貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

奥の細道 須賀川

2005年10月11日 | Weblog
2004/ 10月20日 (晴れ)   回想

朝の空気は冷たく、一番バスで乙字ヶ滝に向かいます。
奥の細道には、<須か川の駅より東二里ばかりに、石河の滝といふあるよし。行て見ん事をおもひ催し侍れば、此比の雨にみかさ増りて、川を越す事かなわずといいて止ければ、、、、、、>      
こんにちのパンフレットには美しく澄んだ乙字ヶ滝が載っています。

台風のあと濁流の乙字滝

今回の旅は台風が通過する時に出かけて来たので、美しい川の水も紅葉の山並みも見ることが出来ません、今日は良い天気なのに、、、、突然安達太良山の紅葉が見たくなり須賀川駅へ戻りました。

ホテルー乙字ヶ滝(阿武隈川)ー須賀川駅ー郡山(SL)ー二本松ー奥岳温泉ーケーブルー安達太良山頂ーケーブルー奥岳温泉ー二本松ー須賀川ー芭蕉記念館ー可伸庵跡ー十念寺ー長松院ー神炊館神社ー郵便局ー釈迦堂川ー須賀川駅

東北本線は時間が掛かります、郡山で暫く停車しているとSLが入ってきました。おもわず車外に飛び出して写真をとりました。D-51498 会津路号です
ゆっくり ゆっくりまるで生き物の様で、感動しました。



    D51は汽笛に合わせ蒸気ふく       秋晴れの会津の旅へ誘われし

戻ってきて良かったと、思いながら安達太良山へ向かいます。
山頂に着くと今日は風が強くケーブルを止めると言います、あわてて連れをみつけ乗り込みました。  (一人だと軽いので揺れがひどく重りをのせる)

突風に止まるゴンドラ一人揺れ   (行きは何度も止まり心細かったです)
朱に染まる乳首山の秋の景     (安達太良山の別名です)
霧しまく高原に色秋桜

須賀川を再び尋ねた記念館では、俳人36人と句会をする掛け軸の芭蕉をみました、「奥の細道を巡る」という小さな絵巻物が気に入り注文しました。

栗一本腰掛スケッチ可伸庵
萩こぼれ十の標屋根の上      (十念寺)
七五三待つ石灯籠磨かれし     (神炊館神社)

この町は以前専売公社があり随分賑わったそうです、洒落た町だと思ったことに納得しました。パンフレットは郵便局にあるのが一番良く出来ていると言って自転車を押して案内してくれました。  
寄り道はもちろん安達太良山の紅葉です、今回の旅も出会いがたくさんありました。
思い出しながらドン行で帰ります。  
やっと去年の回想も秋まできました、今週は旅に出ますのでブログを少しお休みします、まだ旅先から入れられないのです。          御機嫌様   

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