九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

俺の教え子達

2010年01月17日 17時31分36秒 | Weblog
久々に昔のチームメートで、俺の教子達と走った。
彼等は、もう20代中盤、俺が色々自転車の事を教えていた頃は未だ中学や高校生だったのに、良い青年になったものだ。
その昔、俺は台湾でGIANT、ARTという最強のアジアチームを作る上げた。当時としてはは画期的なシステムだった。しかしこの自分が作ったチームが、ナショナルチーム時代に俺の前に立ちはだかった。
日本の選手ではGIANTARTには当然勝てなかった。レベルが違う、それほど計画的に作り上げたチームだったのだ。
今そのメンバーはイラン、カザフ、キルギス、モンゴル、インドネシアとバラバラになり、数人の教え子が残っているだけだ、残されたメンバーも潜在能力はすばらしい物があるが、どうして良いか判らないのが現状だ。
他にも台湾には優れた選手が多くいるが、中々最強レベルまで育たない、まだまだスポーツ文化が低いし考え方も少し違う、だが多くの自転車企業があるから、今後可能性はあるだろうが、それをまとめ上げる人材が存在しない。
ジュ二ア時代、俺のチームで走ったアーカイは余りの強さを誇り、自分で自滅してしまったが、もう少し面倒を見ていれば彼の進む道は違ったはずだ。
しかし昨年の暮れに4kmで物凄いタイムをたたき出し、多くのレースに勝利した。こうして又復活の兆しを見せている。
アーカイは今まで見た選手の中では飛びぬけている、筋力、速力、心肺機能すべてが常人では無い、中学の頃、イタリアチャンプを倒した事がある、スパーな選手だ。
しかし今後最強の力を発揮する為には欠けている事が一つある。
俺はこの数人の教え子の為にもう一度立ち上がるしか無いか?
以前のような最強チームが立ち上げれば、台湾の選手のみならず、日本の若者にも未来が見えてくるような気がする。