果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

ちはま人参、初収穫!

2006年11月20日 20時07分50秒 | インポート

Chihamaninjin  学生時代の友人に種苗会社に勤めるA君がいる。同窓会のときに人参のことを質問したのがきっかけで、人参の種を頂いた。お盆前に種をまき、順調に今日、初収穫させてもらった。もちろん野菜の管理は母親がしているのだが、こんなに収穫を待ちわびていたのはA君の人柄に他ならない。早速、私のつまみへと生け贄にされた人参である。食は食うか食われるか、バキっと、一口ほおばる。前評判通り癖がなく食べやすい。人参ジュースに最適な品種だとおしえられたのを思い出す。

 ちはま人参はベータカロチンが普通の人参より2倍含まれているのが特徴である。ベータカロチンは脂溶性のため油といっしょに摂るなければならないということは知っていたのだが、一部水溶性のベータカロチンも含まれているとA君に教えてもらった。こういった情報を知っているのと知らないのでは確実に、食の楽しさが違う。今日も朝から仕事に追われたため、体内の活性酸素をベータカロチンでやっつけてもらうのだと、目に見えない体のなかの出来事を想像する。ただ、我が家はみかん農家なので、ベータクリプトキサンチンも摂るために、今日もたくさんのみかんさんが体内に消えていったということも付け加えておく。

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アスリートの栄養学

2006年10月25日 21時28分16秒 | インポート

Dsc00561  11月になると早生みかんが本格的に店頭に並ぶようになる。朝食はフルーツたっぷりという生活を相変わらず実践中の私は、お酒の席でついつい朝フルの伝道師になってしまう。昨日も市場の担当者のSさんに伝授。きっと1ヶ月後には、はち切れんばかりのウエストにいじめられているズボンに、きっと感謝されるはずである。

 私が朝フルの伝道師となっているためか、妻の妹から貴重な日経マガジンの資料をもらった。それはワールドカップドイツ大会で、サッカー日本代表が試合終了間際に息切れして、オーストラリアに逆転を許した物語から始まる。題は『アスリートの栄養学』消費小国日本にイエローカード、サッカーW杯敗因は果物不足!?である。その資料には【サッカーワールドカップ出場32カ国の国民一人当たりの果物供給量】のグラフがあった。

 日本の果物消費量は大会に出場した32カ国中、28位。果物消費下位グループの国の多くが1次リーグで涙をのんでいるという事実。果物の栄養成分は活性酸素の発生を抑えたり、疲れをとったり、老廃物を素早く排泄したりして、アスリートの体調管理に貢献することを指摘している。つまりサムライブルーは果物の摂取不足だと、ふむふむ~私の経験とも合致するため納得。年間200kg以上の果物を消費する私は、消費量1位のオランダより多い。ひとりワールドカップで勝った気になっている伝道師、いったいなんのワールドカップなんだか・・・。

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冷凍レモン

2006年07月27日 21時49分38秒 | インポート

 梅雨明け宣言はまだでていないのに、一気に暑くなって体が順応していかない。急いでやらなければならない温室みかんの剪定をしているのだが、40度以上になる作業環境はさすがにこたえる。この暑さを乗り切るために我が家の食卓に欠かせないのが、無農薬フルーツレモンの冷凍スライスである。夏場に採れないレモンを1年中食するために、妻が冷凍保存していてくれる。丸ごとのレモンを凍ったままでもスライスにすることができるため、とても簡単。ビタミンC、クエン酸、レモンポリフェノール、カルシウム、カリウムなど夏ばて予防に欠かせない栄養がいっぱいだ。確かにこれを食べ始めてから暑さへの抵抗力が増して、バテなくなった。名古屋文理大学の先生によると暑いところでの作業には、数倍のビタミンCを消費するとのこと。

 心地よい酸味とシャーベットの冷たい食感が、夏の季節の鍵穴にぴったりと収まる。そういえば味覚は鍵と鍵穴の関係であると教えてくれたのは、島村光治先生だった。収穫できる時期をふつう旬というのだが、自身の味覚に合致した時も“SYUN”?。先日、当園の年間会員の方から、冷凍みかんの歌が流行っていると教えて頂いた。私の世代にとっては懐かしさの2乗ぐらいの響きを感じる。Dsc07898 冷凍レモンの歌、誰か作ってくれないかな~。

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ワールドカップ イン ドイツ

2006年06月15日 21時26分33秒 | インポート

 サッカーの観戦が毎晩の晩酌より好きな私、やはりすこし寝不足状態である。自身も小学校から高校までは運動場を駆けずり回っていたため、解説は少々うるさい。どちらかというと得点シーンより、それに至までの過程を重要視して応援しているため、献身的なフリーランニングやポジション取りをする選手に目がいってしまう。12日オーストラリア戦の敗戦はさすがにショック! 今日あたりからやっと18日のクロアチア戦にむけて頭が切り替わってきている。なんとしても勝利を・・・絶対勝つぞ~。

 サッカーで1点を奪うための過程、我が家のミカンやレモンもその過程と同じぐらいのドラマを経て皆さんのゴールに吸い込まれていく。ただそれがどうしてもゴールシーンのダイジェスト部分しか見えないところに、食べ物は簡単にできるという錯覚が生まれてしまっていると思う。がんばれ日本の農産物!サポーターの皆さん、応援をよろしくお願いします。

