kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

戸惑いながらも・・・

2017-01-29 | 陸上競技
木曜日、この日は用事があって練習は全て選手に任せました。前日までの疲労度もあるでしょうからこちらとしては「最低限」のメニューを設定。できる限り早く終わるようにしました。とはいっても2時間程度の練習ですが。少しトレーニングを多くして最後に走る感じにしました。

前日の練習の様子を見て木曜日の計画を少し変更。走る種目を少しずつ減らしておきました、。、

一応練習後に報告を受けました。「渡された練習メニューを探すのに時間がかかって開始が遅くなってしまった」とのこと。うーん。こちらも一応考えて作っています。1枚だけを渡すと分からなくなるかもしれないという感覚があったので複数準備していました。気は使っています。

練習開始が遅れたことにより終了時間も遅くなる。もう少し考えなければいけません。詳しく確認すると私がメニュー変更を記入した「メインの1枚」が行方不明になっていたとのこと。「任せる」としていました。これが良いことなのかどうか。全てを私がコントロールするというのは面白くないなと感じています。ある程度は自分たちでできるようにならなければいけない。それが不十分だというのは今後の大きな課題です。

また、練習の雰囲気。「最初は声が出ていた」とのこと。途中でまた声が出なくなって「声を出そう」と呼びかけると最後までいい雰囲気の中でできた。ある意味、成長だと思います。私が不在時でも「声を出す」という基本的なことができるようになっている。当然と言えば当然なのですが。

問題点は「途中声が出なくなった」という部分。女子は疲れてくると明らかに「雰囲気が暗くなる」部分があります。これは大きな課題。自分たちでその雰囲気を打破しようというところまで届きません。この部分がもっとできるようになると大きく変わるのだと思います。それでも「声を出そう」という呼びかけに応えて雰囲気が変わった。そうであれば「最初から最後まで維持する」ということもできはずです。ここがまだ足りない。

翌日練習日誌を読むと「いい雰囲気の中で練習ができた」と書いている選手が複数。そうであれば常にその意識をもって取り組むべきだと思います。良いときと悪いときの「差」があれば必ずそこから崩れます。まだまだ甘い。それでもこれまでと異なる「雰囲気」を自分たちで少しずつ感じ取れているのかなと。

戸惑いはあります。「本当にこれでいいのか・・・」という感覚。こちらが全てを掌握して「やらせる」練習の方が早いかもしれない。または「絶対に強くなってやる」という強い思いを持った選手だけを集めてくれば勝手に強くなる。が、そうではない。自分自身の中ではっきりとした「答え」は見つかりません。それでも「この方が選手のためになる」と思ったことをやり続ける。

「メニューをなくしてしまった」「練習の途中で声が出なくなった」。この2点について「何をやっているのか」と怒れば簡単かもしれません。しかし、自分たちで「これはよくないな」と感じることで初めてわかることもある。その部分を私が「待つ」必要があるのかなと。戸惑います。もどかしい部分もあります。もっと「近道」があるような気がする

それでもこちらが「待つ」というのは大事かなと。その分、選手とは個別に会話する時間を作ります。問題点を提起してどのように対応するかを考えさせる。今自分が何をしなければいけないかを考える。簡単なことではない。それは分かっています。それでもそのスタイルでやってみたい。選手と向き合うことで分かることも多くありますから。

不在。これが選手にとって少しでも「自立」につながればと思っています。

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