goo blog サービス終了のお知らせ 

きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

知って得する デジタル写真③ 広角と望遠 表現のちがい

2009-07-23 11:41:47 | 知って得する シリーズ
知って得する デジタル写真③ 広角と望遠 表現の違い

 多くのコンパクトカメラには、広角から望遠まで撮れるズームレンズが付いています。広角と望遠、うまく使い分けて豊かな写真表現に挑戦してみましょう。
 望遠とは「遠くをのぞむ」と書きますが、必ずしも遠くを撮る必要はありません。これは「画角(写る角度の範囲)を狭くする」ということで、近くのものでも大いに「望遠」を使ってみましょう。

 写真Aは望遠と、前回紹介したマクロ機能を組み合わせたもの。約30センチまで近づいて撮りました。沖縄・石垣島のスジグロカバマダラです。さらに近づいてみたら、逃げられてしまいました。


 写真B(図のB)と写真C(図のC)は広角でバラを撮ったもの。Bのような撮り方では面白みがありませんが、ひとつの花に思い切って近づき、写真Cのように撮ると遠近感のある表現ができます。また、写真Dは、図のDのように、三つの花を直列させた線上から望遠で撮りました。三つとも大きく写ります。
 広角で撮ると、手前から奥まで深くピントが合います。これを「被写界深度が深い」といいます。逆に、望遠では被写界深度が浅くなり、人物の背景をぼかしたいときなどに使います。



 写真Eは長崎の平和公園で祈念像、泉の石碑、女の子、カメラを直列させて望遠で撮ったもの。写真Fは山形県寒河江市で食用菊の収穫を広角レンズで撮ったものです。いろいろ試してみてください。


次回は「ストロボの強制発光を使う」です。
(野間あきら記者)
「しんぶん赤旗日曜版」2009年7月19日号より転載


 いわゆるアングルの取り方で、写真はずいぶんと変わってきますね。
 花などをクローズアップして背景をぼかしたい時は、絞りを開くのも手ですが、わざと遠くから望遠で撮って、被写界震度を少なくしてぼかすこともできるわけすね。
 その分、手ブレがしやすくなるので三脚が必要ですが・・・

 全体の雰囲気、広がりを出したい時は広角で撮るといいでしょう。いわゆる、パンフォーカスと言って手前から無限大までピントが合うようになります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当に政権選択選挙なの? 政権担当能力ってなんなの?

2009-07-22 15:23:12 | 過去の総選挙・参院選挙
昨日の衆議院の解散をうけて、マスコミ各社がいっせいに総選挙の報道を開始しています。
あいかららず、自民党か民主党かの報道。民主党がどれだけ議席をとれるかが中心。
日本には他の政党もあるんだよと言いたくなります。


その中でも、どうも疑問に思うテーマがあります。

「政権選択選挙」?

「政権担当能力」?

とかが言われています。


自民党に託すにも、民主党に託すにも、その中身が語られていないように思います。

「政権担当能力」って言っても、自民党が国民いじめのむちゃくちゃな政治をやってきたから、日本の経済がこれほどにも落ち込んだわけでしょ。
その自民党が「政権担当能力」を語る資格ってないでしょ。と言いたい。


国民の福祉・くらし、まじめに働く人がむくわれる「ルールある経済社会」をどうつくるか。
憲法9条を生かして、世界とアジアの平和に貢献する「自主・自立の平和外交」をどうすすめるか。

それが大事だと思うんですが・・・

そのマニフェストを掲げているのは共産党ぐらいしかないか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっと解散しましたね・・・ いよいよ総選挙ですね! 自公政権には退場ねがいましょう!

