「スパイダーマン」「アイアンマン」「X-メン」などでヒットを飛ばしている
マーベル・スタジオ初の3D作品であるし、ご贔屓のナタリー・ポートマン
が出ているし、浅野忠信も出ているし、しかも前宣伝はとても効いている
し、予告編はいい出来だしと、私は期待して見ました。
1962年に発表され、長い間親しまれたアメリカン・コミックスの映画化で、
神話とヒーローを融合させた物語です。
神の世界アスガルドの王オーデインは、息子ソー(C・ヘムズワース)に王
位を譲ろうとしていましたが、氷の王国ヨトゥンヘイムの巨人たちが王宮
に不法侵入してきます。
腹を立てたソーは独断で復讐に向い、それが原因で王の逆鱗に触れ地球
へ追放されます。
地球でその瞬間を天文学者ジェーン(ナタリー・ポートマン)たち一行が目撃
・・・物語にからみます。
その後神の世界では、病に倒れた王に代わり、ソーの弟ロキが王座を狙っ
て波乱万丈の予測ですが・・・。
作品の内容をくどくどと書きましたが、私の感想は結論から申し上げますと
壮大な凡作です。
物語に新味がないし面白くありません。3Dもわざわざそうする必要を感じ
ないし、アクション場面も目がくらむばかりで興味半減です。
更に折角のナタリー・ポートマンも精彩を欠きますし、浅野忠信に至っては
上手く使われておらず全くの論外です。
いい所を探せと言われてもその気になりません。本当に不本意な出来ばえ
で残念です。