kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

春よ、こい。

2011年04月16日 | 
人々の心とは、無関係に、季節は確実に春を迎えている。
自分が、今、安全と思える場所にいて、被災地の人々へかける言葉が、思い浮かばない。
月並みな言葉は、空虚でしかない。
二つのテレビ番組を見た。NHKBSプレミアムの「谷村新司のショータイム」、
懐かしいチョー・ヨンピルのインタビュー。
彼がテレビ出演を拒否してから20年。韓国の場合も、バラエティー、クイズ番組全盛。それに嫌気をさしてのことだ。
コンサートだけの活動をしているそうだが、昔の曲「友よ」「ハン?500年」に涙が出てきた。
歌から届くメッセージが心に響くのだ。

一方の、NHK「マイケル・サンデル究極の選択」(大震災後の世界をどう生きるのか)
評判には聞いていたけれど、独特のやり方の、見事な講義だった。
この番組で東京の講義受講者として出ていた、高橋ジョージ、高畑淳子、ジャパネット高田は、
違和感があったが、一受講者として真摯な態度が、好感を持てた。
この、大震災を機会に、グローバルなコミュニケーションの新しいはじまりと結論づけたサンデル教授に、共感を覚えた。
現実は、多くの国々が義援金を日本に届ける一方、原発事故による放射線漏れの恐怖から、大使館はフランス大使館のように原発推進国を除くと、西へ移動するし、在日アメリカ軍は復興に協力するも、本国からは80km圏内は避難指令。
人件費が安い外国人労働者に頼っていた企業は、みんな自国に帰ってしまうため、困っている。
私は、日本から逃げない。逃げたくない。
神田川の中の鯉、と同じである。

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2 コメント

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Unknown (サエモン)
2011-04-17 11:37:04
こんにちは。

 私もマイケル・サンデル教授の講義を見ていました。
世界中から、日本で暴動が起きないのを不思議に思い、
その原因を考察されていました。

その中で日本は単一民族だからという意見がありまし
たが、これは見識が甘いと思います。暴力団員の構成を
見ればわかるように差別されたマイノリティーが存在
します。

それらと必ずしも一致しませんが、被災地でも価格の
便乗値上げや自動販売機の破壊、車のタイヤの盗難
などが頻発しているのですが、報道されることがありま
せんでした。これも社会的な影響を懸念しての配慮なん
でしょうね。
 
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略奪の程度が違うらしい (kazu)
2011-04-17 20:43:57
サエモンさん。コメントありがとうございます。
某信用金庫の4000万円、盗難の話なんて、氷山の一角なのに…
盗人にとっては、千載一遇。そんなに美談だけ流されてもね…
かの国の災害時の略奪レベルとは話にならないそうだ。単純には喜べない。
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