映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「LIGHT UP NIPPON ~日本を照らした、奇跡の花火~」

2012年07月17日 | 日記

        

     2011年3月11日、マグネチュード9.0という未曾有の地震が東北地方
     を中心に、地震と津波は東日本を広範囲にわたって襲いました。
     それから5ヵ月後の去年8月11日、被災地や日本全体を元気づけようと、
     太平洋沿岸の被災地を中心に、10ヵ所で同時に花火を打ち上げたプロ
     ジェクト「LIGHT UP NIPPON」に密着したドキュメンタリー映画です。

     このプロジェクトを立ち上げた一人の男の情熱と、その趣旨に賛同した現
     地の人々の様子をラストの花火打ち上げまで記録していきます。
     監督はミュージックビデオやCMを手がけ、「バウムクーヘン」などを発表し
     ている柿本ケンサク、ナレーションは黒木瞳、音楽を坂本龍一が担当して
     います。

     こんな時期と状況の中で、花火大会を開くなんて相応しくないの声もあっ
     たのですが、実行委員の熱意と、追悼と復興の意が込められたプロジェク
     トの実現に向って大きな渦が巻き起こり、協賛商社などからの資金が集ま
     って実現にこぎ着けるのです・・・。
     この映画の収益は今年の8月11日に、岩手・宮城・福島の各県で開催さ
     れる予定の「LIGHT UP NIPPON」に寄贈されることになっているそうです。

     何一つ文句を言ってはいけないような気がしますが、敢て言わせてもらう
     ならこれは完全にテレビで公開すべき1篇でしょう。花火の打ち上げを含
     めて、映画ならでわの映像がほとんど無いし、各委員の現地での開催交
     渉も特に盛り上がりがありません。
     それに製作・配給などの経費を差し引くと、映画興行は結果がマイナスと
     しか思えません。
     製作の意図は判らないではありませんが、映画館で入場料を取って見せ
     る作品ではないと思います。
                     (7/11 T・ジョイ博多 5日目 14:10の回 14人)

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