九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

火の国での練習

2011年02月07日 16時36分28秒 | Weblog

現地で出くわした熊本の高校生と一緒に練習を開始、最初は軽い練習だったが最後はやはり熱い練習となった。
ここで良い走りをする選手が2名、今後が楽しみだね。
和歌山の3人組も元気に走るが、何と俺は自転車に乗るのは1カ月振り、たいした事がない坂がキツイ、最大傾斜7%、長さ300mほどの何でも無い坂が俺には壁に見える。アップもしていないせいか、だんだんきつくなる呼吸、内蔵脂肪が肺と心臓を圧迫、血の気が引くのが解る、まるで1kmタイムトライアルの最後のような感覚。ここさえ我慢すれば何とかなると心に言い聞かせ追走しながら周回を重ねて行く、すると何故か苦しみがなくなり動き出した心臓と肺、こうなれば後は高校生を苦しめてやれる、ここからは擬似練習で真剣勝負、心臓が飛び出すぐらいにもがきゴールを制した。本当に体に悪い。
夜は温泉、鏡に映る醜い腹、やばい、1か月のイラン生活のおかげでメタボ体系を生み出してる。汗も苦いショッパイ、でも夜はやはり高カロリー、早飯は夜まで続き、先生と熱い話で何とか半分は燃焼させておいた。

2日目の朝は暗かった。九州は太陽が登るの遅いじゃないか、走り始めた時の気温3度、霜がおりた辺りの田んぼから冷たい風、おかげで-2度までさがる、若者は大丈夫だろうが、俺は寒い、でもここで教えなければこんな所まで来た意味は無い、色々教えているときに、ふとした事に気が付いた。これだ、これだから実際の力より劣るのだ。これじゃ高速になった時にオッサンの俺に苦しめられるのだ。
でもこの足らない物、口で表現する事が非常に難しい、今まで色々な選手に教えてきたが、いまだ表現の仕方が今一つ確立した物が無く、選手は自分の物にするのに時間がかかる、少年達よ教えるから秘儀をマスターしなさい。

練習が終われば先生は運転して小倉のフェリー乗り場に向かう、選手は熟睡タイム、俺はこの後皆と別れ、高速のサービスエリアで下車、しばしタイムスリップ。