九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

パンク

2009年06月22日 08時43分42秒 | Weblog
パンクで終わった実業団レースは一体何人パンクしたんだと思うほど多かった。
パンクした選手が何人も道路の左に立っている、それを見ながら走っていると俺の前輪がパンク、交換を待つが一向に来ない。このままリタイヤか思っていたらバイクが現れた。
交換した車輪で走りだすが空気圧が足りない、ダンシングすると自転車が重い、下りはただ恐怖あるのみ、ここからホームストレッチは5kmも先、落車しないようにそーっと静かに走るのみ、そして何とかホイルを借りて走り始めた、スピードエースさん有難う。
その後はひたすら個人TTのようなものだが余り遅れると降ろされる危険があるために速く走らないといけない。
オッサンは普段使わないギヤにシフトした。限界走行に切り替えた心臓は爆発しそう、でも速度は落ちない、ラップタイムは19分台、行けるじゃんと思いながら最終の坂を登っていると更にパンク、そのままゴールまで走って完走。
少しは走れる感覚が戻ってきた感じがする大会でもあった、余りの調子の悪さに走るのやめようか思っていただけに成果は十分だった。
ロード競技何十年も走って途中降ろされたとか集団から切れた経験が無い俺は昨日のエリートレースを見て何か変な感じを受けた。
でもパンク多かったな。

20分台で登ったぞ

2009年06月19日 14時51分55秒 | Weblog
鍋谷峠、大阪と和歌山を結ぶ峠だが、以前は頂上付近は未舗装だった。
その頃から比べたら道はなかり綺麗になる。
1980年代後半に完全舗装されてから、選手としてバリバリ走っている時は毎日のようにこの峠を越えて練習に行ったものだ。
当時軽く話をしながら登っても18分台で登っていたのが、年を重ねていくたびにタイムが出せなくなって行く。
当時走っている時の景色の流れは速く、21kmから24kmで進んでいた。当然ギヤも重かった。
そして今年初めに久しぶりにタイムを計測したら28分台、2ヵ月後には26分台と一応練習の成果が出てきた。
今日は数ヶ月振りにタイムアタックを試みる、最初から速度は遅いがタイム短縮だけを考えてひたすら時計との戦い続ける、落ちる速度を何とか維持して20分30秒、大幅にタイムを更新した。
この体調では上出来で、も少し体調が上がれば18分代後半は出せそうな感じだった。

摩天楼

2009年06月18日 22時00分05秒 | Weblog
北新地に久しぶりに行った。
そこらへんで飲むつもりだったのでスーツは着ていない、何となく夜の街に似合わない格好での新地は昔も今も客足は途絶えない夜の街。
ぎらぎらに輝くネオンと何かを狙う目、人間の生きザマが何となく見えるような気がする。少し不思議な世界で夢物語のような世界がそこにはある。
夜も更けるころ、昔より少し人並みは少なくなったような気がした。
何十年振りの北新地を歩けば、昔の事が走馬灯のように頭の中で蘇ってくる。
特殊な空間が時の経つのを忘れさせ、気がつけば夜明け前だ。今日は10時間ほど飲んでる事になる。
ここまで飲むとアルコールが体内で燃え出して異常に体が熱くなる、熱くて寝れない、でもとりあえず帰れないからホテルに直行、1時間ほど仮眠して電車に飛び乗る。早朝の電車で方向が違うと客足は少なく、これまた変な感じだ。



親鳥飛来

2009年06月18日 19時44分58秒 | Weblog
親鳥が金剛の山を超え爆音と共に飛来した。
そして俺の腰をボキ、ボキと音を立て直して飛んで帰った。
午後軽く走りに出るために自転車にまたがった瞬間、体が真っ直ぐになっているために変、今まで狂っていたからよけい変。
走り出すと足が押される感じがあり軽いが、次第にだるさが出てきた。
そして腰の痛みは引いた、このまま一気に直ってくれと言う感じだ。


今日も乗った

2009年06月17日 15時21分14秒 | Weblog
何と3時間、80kmも走った、というか走らされた。
サイクリングロードを北上していると、小娘があれですか事件現場はと聞く。
そうだ。
そこから十三峠を目指す。
強かろうが弱かろうが今までここで苦しい練習をこなしていたので、身が竦む感覚に襲われる、まさに恐怖の十三峠を登るのだ。
さすがにきつい、今日も不調の波から当然脱出していない、諦めたいが小娘が追走しているので踏むのを辞めるわけにはいかない。
さっさと千切って自分のペースで登りたいがしつこくついてくる、いい加減に切れろと心で叫ぶがついてくる。
次の坂も、次の坂もしぶとい、負けるわけには行かない、心の格闘をしながら大汗をかいて何とか走りきる、一安心、しかも不調だから見えた物がある。
小娘の長所と短所を見つけ出したのだ。これは大きな財産と成る事間違いない。
明日はそれを再度確認する為に走る。