2009-07-21 19:03:17 | 過去の総選挙・参院選挙
今日、やっと、衆議院が解散しましたね。
昨年、麻生政権ができて、「いつ解散するか」といってきましたが、結局、任期間際の解散となりました。
党内からも「しようがない解散」とかささやかれていますね。

この4年間、ワーキングプアといわれる働く貧困層を作った自民党の雇用政策。小泉内閣以来、社会保障予算の年間2200億円の自然増をカットして、社会保障の切捨てをしてきたツケ。
国民の生活は、むちゃくちゃにされています。

文科省の調査の調査で「日本人の国民性」というのがあるそうですが、将来に生活がよくなると思っている人は過去最低の11%、悪くなると思っている人は過去最高の57%。

もう、国民は自民党を見放していますね。
8月30日投票の総選挙で、自公政権が過半数割れして、終焉に向かうことは確実視されています。

したたかな公明党は、その後、どのような態度を取るかは分かりませんが、民主党中心の政権ができる可能性が高くなっていますね。


問題は、その政権がどんなことをしてくれるかでしょうね・・・
果たして、国民が期待したほどのことをしてくれるかなと思ってしまうのですが・・・


その中で、共産党は、その政権が、国民にとっていいことをやってくれる時は大いに応援し、危ないことをしようとする時は「防波堤」の役割を果たして行くことを発表しています。

つまり、後期高齢者医療制度の廃止とか、全国一律の最低賃金制度とかは大いに進めていきます。
また、民主党が提案している消費税の引き上げや憲法9条改定などにはストップをかけます。

それ以外にも、派遣労働法の抜本改正で正社員と賃金や待遇を一緒にする、障害者自立支援法の応益負担の撤廃、農産物の価格保障・所得補償などを求めます。

建設的野党。行動する是々非々。ということです。

第1に、「ルールある経済社会」の建設をめざす。第2に、軍事同盟絶対から脱却して「自主・独立の平和外交」に転換する。この2つの旗印をかかげる日本共産党にご期待を!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カミナリ様の不思議 ③落雷の被害は ④安全な避難場所は

2009-07-20 22:55:10 | 日常生活
カミナリ様の不思議 続編

大阪大学大学院教授
河崎善一郎


さて、実際に雷の被害に遭わないためには・・・。実際に即して、いわゆる迷信も暴露しながら説明していきます・・・。

③落雷の被害は?
その瞬間に絶命や心肺停止が多い


 落雷は、普通の家庭で消費する1カ月か2カ月分の電力量を、1秒にも満たない一瞬で消費してしまう現象である。つまりとんでもないパワーとエネルギーが、瞬きする間に消え去ってしまうのである。
 それゆえ、例えば我々人間が雷に撃たれると、大概の場合絶命する。運よく絶命に至らない場合でも、撃たれた瞬間に心肺停止におちいる事が多い。とはいえ、迅速な対応・処置、そして運の強い人なら、助かる場合もあるので、今日は落雷による被害と救急処置について語ってみたい。
 落雷にあうと一口でいっても、その出あい方は大きく二通りに分類できる。一つ目は、直撃雷と言われる被雷で、文字通り落雷に直接撃たれる場合である。他の一つは、側撃雷と呼称される被雷で、樹木などの直下にいて、最初その樹木に落雷した後、樹木の幹に沿って流れている雷撃電流が、そばにいる人間に飛び移る場合である。いずれの場合も、とてつもなく大きい電流、例えば30000アンペア、が人間の体を走り抜ける事になる。走り抜け方としては、主として体の表面に沿う場合と、体の内部を通る場合の二通りがあり、一見すれば、衣服が焦げかつ裂かれている体の表面を沿った場合の方が、被害の程度が甚だしい。さらにこの場合、電紋と呼ばれ、電流の走ったであろう経路を皮膚に残すことになり、落雷電流によるやけどと併せて、被害の程度の甚だしさを強調する事になる。




 一方、体の内部を雷の電流が通り抜ける場合、落雷電流の入った点と、大地に抜け出て行った点の2点が、ともに小さな痕跡として残るだけで、専門外の方には、被害の程度が極めて軽く映る場合が多いようである。さらにこの場合、まれに心肺停止もしておらず、一見いまにも起きだしてきそうといった感じであるとの報告もある。実際はこの時すでに、落雷電流により脳内での出血が起こっており、数時間後には高熱を発し、やがて絶命する事となるのである。
 このような場合はさておき、先に述べ,た心肺停止に陥った時には、当然ながら人工呼吸と心臓マッサージによる蘇生術を試みるべきである事は当然である。この種の蘇生術処置の恩恵も含め、被雷した場合の生存率は5割程度はあろうかというのが筆者の印象である。
 なお、直撃雷に比べ側撃雷の方が致死率が高いとの報告もあるが、統計的誤差の範囲程度しか差はなく、筆者は同程度と見ている事を書き添えておきたい。
(水曜掲載)
「しんぶん赤旗日刊紙」2009年7月8日付掲載



