kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

全ては勝負の時のために…

2009-04-03 | 陸上競技
昨日、今日と選手と個別に話をしました。昨日はたまたまそういう話になったのですが(笑)。今日は昨日話した内容をきちんとした形で中心となる選手に理解させたかったので。

全ては本当の「勝負の時」のための準備です。試合が近づいてきたからといって準備しても遅いと思います。早い段階から意識して、日頃の練習から行動に移していく必要があります。「勝負」がかかったりした時には人は冷静さを失います。何のためにやるのかを見失ってしまい、「負けられない」という感情が出てしまいます。たいてい失敗します。勝負がかかった場面で「力以上のモノ」を出そうとすると変に力んでしまって持っている力も出せなくなります。上手くいくはずがありません。

まずは「自分の力を出す」事に集中するべきです。プラスアルファの力は「自分の力を出す」事が出来て初めて引き出されるものです。気持ちだけでは駄目だと思います。

精神的な支えになるべき選手がいます。その選手が「勝負の場面に自分が立って、全員の感情をコントロールしたい」と話していました。大切な視点ですね。自分が場面場面でやるべき事を早い段階で考えているのだと感じました。ここに関しては「やらされている」のではなく、「自分のために」という部分が大きいですね。2年生には難しい部分だと思いますから3年生がきちんとコントロールしていく必要があります。

今日は「覚悟」と「役割」について話をしました。詳しくは…書きません。3ヶ月前に真剣に話し合って大きな成長を示していますが、今のままでは足りません。自分達が目指している場所がどんな所なのかをしっかりと理解する必要があります。はっきりいって中国大会に行くためにはある程度の「力」があれば十分届くと思います。足を痛めているmisatoが走れなかったら走れなかったで何とかなるのではないかと思います。「調子に乗るな」と思われるかもしれませんが、それくらいの力がなければインターハイという大きな目標には届かないと思っています。しかし、本当にインターハイを狙うならmisatoがいなければ100%無理だと思います。それくらいの「力」と仲間からの「信頼」があります。特別なチームではありませんから、チーム全員の力を合わせなければ狙えません。エースとして他のメンバーからどれだけ「信頼」してもらえるか?ここでプラスアルファの力が決まってきます。

私の指導の最大の特徴、実はこの部分にあるのではないかと思います。技術的な事や練習の組み立ては師事している方から学んだモノが大部分です。「心」を育てる部分に関しては、1人の「人間」としての「想い」を伝える事が多い。どんな「社会人」になって欲しいかという将来へのビジョンも含まれています。これは伝えていかなければいけないと思っています。

どこまで伝わっているか?熱くなり過ぎる気はありません。冷静に選手と向き合いたいと思っています。中心となる選手を育てる。大切な事だと思います。全ては「勝負の時」のためです。どこまで意識して取り組めるか?最後は選手次第だと思います。人生でこれだけの事に賭ける事はそれほど多くありません。チャンスをきちんとチャンスとして理解できるか?それを手にするためにどれだけ真剣に向き合えるか?ここが全てです。

かなり話しました。今日は話過ぎで待っているshimaに怒られました(笑)。まーそれが私の指導方法です。理解して欲しいですね。
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