く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<生駒市立公園ふろーらむ> 「りんご園」で摘果・袋掛け作業

2015年05月30日 | メモ

【「ふじ」「つるが」など40本、10月ごろに収穫】

 奈良県生駒市の市立公園「花のまちづくりセンター ふろーらむ」のリンゴ園で、摘果と袋掛け作業が行われている。リンゴの一大生産地といえば、まず青森県、次いで長野県。関西など暖かい地域では栽培自体が珍しい。ここ「ふろーらむ」では栽培担当者の丹精込めたお世話で、春には可愛いリンゴの花が楽しめ、秋にはその恵みを頂くこともできる。

 りんご園は2001年の「ふろーらむ」開園と市制30周年を記念して植樹された。「ふじ」「つるが」を中心に40本。ここ数年は秋に1000~1500個ほど収穫できるようになった。ただ昨年は摘果が不十分だったこともあって約2000個実ったものの、やや小玉が目立ったそうだ。

 開花から約1カ月。28日久しぶりに訪れたところ、受粉した花は早くも直径3~4cmほどの大きな梅のような実に。その中で一番大きく充実した実を残して他の実を摘み取る摘果作業と病害虫を防ぐための袋掛け作業に、男女3人の担当者が精を出していた。

 

 植樹から約14年。木によって大きな実を100個ほど実らせるものがある一方で、10個も収穫できない木があるなど差が出てきた。その最大の原因がカミキリムシの幼虫による枝や幹内部の食害。地際から地上1~2mの幹が被害に合いやすいという。そのため防虫剤が施された幹はまるで白いギプスをはめられたように太く白くなっていた。

 担当者にとってカラスなどの食害も頭痛のタネ。このため実が大きくなってくる7月ごろには防鳥ネットを張り巡らす。台風シーズンには強風による実の落下も懸念材料。それらの問題をクリヤして無事10月になると待望の収穫。その直前10日ほど前には太陽をいっぱい浴びさせ色づきを良くするための袋の取り外し作業も控えている。収穫されたリンゴは11月の「花・緑まちづくりフェスタ」などで市民にプレゼントされる予定だ。

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