と一緒に上野の東京国立博物館でやっている運慶展を見に行きました。
上野駅を出ると中高年の男女が同じ方向に歩いて行きます。

人ごみの中から運慶展という言葉が聞こえます。
人々がどんどん博物館の中に吸い込まれていきます。
中に入ると大行列、最後尾につくと45分待ちという標識が出ていました。

それでも若冲展では2時間半待ちでしたからそれに比べれば・・・



運慶の彫刻はすごいものでした。
父の康慶の仏像も立派なものでしたが、
運慶はまた特別、剛毅な体躯と繊細な指使い、
あきれるほど見事なリアリズムがあります。



何よりも一見に如かず、平安から鎌倉への時代の深いところでの変化を象徴するような仏像群でした。

その後モミジの名所でもある六義園に回りました。


ここはまだ1,2週間早いのでしょうか


いまいちでした。