kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ハードル練習

2020-11-25 | 陸上競技
月曜日。前日の疲労感もありました。選手も雨の中片付けを全力で手伝っていました。立ちっぱなしというのもあったと思います。不平不満を言わずにきちんとやっている姿は立派。補助員で道路に横になっている者もいました。普段の活動がこういうところに出るのかなとは思います。手前味噌ですがこういう部分は徹底しています。当たり前ですが。

金曜日に練習して2日間空いていました。どれくらい動けるのか分かりませんが時間が確保できているのでしっかりだ練習をすることに。この日もmrtさんが来てくださいました。一緒に身体を動かしてもらえるのでありがたいです。無理だけはして欲しくないですが。

バランス系をやってから上半身下半身。練習の初めの段階で「種目間のジョグ」について触れました。キツいので仕方ない部分がありますが歩いています。これでは目的とする部分が達成できない。有酸素系な練習が著しく少ないうちの練習ではこの手のことが積み重なって差となります。息が切れるくらいは動き続けてもらいたい。そこからDM∞をやってドリル。

動きの確認に関しては丁寧にやると30分かかります。なかなかの時間です。他のことをきちんとやろうと思えばこの部分はある程度のところで省かなければいけません。平日にこれをずっとやっていたらとてもじゃないですが練習ができません。アップの補強とドリルだけで1時間を超えてしまったら他の練習ができなくなる。ここのバランスは常に考えないといけないと思っています。

この日は練習で「ハードル走」をやろうと考えていました。始める前の段階でマネージャーにハードルを置く位置などの設定を任せました。他の練習でハードルを使います。しかし、練習が始まってからハードルの準備をすると効率がかなり悪くなります。工夫してやってもらうことに。こういう部分で本当に助かっています。マネージャーはお手伝いさんだとは思っていません。同じチームメイトです。だからこそ仕事は任せる。このおかげでかなりスムーズに進んでいる部分があります。

本当は加速段階を少し作ってからハードル練習をやりたかったのですが今シーズン初めてやる種目だったということもありかなり時間を使うだろうなと考えていました。そのためドリルからの繋ぎはスキップ走のみ。動き的には微妙でしたね。「何かをやろうと思えば何かを失う」のです。当然の話。この日は「ハードル」をするということに決めていたので他の部分が少なくなるのは仕方ない。ドリル系を減らさなければ他の部分が減る。バランスはしっかりと考えていきたい。

去年はほとんどやりませんでしたがハードル走を入れることに。今うちにはハードル専門にしようとしている選手がいます。これまでは「スプリントを上げる」ということで取り組んできました。長いスパンで考えてのことです。これからは少しずつハードルを跳ぶ機会を増やしていきたいなと。一人だけやるというのでは勿体ないので全員でやります。

単純にハードルを跳ぶというのではなく明確な狙いを持って取り組んでいます。それは「接地」です。「膝締め」をするのは「直線的足運び」と「身体の真下に接地する」ためです。走りの中でロスをなくすためにはこの部分は外せないと思っています。「接地」の場所が良ければ自然に脚が返ってきます。冬の課題は「接地」と「スイング」です。その部分をするためにひたすらドリルをしています。さらに走りの中で「接地」を作るために「ハードル走」と「T走」を組み合わせます。

ハードル走をすると「上手く跳ばないといけない」という気になります。まー上手い方が良いのですが、別にハードルに出るわけではありません。そうであれば「別の狙い」が存在しなければいけない。それが「接地」だと思っています。これも私の感覚の話になるのですが、ハードルを跳ぶということはスプリントにつながる部分が多くあると思います。「空中での重心移動」もあります。さらにある程度の高さがあるので「空中でのタメ」ができます。そこで余裕を持って「身体の真下での接地」を意識できる。それにより勝手に身体が進むという感覚が生まれます。

できない選手は完全に前接地になり、更にはハードルインターバルで潰れてしまいます。腰が進まない選手や接地が悪い選手はここが顕著になります。届かなくなる。もちろん選手の走力や身長に合わせていくつかのパターンを作ります。本当は4歩でやりたいのですが、4歩になると「スプリント」とは別の課題が出てくるので「本当にやりたいこと」とは違ってきます。ヨンパ専門の選手や器用な選手が多ければ4歩のほうが実践的です。まーこれはこれでまた別の機会に。

ハードル走をやってそのままT走。これも「接地」と「スイング」が課題になります。元々T走が練習のメインだったりします。走る距離が確保できないうちのようなチームでは別の形で走る方が良いと考えています。この日はグランドが少し柔らかいというのもあったので顕著に出やすいのですが、「パワーで走る」という選手が出てきます。これは本来やりたい動きではない。スイングで身体を前に運ぶ。そのためには良い場所に接地して次の足がスムーズに出るようにしなければいけない。この繰り返しです。

最後にスプリントを組み合わせます。この日は3サイクル実施。2サイクルでも良いかなというのはあります。これは今後の課題です。セット間には補強を入れました。腹筋系。この辺りの種目に関しては選手に任せました。

終わってからBOX補強をしてからシャフト補強。私はこの辺りから「軍手購入」についてマネージャーと検索をしていました。シャフト補強で手の皮が剥けるという選手が数人出ます。シャフトについているギザギザで擦れるのだと思います。車系の補強をすることも考えるとやはり安全にできるようにしたいなと。この辺りも色々と考えながらです。

その場でのホッピング基礎をやってからホッピング。随分できるようになっている者も。ホッピング自体は最近メニューに入れていても時間の関係で省かれてしまうことが多い。だから改善する場面は少ないのです。それでも変わっているというのは何故なのか。ここも検討の余地ありです。ホッピングをしてからスピードバウンディングで終了。

身体をしっかりと作ることに関して話を少しだけしました。ウエイトコントロールをしながらどう身体を作っていくか。食べたものでしか身体は作られません。その辺りも踏まえながらです。グランド以外での活動も大切になります。

私は練習終了後、クラスの生徒が市内の建物で「着物のファッションショー」のようなものをやるということなので見学に。
生徒が主体となってあれこれ活動する。報道関係は来ていませんでしたがこういう活動は本当に大切だと思います。勉強だけやっていたら問題ないというスタンスとは大きく異なります。これをどう捉えるのか。生き生きとしていましたね。

何となく書き終えました。まとまりませんが。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 検定と駅伝と | トップ | ハードル練習〜補足〜 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。