合同練習の後に会議が。一応地区の競技力向上委員になっています。県内の委員が集まろうということになっていたのでうちの学校でやることに。県央部なので集まりやすいというのがあります。練習が終わって休む間もなく会場準備。バタバタの中で進みました。
会議はこれからの県の競技力向上について。色々と複雑な気持ちがあります。私は陸上競技が好きでやっています。しかし、世の中の全員が同じ感覚ではない。そこで何を求めるのか。県全体の強化を目指すのであれば指導者の育成が必須だと思います。が、陸上競技に興味関心がない人にとってはそういう部分を求められるのは苦痛かもしれない。
福岡では「同じ理論の元で指導する」というのがあるようです。1ヶ月に1度くらいの頻度で合同練習をする。それぞれの地区で中心になっている指導者が指導をする。それを学んで各学校が練習を積む。組織的にできていると思います。それと比べるとどうなのか。方向性を定めるための会議でした。温度差はあると思います。
私は競技指導と人間性の指導は両輪だと思っています。人によっては人間性の指導がメインだったりする。ガチガチにそこを求めていくのが部活動ではないかなという気はします。「陸上競技」がやりたくて所属している選手に対して「基本的生活習慣」の習得をメインに指導するのは方向性が違う。人間性の部分が不要だと言っているわけではありません。必要です。が、そこ一辺倒の指導は違うかなと。
もっとシンプルに学校間の垣根を低くしていつでも練習に参加できるようにすればいいと思っています。県全体の強化をするためにはまずは各学校の強化だと思うからです。これは私個人の考え方なので。少しずつ興味を持ってもらう。いつでもどうぞ、と言ってもほとんど誰も来ません。それは私の人望がないからなのかもしれません。それでも持っているものを誰かに伝えていかなければいけないのは間違いない事実です。
リレーについて。基本的には私はリレーで勝負したいと思っています。リレーであればスーパーエースがいなくても戦っていく方法があるからです。ある程度の所まではそれなりの選手がいてくれば戦える。が、本気でリレーでインターハイを目指そうと思えば「それなり」では無理。強い「個」が育っていなければ難しいと思います。個人でも戦える「個」がいなければ総合力としてのリレーでは戦えない。
それはもっと大きな視野で見る事ができるのではないか。リレーは「県」であり個は「各学校」になる。県全体のレベルアップを図るのであればまずは「各学校」を強化できるようにする。
そのために簡単なのは指導者がきちんと指導できる事だと思っています。技術的な事は指導者によって異なったり難しかったりする。そうであれば県である程度のトレーニングを紹介して導入するというが早いかなという気はします。身体作りができれば結果はある程度出るようになる。私見なので批判されると思いますが。
それぞれの価値観の中でやっている。そこは間違いないと思います。その中で共通項を見つけてやっていく。様々な意見があるのは間違いないと思います。すり合わせることが可能なのか。見えない部分はあります。
私みたいな人間が委員をやるべきではないと思っています(笑)。基本的に協調性がないので。視野が狭いと言われている人間ですから。大きなことをやるよりは足元を固めたい。その中でできることをやればいいのかなと思ってはいます。そう言いながらもやるしかないのですが。私に与えられた役割と責任は果たしていきたいとは思