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レモンの苗木

2006年03月26日 20時15分03秒 | インポート

 頼んでおいたレモンの苗木が福岡の藤原種苗さんから届いた。レモン栽培を始めてからのお付き合いだ。ここの苗は細根が多く、生産者にとってはありがたい。なんでも数年間使った苗畑は、潅水状態にしているらしい。ここでも光合成細菌のパワーを使っているんだと勝手に想像している。できれば一度伺いたいと思っているのだが・・・。

 たくさんのレモンの苗を仮植するのには、結構骨が折れる。何せ一年に一度の作業であるため、なれた頃には終りである。パートさんたちも口々に腰が痛いと言っていたが、なんとか完了!無事に秋まで大きく育ちますようにと祈りながら、育てていくつもりである。秋にはボックスに植え替えて、無農薬レモン栽培へと環境を整えていく。今年は多くの皆さんにもっとたくさん作ってくれと言われてしまった。2年先にはたわわに実るとのでしばしお待ちをくださいね。。果樹の栽培はなるようになるまでに、時間がかかることをご理解ください。『桃栗三年柿八年』、今の世の中ではスローすぎるかもしれませんが、1年をかけて実ができるフルーツには特別な酵素がいっぱいです。Lemnae デトックスなんて言葉、最近よく聞くな~。

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無農薬フルーツレモンの見学

2006年02月05日 20時17分06秒 | インポート

 今日、ある会社の若手社員の方々が、当園の無農薬レモンの見学に見えました。環境に優しい企業活動につながるのではと言う考えから、無農薬レモンの栽培のお話しをさせていただきました。微生物が作る抗酸化物質がどのように働いているのか、このあたりが環境問題にもつながるのではと考えています。

 目に見えない天敵のことはまた詳しくお話しさせていただきます。 レモンの温室の中の誰もが知っているダンゴムシが、帰化昆虫だというのは知らなかったでしょう。彼らは別名森の分解屋とか掃除屋といわれており、レモンの温室の中では重要な役割を担っています。レモンの落ち葉が葉脈だけ残されたメッシュになるのも彼らの仕業。このように目に見えない部分が、見えてくるととても楽しくなると思います。

 待ったなしの環境問題が2006年目標から実践へと向かう中、業種を超えて支え合う。こういった交流が里山再生につながり、多くの皆さんといっしょに学んでいけたら良いと考えています。とにかく楽しんでやること、長続きの秘訣です。Iさん大変お世話になりました。

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カマキリの赤ちゃん

2006年01月05日 11時34分46秒 | インポート

Kamakiri060001  寒さが身にしみるこの時期に、無農薬レモンの温室の中でカマキリの赤ちゃんが生まれてしまった。こんなに早く遭遇したのは初めてである。早くても2月ぐらいだと言うデータが私の頭の中にはインプットされているのだが、こんな寒い年に・・・。毎朝0度ぐらいになるため、生きることができているのが不思議である。南側の暖かいところで必死に動きまわっている姿に、早くエサとなる昆虫が現れてくれればと願うばかりである。なんとかこの厳寒を乗り切ってほしいと、生き物の生命力に期待したいと思う。

 無農薬のレモンを作るために、レモンの生育ステージと昆虫の発生ステージをずらしているために起こる通常の自然界とは違う世界。誰も気がついていないと思うと、ちょっぴり寂しい気もしてきた。

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果物の甘さは脳に快楽を与えないのか?

2005年12月25日 19時17分07秒 | インポート

 ある雑誌でサンプラザ中野さんの書いているコラムを読んだ。白砂糖が健康に及ぼ影響を分かりやすく書いてあった。精製された砂糖(ミネラルを除いた。)は脳に美味しいという快楽を与えるため、食べ物の美味しいという基準が精製された砂糖の甘さに左右されると。またそれを体内で消費するためには、ビタミンBが多く使われるので、それが不足がちに。

 最近の果物の消費量はどんどん下がっている。我が家で作っているミカンもそうであるが、ミカンの甘さを甘いと感じない人が増えていると感じていたため、サンプラザ中野さんのお話しにうなずいてしまった。そう、複雑な果物の甘さは脳に美味しいという快楽を与えないのでは?そう考えると最近の消費動向はとてもうなずける。特にお子さんの美味しいという価値判断が、甘ったるい味にシフトしていることからも。生産者から言わせると自然の味ではないのに、それが美味しいという基準になるということは今後も果物の消費はどんどん減るということになるのでは?う~ん。

 ミカンの体験学習やオーナー制の参加者の方々は、ミカンの複雑な味ができあがるまでの膨大な時間をある程度理解されているため、味について舌で感じる以上に脳で感じていてくれる。ありがたいことである。体と舌と脳で感じられるように、これからも微力ながら情報発信を続けていこうと、新年には少し早いがコラムを読んで思ったところである。

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モズ?のヒナ

2005年06月27日 20時30分47秒 | インポート
 みかんの摘果中にみかんの木に鳥の巣を発見。ヒナが3匹生まれていた。近くの木を摘果しているので、親鳥は巣に近づくことが出来ず、エサをくわえて近くで待っている。仕事なのでごめんねと言いながら、目がどうしても親鳥にいくため摘果が進まず。とても暑い中の仕事なのに、かわいいヒナのおかげで気持ちだけはすがすがしいな~と。
 検索して調べてみたのだが親鳥の名前がわからない。誰か知っていたらおしえてください。ヒナの画像しかないので難しい?よろしくお願いします。hina



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