kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

やはり・・・

2011-10-31 | 陸上競技
水曜日の練習後、食事に行きました。その中で色々とよくない話を聞きました。がっかりです。引退した選手の服装が良くないということ。見えるところではきちんと体裁を取り繕うのですが見えなくなったら酷いという話でした。私からすれば「やはり・・・」という感じです。その話を踏まえて木曜日に話をしました。

うちの学校の陸上競技部に所属して何をするのか?本当に大事な話が分からないからいつまでたっても同じことを繰り返す。練習がきちんとできないのはその前に自分自身が何をやらないといけないかを理解できていないからです。部活の時間だけきちんとやろうと思っても間違いなくできません。選手には何度も言っていますが「生活が性格を作る」のです。性格とは「考え方」です。少しくらいいいだろうというのは間違いなく「性格」であり、その選手の「考え方」の根底にあるものです。これを意識して改善していかなければいつまでたっても成長はしません。こう考えるとこの1年間チーム作りが全くできなかったのもわかってきます。もちろん私の力不足というのが大きな理由です。「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」という言葉を何度か言ってきたことがあります。「やりたくない」「強くなりたくない」と思っている者にどれだけこちらがアプローチしても本人の意志がなければどうにもならない部分です。師事している方には「そういう選手をどう成長させるかが指導者の手腕」と言われてきましたが、今の自分ではできなかったですね。

陸上競技部に所属していた時だけきちんとできる。これは全く意味がないと思います。結局は「怒られるからやる」という他律的な部分だからです。自分自身で「我慢」をして自分をコントロールできるようにならなければ将来的に困ることになります。だからこそしつこくしつこく言っていくのです。1年前にこんなことになるのではないかという危惧がありました。その後冬期練習中に信じられないこと、考えられないことが何度も何度もあり私自身の「心」が折れそうになりました。シーズンに入ってもそれは全く変わらず結果的には目標には大きく届かない状態。中国大会前にはチームは完全に崩壊していました。これは「その時」にいきなり起こることではありません。その前に予兆があるのです。その時点で何度も言い続けていますが「受け取る気がない」情報は無駄です。それでもやっていくしかありません。かなり耐えてやってきて、最後の場面で「これからが本当に大事」と話して中国を終わりました。

引退した選手の行動がおかしければ下級生は「あの時こんなことを言っていたのに・・・」と競技をしていた時の言葉も信用できなくなります。当然です。部活動に所属していた時だけ「服装」「行動」がきちんとできるというのではこれまで費やした時間の意味がなくなってしまいます。自分自身で理解して「行動」できるようになるからこそ部活動の意味があるのです。周りに流されずに自分自身のために努力する。「自分を高める」「自分自身の可能性にチャレンジする」という根本的な考え方が身についていなければ間違いなく行動が崩れます。当然です。

どれだけ話をしても受け取る側が受け取らなければ意味がない。独り言と同じです。話をする人間に相手の「心」を動かすだけの力がないというのもあると思いまう。ここ最近は選手が見違えるように成長してくれていました。私も安心していた部分があるのかもしれません。だからといって手を抜いたとは思いません。しかし、足りなかった。それが現実でです。

情けないなという気持ちと怒りがあります。伝えきれない部分があるのは間違いありません。かけてきて時間は何だったのか?これを今の選手が聞いて何を感じるのか?どう考えるのか?これが今後につながっていくと思います。情けないですね。

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