く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<門司港レトロ地区> ロマン誘う明治~大正時代の西洋建築

2012年08月06日 | 旅・想い出写真館

【旧門司三井倶楽部にはあのアインシュタイン夫妻も宿泊!】

 

 左右対称の門司港駅(上の写真㊧)の駅舎はネオ・ルネサンス様式の木造建築。開業は東京駅より10カ月早い1914年(大正3年)2月で、88年鉄道駅舎としては初めて国の重要文化財に指定された。九州鉄道記念館は旧九州鉄道本社(通称赤レンガ)で、蒸気機関車などの実物車両も展示。    

 

 旧門司三井倶楽部(上の写真㊧)は1921年(大正10年)、三井物産の接客・宿泊施設として建築された。1階はレストラン、イベントホール。2階にはアインシュタインメモリアルルームや作家林芙美子の資料室がある。写真㊨はその2階からの眺め。船泊まりの左奥に高層の「レトロハイマート」(黒川紀章設計)がそびえ立つ。最上階には門司港レトロ展望室がある。

 

 アインシュタイン夫妻は90年前の1922年12月25~29日、三井倶楽部に宿泊し2階のベッドルーム(上の写真㊧)など3室で5日間を過ごした。アインシュタインは日本での講演旅行に向かう船上でノーベル物理学賞受賞の報を受けたという。写真㊨は1912年(明治45年)に建てられた旧門司税関。

 

 旧大阪商船(上の写真㊧)は1917年(大正6年)建築。現在は1階が海峡ロマンホール、2階が「わたせせいぞうと海のギャラリー」になっている。国際友好記念図書館(写真㊨)は北九州市と中国・大連市の友好都市締結15周年を記念し、帝政ロシアが大連に建築した東清鉄道オフィスを複製建築したもの。

 

 「ブルーウイングもじ」(上の写真㊧)は全長108mの歩行者専用の跳ね橋(1993年完成)。1日6回開く。九州の玄関口・門司港はハバナの叩き売りの発祥の地としても知られる。  


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