しかし残り数日で俺は西日本を走るまでに回復するのだろうか?
選手でもないのに体調なんかと思うがどうせ走るのなら快調に走りたいものだ。
今日はこれから会議だし体のメンテナンスしている時間が無い、わざわざ東京から会社の社長が2名もやってくるし、自分が忙しく東京に向かえないから急に大阪に来られるのだ、でも頭回るか心配ばい、調子が良かろうが悪かろうーがこないだのように盛り上がろうぜ。





50kmも走った

2009年06月16日 23時24分37秒 | Weblog
西日本ロードレースに向け今日から練習を一応開始した。
距離は50km最初の坂で足がガクガク、心臓がいっぱいいっぱいで減速。
しかし諦めない、2回目の坂は少し調子良く登り、最後は10kmの金剛山。
現役時代より何と5km速度が遅いが、何とかペダルを踏み続け山頂にたどり着いた。
帰宅後は何となく足がだるい、それに花粉症の症状がある、今頃何の花粉?
明日は今日よりほんの少し強度を上げてステップアップだ。
走った感じだと遂に不調を脱出した感じがするが相変わらず腰が痛い。
腰と言っても背骨付近では無く骨盤の横、今まで経験した事が無い部分が傷むのだ。
現在色々と治療してみたが回復の兆しなし。何とかしてくれ。

鍛造

2009年06月16日 13時09分18秒 | Weblog
俺の車の横に停車した北桑田高校。
何と京の山奥から秋田まで選手を連れて先生は運転してきたのだ。
この北桑田高校も強い選手を生み出す高校の一つだ。
そして選手は初めて見るが何となく同じ匂いがする気になる少年だった。
俺の長年の経験は嘘をつかない、坊主頭の悪がき風の少年に声をかけてみた。
調子はどうだ、いけるか?少年は絶好調ですと言い放ちスタート台に行った。
その後女子の事で忘れていたが、ゴール後何となく嬉しそうな目でこちらを見ている、どうだったと聞くと優勝しました。やっぱ俺の目に狂いは無かった。
そしてこの事を萩原に言うとあの子ドーピングルームで何度も名前を聞かれてましたよ、難しい名前なんでしょね。
リザルトを見ると何とそこには鍛造と書かれていた。
俺の想像だが末裔は刀鍛冶に間違いが無い、鍛造の名前にふさわしい面構えしているし、鍛えたら何処までも強く、磨けば切れ味鋭くなりそうな気がする。
刃こぼれしても磨けは元に戻る、まさに鍛造、少し気になる存在だ。

チームTT

2009年06月16日 12時18分48秒 | Weblog
その昔俺はこのTTのスペシャリストとして走ってきた。
肉体的も精神もタフじゃないと出来ない100kmTT。
チームが一丸となり速さを追求するシンプルな競技だが誰にでも出来る物では無い。単純にロードが強くても個人追い抜きが速くできない、人間の限界に挑戦する競技だ。
走り終えると一歩も大地に足がつかなくなる、筋肉の痛みは限界に達する。
練習では4人で何度も何度も高速走行を繰り返すタフさが要求される、空気の壁を突き破る為に最高の走りとポジションを探り当てていく。
一人でも走れなくなると残された選手にかかる負担は大きな物になるのだ。
当時時速50kmで走り続けるのが目標であった俺達、そして数人が現実のものにしてきた。
当然使用される機材は今とは大違いだが目標を超えることに成功した。
2名ペア、俺と高橋選手で50kmTTで1時間を切る事に成功したのが1987年、しかしその後このタイムを越えることが出来なくなっていった。
そして100kmチームTTの競技が世界から消ええいく。
今は学生の大会で90kmで行われていて、昨日このTTの指導を実戦で行った。
1列に伸びる選手の姿はまさに芸術、メンバーは鹿屋の男子3人と萩原麻由子。
女子だからとなめたらいかんぞ、TTの走り方を教えてるだけにライン取り、無駄の無い走りはTTの理想型、惚れ惚れする走りは見れば解る。
思いおこせば2年前のアジア大会で日本にメダルの期待は無かった、俺はチームを入賞させる為に何度もTTの走りを教え、解析し練習を繰り返し日本はカザフ、イランを苦しめ入賞を果たした。この時実に予測タイムを1分以上短縮したのだ。
週末皆が走る姿を見に行きたい、鹿屋以外にもナショナルチームメンバーが走るから。



ハンドメードタイヤソーヨ

2009年06月16日 08時29分54秒 | Weblog
ハンドメードジャンパンの威力が十分に発揮された。
俺とソーヨタイヤが開発したと一途も過言でも無いタイヤは、職人が1本1本、勝つ為に作り上げる。
軽量でしなやか、天然ゴムの強さを十分に発揮した。
レース後半、後輪で大きな石に乗り上げた萩原の後輪から爆音が響きわたる。
車の中まで聞こえ、その瞬間パンクを予測した。
しかしタイヤは残り7kmを走り通した。
そしてTTチャンピオンに輝いた。
ソーヨタイヤ有難う。