貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

道了尊

2015年06月12日 | Weblog
一泊の宿は小涌谷にあります。大涌谷とは随分離れているので、火山活動レベル2は大丈夫だと思いますが、誰も安全だと言いきることが出来ません。
 部屋には鉄兜が置かれ、玄関口にはすぐ避難するようにサンダルが何列にも並んでます。
風評被害がこの宿にも影響しているのでしょうか、夕食事に「こんな時期にきて頂いて・・・」と宿サービスの一品がつきました。  
「おもてなし」です。
  
    気は心小さきホタテの話題哉

強羅から小田原まで登山電車に乗りました。線路沿いの紫陽花が目的です、1週間早いようで、小ぶりの白い毬が可愛らしかったです。
入生田で途中下車、寄木工房と江戸文化を伝える本間寄木美術館の見学です。
    梅雨晴れ間江戸期の寄木魅せられて
  

小田原から大雄山鉄道に乗り大天狗で知られている道了尊に行きました。
大天狗の持つ団扇で火を消してくれるのかな? トビや火消組の守り本尊となっています。
  
   初夏の午後座禅体験子等の靴
  
   奉納の願ふ高歯や山法師の花
  
   和合杉に見守られつつ木下闇
大雄山(道了尊)は箱根山に連なり明神ヶ岳の登山口になっていて、鬱蒼とした静寂な山です。森林浴にもなり、私は5~6回は来ていますが、この山には和合杉が沢山あるのを知りました。〆縄のかかった和合杉もあり、ここにくれば夫婦円満・仲良く・やわらぎあう・・と言うことのよです。