今日もすばらしい天気。
感染者数も減ってきて、もうそろそろ出口も見えてきたのではと期待してしまうのだが、報道の通り、これから第二波、第三波があるのだろうか。
本書は、日本古代の歴史シリーズの第6巻。
最終巻になるのだが、第5巻が出てから相当年数が経っていて、もう完結しないのではないかと心配していた昨年、ついに出た。
著者は、本シリーズの企画編集委員の佐藤氏だが、定年退職等があり、超多忙だったとのこと。
それはそれとして、本シリーズの総まとめ的な内容になっており、最新情報も取り入れて、すばらしい。
通常、こういったシリーズものは、総論から各論に入るが、本シリーズは、各論から入って、最終、大御所が出てきて総論で締めたという感じ。
日本列島が形成されてから、鎌倉時代になる寸前までの長い期間を、バランスよく、1冊にまとめてある。
様々な議論を、メリハリをつけて配し、読者が、極論に走らず、でも、問題意識を持つような書き振りで好感が持てる。
古代史の本をずいぶん読んできたが、本書のような気づきを与えるような本を読んでから、各論に入ると、より真実に近づけるかもしれない。
どちらかというと、飛鳥から奈良時代の本を中心に読み漁っているが、本書を読むと、改めて、古代史は、どの部分を切り取っても面白いことがわかる。
最後、宮城県出身の私にとっては、馴染みの深い奥州合戦により、武士政権が確立したところで、本書は完結するが、まさにこの時点で、日本の中世の時代に入ったと言えるのだろう(もちろん建武の新政などのより戻しもあるのだが)。
西から東に軸足が移ったタイミングとも重なる(京は、都であり続けるのだが)。
このような骨太の本の出現に、今後も期待したい。
感染者数も減ってきて、もうそろそろ出口も見えてきたのではと期待してしまうのだが、報道の通り、これから第二波、第三波があるのだろうか。
本書は、日本古代の歴史シリーズの第6巻。
最終巻になるのだが、第5巻が出てから相当年数が経っていて、もう完結しないのではないかと心配していた昨年、ついに出た。
著者は、本シリーズの企画編集委員の佐藤氏だが、定年退職等があり、超多忙だったとのこと。
それはそれとして、本シリーズの総まとめ的な内容になっており、最新情報も取り入れて、すばらしい。
通常、こういったシリーズものは、総論から各論に入るが、本シリーズは、各論から入って、最終、大御所が出てきて総論で締めたという感じ。
日本列島が形成されてから、鎌倉時代になる寸前までの長い期間を、バランスよく、1冊にまとめてある。
様々な議論を、メリハリをつけて配し、読者が、極論に走らず、でも、問題意識を持つような書き振りで好感が持てる。
古代史の本をずいぶん読んできたが、本書のような気づきを与えるような本を読んでから、各論に入ると、より真実に近づけるかもしれない。
どちらかというと、飛鳥から奈良時代の本を中心に読み漁っているが、本書を読むと、改めて、古代史は、どの部分を切り取っても面白いことがわかる。
最後、宮城県出身の私にとっては、馴染みの深い奥州合戦により、武士政権が確立したところで、本書は完結するが、まさにこの時点で、日本の中世の時代に入ったと言えるのだろう(もちろん建武の新政などのより戻しもあるのだが)。
西から東に軸足が移ったタイミングとも重なる(京は、都であり続けるのだが)。
このような骨太の本の出現に、今後も期待したい。