一昨日は帰宅が午前様となり、どうしても書く事が出来ず、一日お休み
をいただきました。
海外に出るとか出張だと仕様がないのですが、午前様はいけません・・・。
出来るだけマメに書きますので宜しくお願いします。
映画館で出来るだけ見ていますが、試写で見た作品も溜まってきました。
因みに「サンクタム」「ハウスメイド」「ゲーテの恋~君に捧ぐ"若きウェテ
の悩み"」「探偵はBARにいる」「アジョシ」「レジェンド・オブ・フィスト」です
が、公開日を考えながら感想をご披露したいと思っています。
「4月の涙」は、ロシアから独立したものの内戦に明け暮れたフィンランド
を舞台に、1918年ころの戦いと愛のドラマです。
内戦末期、右派の白衛軍は、左派の赤衛軍の残党である女性兵を追い
詰めて捕虜にし、乱暴した揚げ句に逃亡兵として射殺する暴挙に出ます。
一人生き残ったミーナは、脱出途中に敵の準士官アーロに捕まってしま
うのですが、彼は他の兵士と違う清らかな心の持主だったし、彼女を公
平な裁判にかけるために奔走するのでしたした
そして裁判にかけるため二人の前に判事のエーミルが現われます・・・。
監督はアク・ロウヒミエス。準士官役はこの作品でマラケシュ国際映画祭
男優賞を受賞したサムリ・ヴァウラモ、女兵士役はピヒラ・ピータラ、判事
役はエーロ・アホがそれぞれ熱演です。
この作品も予告編が上出来で見たいと思ったし、てっきり敵同士の男女
が色々あって微妙な恋の話と思っていたのです。
前半は確かにそうなのですが、後半女兵士の裁判のために判事が出て
きたあたりから物語の様相が一変します。
あまり書くとネタバレになりますが、要するに同性愛問題が出てきて思
いも寄らぬラストへと転がり込んで行くのです。
真面目に撮っていることは判るのですが、欲張りすぎた内容で終盤は見
ていてどうもすっきりしません。いい材料なのに惜しい一作でした。