く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<枚岡神社秋郷祭> 布団太鼓が次々と勇壮に宮入り

2018年10月16日 | 祭り

【氏子9地区から大中小の太鼓台20台余】

 東大阪市の枚岡神社で14~15日、収穫に感謝する秋祭り「枚岡まつり(秋郷祭)」が行われた。14日が宵宮、15日が本宮。9つの氏子地区から大・中・小20台余りの太鼓台(布団太鼓)が繰り出し、太鼓の音に合わせて地区内を練り歩いた。両日とも午後3時半から勇壮な宮入り。担ぎ棒を頭上まで差し上げる〝サセ〟が決まると、見物客から大きな拍手と歓声が沸き起こった。

 枚岡神社は河内国一宮という古社。奈良の春日大社創建の際、この神社から天児屋根命(あめのこやねのみこと)・比売神(ひめがみ)の二神が分祀されたことから「元春日」とも称される。本殿は春日造り、社紋も春日大社と同じ「下り藤」。氏子の9地区はいずれも大と小の太鼓台を持ち、中太鼓台や複数の小太鼓台を有する地区もある。大きな太鼓台は重さが2トン近くあるといわれ、これを入れ替わりながら40人余りで担ぐ。

 

 太鼓台は午後2時頃、神社から西に下った一の鳥居周辺に集結。この後「出雲井・鳥居」地区の太鼓台を先頭に近鉄枚岡駅すぐ南側の踏み切り前まで進んだ。難関だったのはその直前の狭くて急な坂道。台棒が肩に食い込んで担ぎ手の顔がゆがむ。担ぎ手に女の子も多い小太鼓台の関係者は「登れるかなあ」と不安そうにつぶやいていた。踏み切りを越えた後も急坂が続く。さらにその先には狭いT字の交差点。そこを左に曲がると神社の二の鳥居もすぐそばだ。

 

 宮入りの順番は毎年ほぼ同じとのこと。神社に近い地区から順に宮入りし、境内を出ていく宮出は逆に遠い地区から。今年も神社そばの「出雲井・鳥居」の大・小の太鼓台が最初に二の鳥居をくぐって勇壮な姿を現した。続くのは唯一大・中・小の太鼓台を有する「額田」地区。3台の太鼓台は鳥居から本殿下の広場の間を行ったり来たりした後、広場で一斉に力強く「サセ」を披露した。この後も次々に大・小の太鼓台が宮入り。境内には太鼓の音と威勢のいい「ちょうさじゃ、ちょうさじゃ」の掛け声が響き渡った。

 

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