映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「僕たちは世界を変えることができない。」

2011年07月12日 | 日記

               

     時代は2005年のころです。楽しい日々を送るっていうか、やや自堕落な
     日常に明け暮れる医大生が、ある日、海外支援のパンフレットを偶然に
     見ました。
     「カンボジアの子どもたちに屋根のある学校を。あなたの150万円の寄付
     で、教室が五つもある学校が建ちます」というものでした。

     それまで何かが物足りない・・・そんなことを頭の隅で考えていた彼は一念
     発起し、仲間と一緒になってカンボジアの子供たちのために学校を建設し
     ようと奔走する姿を描いた作品です。

     原作は2008年に自費出版された現役大学生・葉田甲太の同名体験記で
     すが、ボランティアを通して、自分自身と社会を見つめ直す姿を描いたノン
     フィクションの本が、現役大学生ならでわのリアルな内容だったためネット
     などで反響を呼び、映画化に至った経過があります。

     主人公には向井理、共演は松坂桃李・柄本佑。監督は「同じ月を見ている」
     の深作健太ですが真摯な演出ぶりです。

     東日本大震災で、復興・支援が叫ばれている昨今ですが、並行して開発
     途上国の支援も絶対必要を痛感しながら見ました。
     日本での場面はともかく、カンボジアの現地ロケによる場面はぐっと引き締
     まって中々感動的に見せてくれます。
     向井理は色々な映画に出ていますが、この作品が一番好感を持たれると
     思います。
     地味ですが温かく迎えてやりたい作品の一つです。
コメント
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