全日本選手権

３連覇を成し遂げた萩原、しかしタイムが遅い、なんと平均時速が４０ｋｍを割り込んでいるではないか？風は確かにきつかったが、車の速度計は４０ｋｍを割り込む事は無かった。
最高速は５０ｋｍ出ている、５５Ｔ×１４が回っていたはずなのに？
でもストップウォッチは２３分１６秒、どう考えてもおかしい、萩原自身、感覚で走る練習を重視している、だからこのタイムの異常さに戸惑いを感じていた。
レース後何度もペースの話をして、私そんなに遅かったですかと言う？
そんなはずは無い、５５Ｔ×１４Ｔを向かい風の中踏んでいるのだ、そんなに遅いはずは無いが時計は嘘をつかない。レースも終わり、一人冷静にレースを振り返り始めて、ふと気になることが頭をよぎる、そこで２位の豊岡、そして川崎監督とも話した。
何時もと違う、折り返す場所が遠かった事に何人が気がついた事か？練習で何度も計測し、折り返す場所はわかっている、レース中、あれここじゃ無かったかなと思ったが計測員がいる所をＵターンした。実際には８００ｍ以上手前にあるのだ。
俺は、１ｋｍごとのラップタイムを計測していたし、計測地５ｋｍ、車のメーターを確認した時の誤差はほんの少し、だが７，５ｋｍで折り返す萩原のタイムの予測が、異常に速かった。そしてこの時点から車のメーターがおかしいのだろうと自分も思い始めていたのだ。
そして終盤、距離計と計測タイムが合わなくなる、何度も車の速度を確認しながら、メーターで刻む距離とラックを取っていった。車のメーターでいけばゴールのはずなのに、ラスト１ｋｍの看板が見えない、ゴールが遠い、ゴールタイムは予測より３分ほど遅いじゃないか？タイムに納得いかないがまさか間違いあるなんて考えもしなり、だがどう考えてもおかしい、レース終了数時間が経ち、距離を実際に測るとやはり１．６ｋｍほど長かった。
来季は距離が長かろうと平均時速をあげてやる、最高の機材も惜しみなく投入してやるぞ。

はちゃめちゃの

証券会社の営業マンが菓子折を持ってやって来た。
俺をメタボにする気か？なんやらリラや、なんやらドル、なんやらというが、今俺の頭の中はそれどころでは無いんだぜ、任せるから勝手にやってくれ。
そういえばユーロも安定してきたし、でも元は強いしな、うかうかしてらねんか？でも思うように行かないのが人生だ。
おもろいやないか？勝負したろか？
もうこんな時間？ビール飲んで、ソファーに座った瞬間、思い立ってメタボ解消にローラーに３０分しがみついたぜ。
大汗かいて、喉が渇き、ビールを飲んだら美味いぞと悪魔の誘惑があった瞬間に、娘から電話があった、ロランギャロスでの出来事、でも俺の頭はそれどころでは無い、先の事を準備するのが大変なのだ。明日かけてこい。
そういえばリモージュ、親戚があったんだ、でもバカンスの時期か？シャー無いな、目が冴えたじゃねーか、琥珀色で谷間の意味を持つ酒を飲んで、ペンギンが住む部屋でカチカチになって限界まで冷やしたる。でも明日は早い、寝るぞ。

アレルギー

花粉の時期は過ぎたはずなのに、調子悪いぜ。
どうにかならんもんか？

久々に

昨日の夕方、今日は仕事しないぜと酒を飲んだ。
忘れ物を取りに来た小娘が、大丈夫ですかと声をかけた時には、焼酎のハーフボトルが２本あいていた。
ボトルを抱いて又熱く語る前に帰らせた、今日は俺、一人で飲むと決めたからだ。
その後、嫁さんがも飲むの辞めたらと言いだし、素直に聞きとめた後、後記憶が無くなった。
それから数時間後、寒さで目が覚めた。
ここから寝れなくなり、仕事をするが今一つはかどらない、当然まだ酒が残っているからだ。夜が明け、自転車に乗ろうかと思ったが気が乗らない、疲労こんぱい。
朝からＴＴバイクの最終調整に何時間も取られる、なぜかメターが動かない？
夕方健康の為に自転車に乗った、体が宙に浮いた感じで走っている感じが無い、自転車は軽快に走らないと面白くないものだ。
その為にはメタボ化した身体に刺激をいれなくてはいけないと真剣に思った。

がばいじーちゃん

おいもまだまだひよっこバイ。
ある所で出会ったじいちゃん、何と犬までじいちゃんそっくり。
犬の種類はビーグル、でも顔はビーグルでは無い、外人顔で見れば見るほど、じーちゃんそっくりたい。
犬も悟りを開くと顔が人間に近づく？
あそこまで犬をそっくりに出来るとは、ただもんじゃなかとよ。
風のように現れ、空気のように同化して俺等の中に溶け込んでいた、まさに仙人の域に到達している。
そんなじいちゃんに名前を聞くと、犬の名前は忘れたらしい、そういえばおいだけで、全然名前は呼んでなかった。
犬も雰囲気で行動してるし、さすが仙人。
でも俺等が去る時には寂しそうな目を向けていた。
じいちゃん又来るバイ、おいは来るというと来るとよ。
それまでに修行しとっけんね。

内間優勝

内間康平から優勝報告の電話があった。
昭和の男野口がも２位、隼人も、伊藤も上位に食い込んだ。
遂にきたか内間、これで優勝の味を覚えたな、その感覚忘れるな。
そして、勝てといわれたときに勝てる男になれ。
その為には、どんな逆境にも耐えろ、そして激しい練習に励め、鍛えるのは肉体だけではないぞ、精神も極限まで鍛え上げろ。
そして俺の目の前で優勝してみろ、だが忘れるな休養も大事だからな。

キャンル

口蹄疫で揺れ動く九州、知り合いの兄貴の農場も時間の問題かもと言っていた。
そしていくつものイベントがキャンセルされていく、もちろん自転車レースもだ。
先ほど友人から飛行機のチケット、キャンセルがきかないからとりあえず九州に行きますと連絡があった。
用事もないのにはるばる九州か？俺もホテルの予約をしていたからキャンセルの電話を入れて、予定が大きく変わった。ここ数日予定の変更が二転三転。
しかし俺は干拓にいかなければならないから、ついでに牧瀬を九州の田舎に連れて帰る、でも最寄駅まで。
萩原は男子のレースを走らせようと考えていたがキャンセル、でもここは問題なし。
萩原は孤独な練習が始まるからだ、ＴＴの練習は相手を必要としない、しかし選手にとって一番嫌な練習だろう。
数日でバイヲポジションを完成させたのち、広島に選手を集合させようと思ったが、都合がつかずキャンセル。