今日は、久しぶりに、講演会に行った。最近、無料の講演会を申し込んでも、なかなか当たらないことが多かった。
テーマは、介護。
前半は、ワタミの渡邉さんと、TVでお馴染、北村弁護士の対談。後半は、渡邉の、介護ビジネスについての講演。
北村弁護士は、今日は、完全に脇役。シンスケがいないと、あのユニークさは、あまり発揮されないようだ。
ということで、渡邉さんの話を中心に。
渡邉さんは、同世代であることもあり、応援しているが、直接講演を聴くのは初めて。
テレビや、本でお馴染のとおり、純粋な、信じることに向かって一直線の行動力は、本物だった。
介護ビジネスに参入したきっかけは、ワタミからスタートし、学校法人ビジネスから、病院再建ビジネスを経験。その病院を再建するには、患者を治して、どんどん回転させることが必要だったという。そして、退院した人の生活がどうなっているのかを見て、新しいタイプの介護ビジネスの必要性を痛感したそうだ。
おいしい食事、明るい気持ち、清潔さがあれば、楽しく暮らせるのに....
そして、そこで、ワタミのノウハウが生かせると考えたのだ。
この特定施設(民間老人ホーム)は、入札制になっており、新規参入は認められず、既存の15施設の買収からスタート。93億円の投資からスタートしたという。安くない!
ところが、旧態依然の老人ホーム。面会時間を24時間にするとか、風呂を檜風呂にするとか、暖かい食事を出すなどの、大改革をしたら、旧従業員は、皆辞めてしまって、結局、一からのスタートになったそうだ。
渡邉さんの老人ホームには、4つのテーマがある。
特殊浴、おむつ、経管食、車イスの減少だが、大きな効果をあげているという。これらは、効率経営の逆を行くことになるが、全ての判断基準を、患者のためになるかどうかに置いている。
今の制度では、患者の程度がよくなると、要介護の程度が下がり、ホームの収入が減るというシステムになっているので、このような努力をするホームは、他にないという。
今や、4,400人の入居者がいる。8年間で、急成長だ。
政策への注文は、規制の撤廃という。規制を撤廃するば、民間の特定施設のレベルは、競争原理が働き、必ず上がるはず。
特養は、公的機関だが、これも、競争原理の購入が不可欠との意見。
また、今は、サービス一つ一つが、点数化され、報酬が決まる仕組みになっているが、これも、一括で報酬が決まるシステムにすれば、無駄なサービスは減るという。
医療と、介護は、我々が、その年齢に達する頃は、年間90兆円のコストが予想され、これを、全て税収増などで、賄うのは無理とのお考え。全国民が、負担を分かち合う気持ちがないと、乗り切れないのではと力説されていた。
これからは、老人用食材宅配ビジネスも推進するという。
今回の震災では、いわき近辺で、地元の老人ホームに取り残された9名を、ぎりぎりのところで、救い出し、既存のホームで、一ヵ月預かった後、復旧した、元のホームにお帰りいただけたとのこと。
今は、陸前高田市の参与となり、復旧計画を練っているという。国が全く動いておらず、インフラの復旧がどう行われるかが分からない中の検討で、ここでも国への憤りは大きい。
とにかく、思ったら、必ずすぐ、実行に移す。
ここまでわかりやすい話は、珍しかった。
ただ、これは、渡邉さんの強力なリーダーシップがあればこそ。
組織もどんどん大きくなって、これからも発展を続けられるか?
テーマは、介護。
前半は、ワタミの渡邉さんと、TVでお馴染、北村弁護士の対談。後半は、渡邉の、介護ビジネスについての講演。
北村弁護士は、今日は、完全に脇役。シンスケがいないと、あのユニークさは、あまり発揮されないようだ。
ということで、渡邉さんの話を中心に。
渡邉さんは、同世代であることもあり、応援しているが、直接講演を聴くのは初めて。
テレビや、本でお馴染のとおり、純粋な、信じることに向かって一直線の行動力は、本物だった。
介護ビジネスに参入したきっかけは、ワタミからスタートし、学校法人ビジネスから、病院再建ビジネスを経験。その病院を再建するには、患者を治して、どんどん回転させることが必要だったという。そして、退院した人の生活がどうなっているのかを見て、新しいタイプの介護ビジネスの必要性を痛感したそうだ。
おいしい食事、明るい気持ち、清潔さがあれば、楽しく暮らせるのに....
そして、そこで、ワタミのノウハウが生かせると考えたのだ。
この特定施設(民間老人ホーム)は、入札制になっており、新規参入は認められず、既存の15施設の買収からスタート。93億円の投資からスタートしたという。安くない!
ところが、旧態依然の老人ホーム。面会時間を24時間にするとか、風呂を檜風呂にするとか、暖かい食事を出すなどの、大改革をしたら、旧従業員は、皆辞めてしまって、結局、一からのスタートになったそうだ。
渡邉さんの老人ホームには、4つのテーマがある。
特殊浴、おむつ、経管食、車イスの減少だが、大きな効果をあげているという。これらは、効率経営の逆を行くことになるが、全ての判断基準を、患者のためになるかどうかに置いている。
今の制度では、患者の程度がよくなると、要介護の程度が下がり、ホームの収入が減るというシステムになっているので、このような努力をするホームは、他にないという。
今や、4,400人の入居者がいる。8年間で、急成長だ。
政策への注文は、規制の撤廃という。規制を撤廃するば、民間の特定施設のレベルは、競争原理が働き、必ず上がるはず。
特養は、公的機関だが、これも、競争原理の購入が不可欠との意見。
また、今は、サービス一つ一つが、点数化され、報酬が決まる仕組みになっているが、これも、一括で報酬が決まるシステムにすれば、無駄なサービスは減るという。
医療と、介護は、我々が、その年齢に達する頃は、年間90兆円のコストが予想され、これを、全て税収増などで、賄うのは無理とのお考え。全国民が、負担を分かち合う気持ちがないと、乗り切れないのではと力説されていた。
これからは、老人用食材宅配ビジネスも推進するという。
今回の震災では、いわき近辺で、地元の老人ホームに取り残された9名を、ぎりぎりのところで、救い出し、既存のホームで、一ヵ月預かった後、復旧した、元のホームにお帰りいただけたとのこと。
今は、陸前高田市の参与となり、復旧計画を練っているという。国が全く動いておらず、インフラの復旧がどう行われるかが分からない中の検討で、ここでも国への憤りは大きい。
とにかく、思ったら、必ずすぐ、実行に移す。
ここまでわかりやすい話は、珍しかった。
ただ、これは、渡邉さんの強力なリーダーシップがあればこそ。
組織もどんどん大きくなって、これからも発展を続けられるか?