④安全な避難場所は?
自動車や家屋の中以外にはない


 雷放電を研究していると、専門外の方々から「安全な避難場所はどこですか?」といった質問を、いただくことが多い。ただこの種の質問には、本音で答え難い。
 というのも、確実に安全な場所といえば、自動車の中とか、家屋(鉄筋コンクリート)の中とかしかないのだか,ら…。このように答えると、多くの方は「いえいえ、そういう質問ではなく、例えば野外活動中に急に落雷が起こった場合、どこに避難すればという意味で尋ねているのです」と、ある状況下での避難場所を尋ねたいのだと、補足説明を付け加えられる。
 天の邪鬼な私は「いきなり落雷なんてあり得ないですよ。少しずつお天気が悪くなって、そのうちまっ黒な雲が頭上を覆ってしまって、ピカッ、ゴロゴロと来るのが普通ですから…」と応え、尋ねてくださった方の反応を楽しむ事になる。
 自分自身でも、皮肉屋にすぎないかとの気持ちもあるけれど、質問いただく真意がある程度見えるだけに、皮肉屋にならざるを得ないというのも、本当のところなのである。




 質問いただく真意と迂遠(うえん)な表現をとっているが、「安全な避難場所はどこですか?」の質問を、私なりに噛み砕いて表現するなら、「雷活動発生の予想されるお天気の良くない日に、野外活動をやる場合、ぎりぎりまで活動を続けたい。そしていざ雷放電が始まったら果たしてどこに避難すればよいでしょう?」といったふうになるのであろう。
 そして、こういった質問をされる方は「高い木から3~4メートル離れてしゃがみこんでください。遮蔽角(しゃへいかく)が守ってくれますよ!」という、専門家の答えを期待しているに違いない(遮蔽角=高い木の梢を見上げたとき、見上げ角45度以上となる範囲)。
 実際そのように答える我々の同業者もいるけれど、遮蔽角そのものは完全ではなく、時には遮蔽失敗が起こる以上、人命を守るという立場からは、少なくとも私はすすめることができない。
 百歩も千歩も譲って、どうしようもない状況下の緊急避難が、樹木や避雷針を利用しての遮蔽角利用である事を強調するためにも、意地悪にならざるを得ないのである。
 だからくどいようだが、安全な避難場所は、自動車や家屋の中以外にはないのである。
(水曜掲載)
「しんぶん赤旗日刊紙」2009年7月15日付掲載

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カミナリ様の不思議 ①カミナリのしくみ ②どこに落ちる?

2009-07-19 11:12:48 | 日常生活
夏は、カミナリの季節です。毎年、雷による被害を報道されています。「しんぶん赤旗」に雷を科学的に紹介した記事が連載されています。
おって紹介することにします。


カミナリ様の不思議
大阪大学大学院教授 河崎善一郎

①カミナリのしくみ
稲妻の温度は2~3万度近も

 夏の風物詩として知られている雷は、雲の中に蓄えられた電気が、放電という過程を通じて無くなってしまう現象である。
 読者の皆様は電気に正と負のあることはご存じであろう。実は雷の電気、雲の中では正の電気が多い場所と、負の電気の多い場所が適当に離れて存在している。
通常の雷雲は、正の電気は雷雲の頂部8キロメートル~10キロメートル付近に、負の電気は地上6~7キロメートルの高さ付近にある。先に述べた「無くなってしまう」現象は、正確には「正と負の電気が一緒になって中和する」とでもいうべきなのである。さらに放電は、離れて存在する正と負の電気を1カ所に集めるため、電気を通さないはずの空気を、通りやすいプラズマという状態に変えてしまう現象である。
 放電は1秒にも満たない短時間で終わるのが普通で、おどろおどろしいまでの轟音と、まばゆいまでの閃光を伴う。前者を雷鳴、後者を稲妻とよび、これら二つが雷の特徴で、どちらも怖がられる存在である。たとえば稲妻の温度は、2~3万度近くもあるし、付近への落雷による雷鳴なら地響きすら感じることがあるのだから、昔の人たちに畏敬の念を持ってあがめられたのも当然かもしれない。






