く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<奈良県高取町> 第7回「町家のかかし巡り」 31日まで

2015年10月06日 | 祭り

【メーン会場では「薬の町」をテーマに推古天皇の薬狩りの様子を再現】

 かつての高取藩の城下町、奈良県高取町で秋恒例のイベント「町家のかかし巡り」が開かれている。2009年に始まり今年で7回目。会場は近鉄吉野線壺阪山駅から中世の面影を残す石畳の「土佐街道」沿いで、町民手作りの案山子200体余が出迎えてくれる。31日まで。

 

 高取は古くから薬の町として栄えた。観光と町づくりの拠点「夢創館」の一角には「くすり資料館」もある。そこで今年はメーン会場のテーマを「薬の街高取町」とした。日本書紀に記されている高取・羽田の山野での推古天皇や王臣たちによる薬狩りの様子や、置き薬の売薬風景などを手作りの人形などで再現している。5月頃から試行錯誤を重ねて作り上げたそうだ。

 

 別会場ではサザエさん一家とちびまるこちゃん一家による「家族対抗かるたとり」や牧場の風景を再現したものなどもあった。中には道端で草取り中のものや脚立に上って庭木を剪定中のものも。そのあまりのリアルさに、つい「ご苦労さまです」「暑いですなあ」と声を掛ける人もいた。主な会場6カ所を回ってスタンプを押すと抽選で毎日10人に粗品を進呈するスタンプラリーも開催中。

 

 3~4日にはちょうど秋祭りの「高取だんじり祭り」も開かれていた。町内の6地域、上子島・下子島・清水谷・上土佐・下土佐・観覚寺からだんじりが1台ずつ出て、ちびっ子たちに曳かれ土佐街道などを巡った。だんじりの屋根には数人の男性たちが乗って、太鼓と鉦(かね)に合わせ勇ましい掛け声を上げていた。太鼓の音や打ち方が各だんじりで少しずつ違っていたのが印象的。それと、にぎやかな祭りに付き物の露天が1店も出ていなかったのは少々不思議な感じがした。

  

 


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