kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

雰囲気を考える

2008-03-31 | 陸上競技
シーズンも近づいてきました。それなりに雰囲気について考えてみたいと思います。

以前に比べるとキツイ練習でも前向きに取り組むようになってきています。まー当然ですね。新入生はまだまだ分かっていない(色々な意味で)ので、「とりあえずやる」という感じがあります。これはしっかりと上級生が教えていかなければいけない部分です。
この時期、上級生も自分達の事で結構いっぱいいっぱいになります。まだまだ高校生ですから仕方ない部分です。しかし、雰囲気をきちんと作っていくためには「チーム全員」が「高い意識」を持っていかなければいけないと考えています。一人でも「まーいいや」と思うものがいれば間違いなくそこから崩れ落ちます。致命的なバトンミスやレースでの失速というモノはその選手から生まれると思います。

例えば選手の中に「自分達一人くらい楽をしてもいいや」と思う者、「体重落とさないといけないけど少し位甘いモノ食べてもいいや」と思う者、毎日補強やストレッチをやると約束しても「1日位面倒だからいいや」と思って実施しない者(その他たくさんのパターンあり)がいる限りはそこからチームは崩れていきます。

それを上級生が意識できているでしょうか?自分だけがきちんとやればそれで強くなると思うのは大きな勘違いです。お手本を示すというのは「態度」だけでは伝わらないのです。しっかりと「言葉」にして伝えていく必要があります。全体の意識が上がって初めて「チーム」としての「力」が高まります。そこまで考えているでしょうか??

「力」があっても『心』がなければ全く意味はありません。速く走れるからといって偉そうな態度を取ったり、他者の努力を認められないような者は「力」はあるかもしれませんが、絶対に周りから応援されません。逆に「態度が悪いから失敗して欲しい」というマイナス面で見られる事だってあります。

自分達がどこを目指すのか?『心』がない者にエネルギーを注いでも意味は無いと私は考えています。指導者に「何を言っても伝わらないから好きにすればいい」と思われるような選手がチームに居れば本当に「応援されるチーム」にはなりません。そういう部分を各自が考えていかなければいけません。

何度も書いていますが、「自分はやっているから問題無い」と思っていたら、チームは変わりません。出来ていない者がいればそれを全体で注意していく厳しい態度が持てるかどうかです。その部分から崩れてしまい「負けても仕方なかった」と涙を流すならその部分は早い段階で対応しなければいけない。それが「チーム」としての責任です。

お互いに「仕方ないよね」と慰め合う関係のままでは意味がありません。それを理解しなければいけません。そういう「高め合う雰囲気」を作っていって欲しいですね。それをどれだけの選手が理解できるか?大きいと思います。

「応援されるチーム」、これが目標です。明日から新年度が始まります。最大限の努力をしていきたいですね。
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