かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

読書が「才覚」を創る

2011年07月10日 | Topics


今日は、ビッグサイトで行われている東京国際ブックフェアに行ってきた。
目当ては、曽野綾子さんの講演。
曾野さんの本は、申し訳ないが、あまり読んだことがない。でも、その行動や、考え方には触れる機会があり、たいへん興味を持っていた。
今日の講演は、その私の関心にぴったりの企画だった。

曾野さんは、おととい、自ら乾杯したという。
ちょうど30年前に、ほとんど見えなくなっていた視力が、医学の力で、回復した日なのだそうだ。
その前から、作家活動をされていたが、その一件で、ますますその自覚が高まったのだという。
元々、福井の出身であった曾野さんは、今でいう教育ママに育てられた。ピアノ、踊りを習い、作文力が弱いと知ると、その家庭教師まで、つけたという。
そして、これまで、15万枚、6千万字の小説を書いてきた。その中で、①書くこと②読むこと③旅をすること④人と会って話をすることが自分の人生で大事なことと覚ったという。
それ以来それをずっと実践してきた。

作文力は、書こうするものをまず理解することが必要という。そして、書いた後の推敲、つまり練ることが大切という。その意味で、ワープロの効用は大きい。

その後話は、展開し、世界の貧困問題への取り組みについての話があったが。割愛する。ただ、その取り組みの中で、何と125ヶ国を訪れたのだという。その中で、今、日本卑下論が跋扈するが、とんでもないと説かれる。こんなすばらしい国は、世界のどこに行っても、見つけられない。

この経験を通し、読書を糧にして、自分なりの小世界を作り、他の小世界と接しながら、人生を楽しみたいとのお話だった。
スケールはとても及ばないが、とっても共感できる話だった。



講演が終わってから、メインのブックフェアの方にも寄ってみた。
受付は、ピークを過ぎ、こんな感じだが、中は、大盛況。
それこそ、老若男女、ちょっとオタク系の人も含めて、楽しそうに、会場を回遊している。
私も、短時間だったが、バーゲン品を2冊GET。
本屋で、なかなか出合えない本との出会いや、教育関連の実体験型ブースの人気が高かったように思う。国毎のブースは、かなりばらつきが。
今回3回目だが、これからも、スケジュールが許せばお邪魔したい。
コメント
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