 さてその放電、雷雲の中だけで起こる場合と、雷雲と大地の間で起こる場合の二通りがあり、それぞれ雲放電、対地放電(落雷)と呼んでいる(写真)。どちらも紛れもなく雷(神鳴り)で、雲放電と対地放電の発生頻度は、統計的には5:1~10:1程度であるとされている。
 ここまで読まれてきた読者は、「あれ中和と言ったのに、対地放電は、雲の電気が何と中和するのだろう?」と、不思議に思われなかったであろうか?
雲放電の場合、雲の中には正と負の電気の両方があるため、これらが一緒になるという説明でわかりやすいであろう。が、対地放電の場合どう考えたら良いのだろう?実は対地放電、正の電気が地面に運ばれる場合と、負の電気が運ばれる場合の二通りがある。そして大地は金属とほとんど同じで、正の電気が落ちてくれば負の電気が自然と集まって来て、うまい具合に中和されるのである。負の電気が落ちる場合、正の電気が集まってとの説明は同様である。そしてこれが我々に被害を及ぼす雷、すなわち落雷なのである。
(水曜掲載) 「しんぶん赤旗」日刊紙(2009年6月24日付)


②どこに落ちる?
雷の電気の通り道に近く、高い物に

 雷からの被害を避けるには、落ちやすい場所や落ち方について知っていただくのが一番である。
 その答えを一言で言うなら「高い物に落ちやすい!」という事になる。
 前回、雷の負の電気は地上6~7キロメートル辺りにためられていると紹介した。そんなに高いところから見れば、地上の人、家、樹木等々はそれこそ点みたいに小さいため、それらを標的にして落雷して来るなんぞとはとても言えない。それでも「高い物に落ちやすい!」と断定したのにはそれだけの根拠がある。
 少しくどくなるが以下に説明しよう。
 落雷の開始は、雷雲内の電気の都合できまり、直径10~15キロメートルある電気分布の広がりの中で、一番たくさん電気の貯まっていそうな場所から開始する。ちなみに10~15キロメートルは、通常の雷雲のおおよその直径である。決して大地上の何かの影響を受けて、つまり必然的な根拠があって、放電が開始するわけでないことに注意していただきたい。
 次に強調したいのは、開始した後の放電の進み方である。正負落雷の極性によって若干の違いはあるものの、実は進展と休止を繰り返しながら、大地に向かって下りてくるのが普通である。進展の時間は100万分の1秒、休止の時間は2万分の1秒が、それぞれの平均で雷雲から大地に至るまで、おおよそ100回程繰り返し、全時間にして10分の1秒程度というのが観測を通して知られている。ついでながら100万分の1秒の進展時間の間に、おおよそ数十メートルほども進むから、落ちてくる速さはとんでもなく速い。




 さらに目に映る放電路と我々が呼んでいる雷の電気の通り道、落ちてくるときには直径が数メートルの円筒状で、専門外の方が信じておられるよりはるかに太い。ということは、その太い範囲に含まれるあらゆるものが標的の候補者になり得るということである。とはいえ、ずいぶんと地面に近づいてから、ようやく標的の候補者がはっきりしてくるというのが実情である。
 磁石が鉄釘を引きつけるように、雷雲から落ちてくる直径数メートルの電気の棒が、地面のあらゆる尖ったものを引きつける。このとき、いくつかの標的の候補者のどれか一つが、雷雲から下りてくる電気の棒に引きつけられ、つながった瞬間、他の候補者はそれ以上引きつけられる事がない。私は面白がって、落雷の標的はいわば、完全小選挙区制と表現している。落ちてくる棒に少しでも近い、高い物が落雷を受けやすいと言えば理解していただけるであろうか?(水曜掲載)
「しんぶん赤旗」日刊紙 (2009年7月1日付)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする