映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

『涼』 を求めて・・・

2012年07月25日 | 日記

   

     例年より15日も遅れて梅雨があがった福岡ですが、即猛暑日の始まりです。

     福岡市の近辺にはいくつもの滝がありますが、一番近くて親しみやすいポイ
     ントは雷山の先にある糸島市の"白糸の滝"です。
     車で1時間足らずの場所です、涼を求めて早速行ってまいりました。

     正確に場所をご紹介しますと、糸島市の南の方角になり、羽金山の中腹約
     530mの所に滝はあります。
     県指定名勝にも選ばれている滝で、周囲には樹齢300年以上とされている3
     本の楓があって、滝とともに素敵な景観です。
     平地の気温よりも3~4度は低いし、滝の近くには茶屋・展望所・ヤマメの釣
     り堀・滝見水車やそうめん流しなどがあって涼を求める観光客を喜ばせてく
     れます。

     もう一つ言い忘れましたが、この羽金山頂には西日本一帯をカバーする電
     波時計送信所アンテナ塔(高さ200m)が建っています。日本には二ヶ所の
     施設がありますが、その一つです。

     また明日からは新しい映画の感想をせっせと書かせていただきます。
     が、最近は私の餌食になるような作品が多く、とても残念です。私も好き好
     んで辛口感想を述べているのではなく、1本でも多く作品を皆さんにお薦め
     するのが本来の望みなのですが・・・。

  

  

  

  

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映画 「ローマ法王の休日」

2012年07月24日 | 日記

    

     オードリー・ヘプパーンの「ローマの休日」に対して、こちらは新しくローマ
     法王に選出された枢機卿が、プレッシャーに耐えかねてバチカンから逃亡
     するというお話。
     監督は「息子の部屋」のナンニ・モレッティで、脚本、演出、主役ではない
     けど出演している作品で、さぞハートフルな作品に仕上がっているだろうと
     期待して見ました。

     この映画ではローマ法王が死去し、新しい法皇を選出するため各国の枢
     機卿がバチカンに集まります。
     全員が心の中では面倒で大変な法皇に選ばれたくないと思っているまで
     すが、誰もが予想していなかったメルビル(ミシェル・ピッコリ)が新たな法皇
     に選出されてしまいます。

     メルビルはプレッシャーのあまり、信者たちが待ち焦がれるサン・ピエトロ
     大聖堂のバルコニーから行なう就任演説を拒否。バチカンの報道官はセラ
     ピスト(ナンニ・モレッティ監督)を呼び翻意させようとしますが、事態は解決
     しないばかりか、ローマの街へ逃げ出してしまいます。
     バチカンは大騒ぎ。メルビルは街の人々と触れ合うことで、人生において
     大切なものや法皇の存在感とは何かを見つめ直し・・・。

     私どもは、色々あっても最後は万事めでたし・・・と思っていましたら思わぬ
     結末が待っています。このラストの処置は見ている側の意見が大きく二分
     することでしょう。

     正直言って聖域バチカンの様子が垣間見れる前半はとても面白いのですが、
     中途からはもっとユーモアを交えて展開させればいいものをシリアスに描き
     過ぎ、監督の手腕を楽しみにしていた期待を裏切ります。
     「ローマの休日」のようにスマートで楽しく、心温まる作品を期待していたの
     に・・・です。
                        (7/21 KBCシネマ 初日 14:20の回 60人)


     おまけ画像は、私が訪れた時のバチカンで、市国に入るのも出るのも道路
     越しで簡単です。
     金ピカの天井はバチカン美術館、荘厳な寺院内はサン・ピエトロ大聖堂内
     です。
     バルコニーが見える正面写真の右側にマンション風の部屋・窓が見えます
     が、最上階の右から4区画までが法皇の住む部屋だそうです。
   

   

   

   

   
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映画 「へルタースケルター」

2012年07月23日 | 日記

    

     第8回手塚治虫文化賞マンが大賞を受賞した岡崎京子・原作のコミックス
     を、写真家・蜷川実花が「さくらん」に続く第2作として実写化、更にあの沢
     尻エリカが主演した作品ということで話題作ですが・・・。

     モデルのりりこは、究極の美貌とスタイルを武器に芸能界でトップスターに
     昇りつめますが、その美貌はすべて特殊な全身整形で手に入れたものだ
     ったのです。
     誰にも言えない秘密を抱えながら人々の羨望の的となり、欲望渦巻く世界
     をひた走るりりこでしたが、無理な整形の後遺症に苦しみ、若いモデルの
     台頭に焦り、鎮痛剤漬けになり理性を失い、やがてある事件を巻き起こし
     ます・・・。

     一番の見どころは沢尻エリカの演技です。5年というブランクがあるものの
     しっかりした演技で、邦画では貴重な存在だと思います。
     もう少し違った役柄で改めて見たいものです。今回は彼女以外の俳優さん
     は特にいいとは思いません。

     次に蜷川実花監督ですが、監督の一人よがりのシーンが多く、無駄が多い
     し全体的に長過ぎます。はっきり言ってこの素人監督の演出には辟易です。
     写真家としての彼女は認めますが、映画監督としてはあんな甘い仕事ぶり
     では認められません。

     私は映画界から玩具を売る商売に転じたことがありますが、店頭で音と色
     と光をふんだんに使って客にアピールし、更に動かすべしと教わりましたが、
     彼女の演出は玩具店の店頭展示スタイルで、一種のコケ脅しスタイルです
     ね。
     演出だけでなく脚本もそうですが、主人公の深層心理をえぐるなんて描写
     は出来ていません。はっきり言って期待はずれでした。
                   (7/18 TOHOシネマズソラリア 5日目 10:00の回 71人)

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 ひとりごと・・・。

2012年07月22日 | 日記


     7月22日(日)です。
     各地での梅雨明け報道がなされているのに、九州はいまだに梅雨が明け
     ず、今日も福岡県・佐賀県・大分県で大雨注意報ならびに洪水警報が発
     令され、猛烈な降雨のあと先刻警報が解除された状況です。

     7月15日の博多祇園山笠のクライマックス"は早朝5時からの追い山"で、
     私も写真を撮ろうと張り切っていたのですが、その数日前から各地で大雨
     の被害が続出、私は急遽八女市に入ったために"追い山"の撮影は諦めま
     した。

     博多の主な祭りで残っているのは、9月の筥崎宮放生会(ほうじょうえ)くら
     いで、筥崎宮の境内に日本中の屋台が集まる感じで大賑わいです。
     今度はちゃんと写真を撮って模様をお知らせしたいと思います。

     新しい映画も相変わらず見ては感想を述べていますが、どうも最近はCGを
     使ったコケ脅かしのスペクタクル作品が主流で、段々見飽きてきましたし、
     邦画も質の低下が顕著で、特にドラマ作りが下手でこのままだと見る作品
     数が少なくなるのではと心配しています。
     さらに東京はまあまあ客が入っているようですが、地方は惨憺たる有様で
     す。これでは上映館の経営だって安泰とは言えず、映画界の大転換期が
     到来する気配さえ感じる昨今です。
     私が気にしていることは、企画の貧困、脚本の未熟さ、監督の勉強不足、
     俳優行政の不味さなどで、なんとかならないものか・・・です。

     気分転換と勉強のため、今年も後半は出来るだけ海外に出るつもりです。
     9月はインド、その行きか帰りに上海に寄って美味しいものを食べるつもり
     です。
     そして11月はオリンピックが終わったイギリスです。まだまだ行きたい国
     は沢山残っていますが、慌てずに一つ一つ消して行こうと思っています。
     いい写真を撮って参りますので、ご期待ください。

     (イギリス)
  
     (インド)
  

 
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映画 「BRAVE HEARTS 海猿」

2012年07月21日 | 日記

    

     2004年にスタートしたこのシリーズは、2010年の第3作が完結編だったの
     ですが、大ヒットのため更に第4作目の登場となりました。
     原作は「週刊ヤングサンデー」に連載された佐藤秀峰のコミックです。

     巨大天然ガスプラント「レガリア」の爆発事故から2年が経ち、仙崎(伊藤英
     明)と後輩の吉岡(佐藤隆太)は、海上保安庁の救難スペシャリスト集団「特
     殊救難隊」所属となり、過酷な任務をこなしながら充実した日々を送ってい
     ました。
     そんなある日、吉岡の恋人でキャビンアテンダントの美香(仲里依紗)が搭乗
     し羽田に向っているジャンボジェット機のエンジンが炎上離脱し、飛行困難に
     なる事故が発生、かろうじてジャンボ機は東京湾へ着水しますが、海面に浮
     かんでいられる時間はわずか20分間・・・。特殊救難隊は、その間に乗客346
     人を助け出すことが出来るのか。事故現場には予想外の事態が待っていた
     のです・・・。

     監督は前作と同じく羽住英一郎。事故機内の模様だとか、固唾を呑む海上着
     水シーン、そして救難現場のシーンなどCGを駆使して中々迫力がある海洋ス
     ペクタクルを撮りあげていると思います。
     スペクタクルの場面が良ければいいではないかの考え方もありますが、残念
     ながらその他のドラマ部分が全くいただけません。
     特に吉岡と美香が結婚に踏み切れない事情など噴飯ものです。
   
     公開されて以来、記録的な興行収入を上げているそうですが、お客が入るか
     らいいと見過ごすのではなく、せっかく沢山の方が見てくださるのですから、ス
     ペクタクルのシーンも、それに並行するドラマ部分もがっちり組み立てて、映画
     ファンに応える姿勢をもっと見せて欲しかったと思っています。
                     (7/17 TOHOシネマズ天神 5日目 10:10の回 32人)

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