映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「エクレール・お菓子放浪記」

2011年07月26日 | 日記

          

     原作は西村滋の自伝的小説「お菓子放浪記」ですが、出版から30年
     以上の時を経て映画化されたものです。

     内容は第2次大戦前後を背景に、孤児で家もなく放浪していた少年が、
     "お菓子"へのあこがれを胸に描きながらさまざまな人々との出会いと
     別れを繰り返し、紆余曲折を経て力強く生き抜く姿を描いたものです。

     監督は「ふみ子の海」の近藤明男。主人公の少年には「レ・ミゼラブル」
     などミュージカルに出演が多い吉井一肇。
     他に、早織・いしだあゆみ・高橋恵子・遠藤憲一・林隆三などが共演し
     ています。

     私は予備知識がほとんどなく、ケーキ屋さんのサクセス物語ぐらに思
     いながら見た次第です。
     何しろ30年も前の小説の映画化ですから、少しは手を加えてあるの
     でしょうが、作品全体が古臭く感じるのは仕方がないのでしょうね。

     子役はまあまあです。悪人か善人かよく判らないいしだあゆみの演技
     が光っていました。
     一番困るのは脚本と演出がともに貧相なことで、子供があのようなキザ
     なセリフを言うはずがないと思われる箇所がいくつかありますし、ラスト
     の粗い処理にも驚きました。
     更に技術的な面にも触れますが、撮影・編集もいただけません。
        

コメント
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