く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<オキザリス‘紫の舞’> 三角形の濃い赤紫の葉が人気

2018年10月03日 | 花の四季

【ブラジル原産、小さなピンクの筒状花が数輪ずつ】

 カタバミ科カタバミ属(オキザリス属)の宿根草で、オキザリスの人気品種の一つとして広く栽培される。この「ムラサキノマイ(紫の舞)」はブラジルなど南米原産の「オキザリス・トリアングラリス(トライアングラリス)」または「オキザリス・レグネリー」の紫葉品種。ムラサキゴテン(ツユクサ科)のような濃い赤紫の葉の色と、直線的な三角形の葉の形に特徴があり、鉢花やプランター、寄せ植えなどとして人気を集めている。別名「サンカクバ(三角葉)オキザリス」「カラスバ(烏葉)オキザリス」「インカノカタバミ」。

 草丈は15~30cmほど。葉は三角形の小葉3枚からなる三出複葉で、葉の中心部にやや明るい赤紫色の斑(ふ)の模様が入る。細い花茎の先の散形花序に径2cmほどの淡いピンクや白の花を数輪ずつ付ける。花は日が差すと開き、夜間や雨天・曇天の時には閉じる。花期は一般に6~10月頃だが、冬でも室内に取り込んで日当たりのいい窓辺に置くと咲き続けることも。緑葉の品種もあり「ミドリノマイ(緑の舞)」の名前で流通している。

 種小名の「トリアングラリス」は三角形の葉を意味し、もう一つの「レグネリー」は19世紀のスウェーデン出身の医師・植物学者アンデシュ・フレドリク・レグネル(1807~1884)の名前に因む。レグネルは半生をブラジルで過ごし、多くの植物の新種を発見したことで知られる。トリアングラリス種とレグネリー種は極めて似ており、レグネリー種はトリアングラリス種の亜種パピリオナケア種の変種、あるいは園芸品種ではないかともいわれている。

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