く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<朱雀門ひろば> 「みつきうまし祭り~平城京天平祭・秋」

2021年11月21日 | 祭り

【衛士隊の隊列、秋の天平市、音楽の演奏、大道芸…】

 奈良市平城宮跡の朱雀門ひろばで11月20日「みつきうまし祭り」と銘打った「平城京天平祭・秋」が開幕した。「みつき」とは祭りのために収穫した食や花、音楽などを献上するという古代の言葉。「うまし」には「おいしい」や「美しい」との意味が込められている。21日までの2日間、奈良時代に平城宮を警護した「衛士隊」の隊列の再現、県内の名産品や地場野菜を扱う「秋の天平市」の開催をはじめ、和楽器の演奏、ダンス、手品、ジャグリングなど多彩なイベントが繰り広げられる。

 祭りは20日午前10時、衛士隊「開門の儀」からスタート。古代衣装に身を包む衛士たちが隊列を組み、雅楽と太鼓の音に合わせ朱雀門南側の広場を往復した。その後、間をおいて「巡回警護」の様子や「閉門の儀」(午後4時)を披露。この間、広場では2カ所で和楽器演奏集団「独楽(こま)」やアカペラグループ「clearance」の演奏、ヨーヨーエンターテイナー「TOMMY」、和風手品師「izuma」による大道芸などが行われた。

 「独楽」は2001年にグループを結成し、海外演奏ツアーや東日本大震災復興支援公演など内外で活躍。この日は広場に2度登場し、太鼓や三味線、琴などで力強くリズミカルな演奏を披露して観客から大きな拍手が送られていた。ヨーヨーの「TOMMY」は過去に3回も世界チャンピオンになっているという実力者。「さすが!」と思わせる巧みな手さばきでぐるぐる回したり空高く放り投げたりして観客の目を釘付けにしていた。女性手品師「izuma」は着物の長い袖を風になびかせながら、軽やかに舞うようにリングやトランプなどの手品を披露して人気を集めていた。

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