貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

奥の細道 酒田

2006年03月30日 | Weblog
2006年 3月21日 (晴れ)

湯野浜温泉からバスで酒田へむかいます。

本間美術館ー酒田大仏ー日和山公園ー海向寺ー相馬楼ー浄福寺唐門ー旧鐙屋ー不玉宅跡ー 次回につづきます

本間美術館は、後に日本一の大地主と言われた本間家の別荘で、芭蕉真筆の「玉志亭唱和懐紙」を収蔵しているようですが常設ではなく、今回は江戸初期から明治までの古典雛人形展です。本館別荘の清遠閣は「酒田の迎賓館」として利用されたようです。

      桃節句 人形の顔の 賓ありし
      春寒や 幽邃風情 鶴舞園

日和山公園で 示唆しぶりに芭蕉像と会いました、この山は飛び砂を防ぐために、本負家の私財で築いたもので、映画「砂の器」のモデルになった場所です。一部に松林がありますが、酒田港を一望でき飛島もみえました。此処は有名人が詠んでいるので私は説明です。

    灯台や 千石船や Dー51や
    芭蕉坂 明神坂や 文庫坂

いろいろ見どころが沢山あり、文学碑も29基あります。他にもね。
海向寺にも寄りましたが、春分の日でいそがしそうです。
相馬楼へ向かいます、ここは殿方にお勧めです。



江戸時代の酒田36人衆と呼ばれた豪商達が遊んだ様子がわかるような気がします、丁度そこで、現在の相馬楼をデザインした泉椿魚(いずみちんぎょ)さんに会いました。(どんな人か、検索してね)

   蕾花 舞妓の踊り 蔵座敷
   くつろぎも 紅花染めの 畳かな
   蔵飾る 鉄斎・夢二 華になり

明治の庄内大震災の大火で焼失して残った土蔵を取り囲んで建てられていたものに、新しい息吹を加え舞妓けいこ場・蔵画廊・雛飾り等に使われていました。椿魚さんの話を聞き、干菓子に抹茶をいただき楼を満喫しました。

   紅塀と 漆階段 後にして

井原西鶴「日本永代蔵」に登場する、鐙屋(あぶみや)です。芭蕉はこの近くの医師で俳号を不玉宅に9日間滞在しました。旧鐙屋の雛は酒田伝統工芸の鵜渡川原人形150体です。建物は国指定史跡で、立派です。ここで折紙の雛人形を体験しました。



鐙屋の にぎあう様や 春の土間

                        次回に続きます

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