miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

直近はナシです… コロナめ!

No.310 「クリエミュージカルコンサート M.クンツェ&S.リーヴァイの世界」

2010年06月24日 22時52分14秒 | 過去の観劇記録
2010年6月22日(火) ソワレ シアタークリエ 11列 27番

ACT1 「マリー・アントワネット」より
1779年 カリオストロ=山口祐一郎、ボーマルシェ=山路和弘
もう無くすものもない アンサンブル
ご覧 王妃を アンサンブル
すべてはあなたに アントワネット=涼風真世、フェルセン=今拓哉
100万のキャンドル(日本語) マルグリット=笹本玲奈
流れ星のかなた(日本語) マルグリット=笹本玲奈、アニエス=シルビア・グラブ
幻の黄金を求めて カリオストロ=山口祐一郎
お望み叶えて ラパン夫人=鈴木結加里、アンサンブル
神は愛してくださる アニエス=シルビア・グラブ
愛したことだけが マリー・アントワネット=涼風真世、フェルセン=今拓哉
もしも鍛冶屋なら ルイ16世=石川禅
みんな狂ってる ボーマルシェ=山路和弘
恐怖政治 マルグリット=笹本、ボーマルシェ=山路、オルレアン=KENTARO、ロベスピエール=中山昇、エベール=竹内耕、アンサンブル
ILLUSION-或いは希望- カリオストロ=山口祐一郎
心の声(英語) マルグリット=サブリナ・ヴェッカリン、アンサンブル
苦しみの彼方に(独語) フェルセン=パトリック・シュタンケ、マルグリット=サブリナ・ヴェッカリン、アンサンブル

1幕は東宝ミュージカルファンから酷評だった「マリー・アントワネット」からのメドレー。本公演と同じ衣装着用。山路さんが司会進行。
これは東宝の策略にまんまとハマった感(笑)だってナンバーは良いんだもん。この評判を受けて、再演したいんだろうな…って思った。
3回位しか観てないのに良く覚えているもんだ。
玲奈ちゃんの「100万のキャンドル」はマルグリットに成り切ってたなー。
シルビアさんのアニエス。歌は、この急ごしらえの中なのに流石の上手さだけど、土居さんのアニエスにあった抱擁感というか、包み込まれる優しさは無かった。
禅さんのルイ16世が切ないっ!
祐サマはクリエを壊しそうな勢いでした(笑) あの腕が…「ハ」の字に構えられると、どうしてもツボってしまうorz
「恐怖政治」KENTAROさんのオルレアン公が以外とイケてる~
で、今回のコンサートで一番拍手を貰っていたのは、サブリナ・ヴェッカリンさんとパトリック・シュタンケさんである。
サブリナさんは「心の声」でハダシで登場。ものすごくパワフルなのに、表現力が豊かで、玲奈ちゃんが霞んでしまった。
パトリックさんは横も縦も大柄な人で(爆) 赤いベルベット調のスーツを着て登場。声量がスゴイ。祐サマも凄いけど、また違った感じ。

ACT2 「エリザベート」「モーツァルト!」「レベッカ」より

2幕は司会が武岡淳一さんに代わり、非常にソツない進行っぷりを発揮。
オケメンバーと指揮の西野さんはTシャツに着替えていました。
キャストはドレスやスーツ。

「エリザベート」
夢とううつの狭間に エリザベート=一路真輝
私が踊る時 トート=山口祐一郎、エリザベート=一路真輝
ミルク ルキーニ=今拓哉、アンサンブル
夜のボート エリザベート=一路真輝、フランツ=石川禅

4年降りに一路さんを拝見。茶色っぽいドレス。少しふっくらしたかな~。歌声は健在だった。「夢とううつ~」は2001年以降封印されちゃった名曲。なんとも歌詞が意味深というか(私的な思惑がウロつく)。一路さんは、歌い終わったあと、涙ぐんでいた。どうやら私生活でも「夢とうつつ」を行ったり来たりしているらしい(汗)
今さんのルキーニ! うひょー。アクが強いな~。
「夜のボート」も良いよー。一路さん、まだシシィ出来るんじゃないかと、ふと思う。

「モーツァルト!」
モーツァルト!モーツァルト! コロレド大司教=山口祐一郎、ヴァルトシュテッテン男爵夫人=涼風真世、アンサンブル
神よ、何故許される コロレド大司教=山口祐一郎
星から降る金(独語) ヴァルトシュテッテン男爵夫人=サブリナ・ヴェッカリン
僕こそ音楽(独語) ヴォルフガング=パトリック・シュタンケ
愛していれば分かり合える(独語) ヴォルフガング=パトリック・シュタンケ、コンスタンツェ=サブリナ・ヴェッカリン

祐サマの「神よ、何故許される」クリエ揺れたぞ、絶対。
サブリナさんの星金も素晴らしかったし、パトリックさんの「僕こそ音楽」は、日本版キャストの井上くん&中川くんとはヴィジュアルが全く違うけど、本当に上手でした。
だけど、ここはやっぱり「愛していれば分かり合える」じゃないかな。今まで聴いてきたのは何だったのだろう?と思う位。日本の舞台でも、ここまでとは言わないけど、もう少し「歌えて表現できる」人をキャスティングして欲しい。

「レベッカ」
レベッカⅠ ダンヴァース夫人=シルビア・グラブ、アンサンブル
何者にも負けない ダンヴァース夫人=涼風真世
レベッカが歌う ダンヴァース夫人=シルビア・グラブ/涼風真世、アンサンブル

なんとシルビア&涼風のWダンヴァース夫人が同じ舞台の上にいるという。ここだけは2人とも本公演衣装着用。
涼風ダンヴァース夫人は初見。「何者にも負けない」を聴いて、まぁ大丈夫かな~と思ったけど、次の「レベッカが歌う」でシルビアさんと一緒に歌うと… 涼風さん、ゴメン負けてます。

「エリザベート」
闇が広がる トート=山口祐一郎、ルドルフ=石川禅、アンサンブル
私だけに(日本語) エリザベート=一路真輝
最後のダンス トート=山口祐一郎、アンサンブル

またエリザに戻って、史上最高齢(?)ルドルフ、禅さんと祐サマ閣下の「闇広」です。
禅さんルドルフに成り切ってるー!! 歌も祐サマに負けてない(というか勝ってる?!)
客席も大いに沸きました。 歌い終わった後、祐サマの胸ポケットから何やら小さな光る物体を取り出し、禅さんに渡していました。
「最後のダンス」は祐サマも西野さんもノリノリ。歌い上げたー!!って感じです。
その後、祐サマと武岡さんの、ゆる~~いトーク。祐サマの発言はイミフです(笑)客席が一瞬シーンとなったのは言うまでもない…(-_-)

「モーツァルト!」
影を逃れて 山口、一路、涼風、パトリック・シュタンケ、サブリナ・ヴェッカリン、アンサンブル

ラストは「モーツァルト!」の「影を逃れて」。サブリナさんは日本語で歌ってたみたいだけど、パトリックさんはドイツ語でシャウトしてた。すごい迫力。

カテコで禅さんが誕生日と紹介され、先ほど祐サマが渡した小さな発光物体を持った禅さんを囲み、キャスト全員と客席、オケも合わせて「ハッピーバースデー」を歌いました。

22日公演は録画用のカメラが入っていたので、DVDを出す気なのか、ただの記録用なのか。

近年まれに見る競争率のチケットでしたが、運よく取れて行くことができました。
会社を早退してでも行って良かったと思います。非常に満足したコンサートでした!!