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元旦の薪ストーブ考

それは・・・ 単純に好きか嫌いではないし、完全か不完全かでもなく、損得でも善悪でもないような気がするのだ。

ボクはキャタリティックコンバスター(触媒燃焼器)搭載の薪ストーブを焚いている。 薪ストーブの選択肢は、メーカーや機種、燃焼方式の違い等で他にもたくさんあったけれど、結局のところリビングルームもワークルームもキャタリティックコンバスターの薪ストーブになった。

薪ストーブは最新型が最良と言えるのだろうか?

1742年にベンジャミン・フランクリンが薪ストーブを世に送り出すと、その効率の良さからそれまでの暖炉に代わってフランクリンストーブは人々の絶大なる支持を得た。 その後化石燃料の台頭と共に薪ストーブは衰退(農村地帯や一部の愛好家を除いて)してしまうのだけれど、1973年アメリカ国の第一次オイルショック、原油高騰によって一躍アナログな薪ストーブが脚光を浴びて見事復権を果たしたのだ。 それまで主流だった鉄板製から鋳物製の薪ストーブへ切り替わっていったのもこの頃の話のようだ。

そして1983年にキャタリティックコンバスター(触媒燃焼器)搭載の薪ストーブがダッチウエストから発売された。 このことは当時の薪ストーブの革命的な出来事で、薪の燃焼効率が大幅にアップしたことにより、燃費だけでなく環境問題の排煙が見事にクリーン化された訳だ。
同じ頃クリーンバーン燃焼の薪ストーブ第1号も発売されているものの、燃焼効率、排煙基準で及ばず、改良型になってようやく90年代に認知され始め現在に至っているようだ。 2005年にはリーンバーン(エヴァーバーン)燃焼と言われる新しい燃焼システムが開発され、ダッチウエストとバーモントキャスティングスのブランド名で新機種として発売された。

日本国内での薪ストーブ販売実績は、メーカー・機種数ともに圧倒的に多いクリーンバーン機が一番なのだろうか? シェアがどうなっているのかはボクは知らない。 薪ストーブ販売店などのホームページやセールストークでよく耳にするのは、「触媒機はもう古く過去の物、ましてメンテナンス費用が云々・・・」みたいなネガティブな風評が目立つけれど、それってホントに本当?

果たして、薪ストーブは最新型が最良と言えるのだろうか?

キャタリティックコンバスター(触媒燃焼器)搭載の薪ストーブは四半世紀に渡って作り続けられている。 生産打ち切りにならないのは何故だろう? どんなに非触媒機の性能が向上したと言っても、未だ触媒機の性能に追いつけないということの 証 として生産されているとしかボクには思えないのだ。



2007年1月1日快晴! 今年最初の朝の光を受けて・・・

大いなる自然は、ただ存在し続けているのだ。
静かに、激しく、そして威厳に満ちて・・・
人間の営み、企み、狂乱の時代などおかまいなしに、ただただ美しく存在し続けているのだ。

環境問題、ボクにとってあまりにも漠然とした課題だ。 天空、地表、自然の荘厳さを前に立ち尽くすだけでボクは何も出来ないけれど、自然を保護するのではなく、畏敬と謙虚さを忘れることなく、一番大切な人を暖めるために薪ストーブを焚き続けて生きたいのだ!


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