kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

取り組む方向は…

2008-06-30 | 陸上競技
今日練習前に少し話をしました。これからの方向性についてです。

今日の朝、無断で休んだ者がいました。別に休む事にどうこういうつもりはありません。体調不良かもしれませんし、家でやらないといけないことがあるかもしれませんから(朝はね)。どちらにしても無断で休むのは許される事ではありません。甘すぎます。当たり前の事をやらないというのはチームの取り組みとしてよくありません。何度も言って来ている事を今更できないというのは…。全体の責任です。1年生だから許される訳ではありません。2年生が早い段階で「朝いない」ことはわかっていたはずです。それを注意したり連絡を取らない2年生の責任ですね。1年生、あと少しの所まで来ています。この子の成長がチームの鍵になると思っています。少しずつ変化してきています。あと少し。

あとは1週間前の出来事について。中国大会から戻って来て、新キャプテンが「これからの取り組み方」について自分の「想い」を全員の前で話をさせました。「うちは甘い」「覚悟が足りない」というのを自分で話しました。私は特に何も言っていません。私もその「想い」を受けてこれからどうしていくつもりかを話しました。
翌日に1人が「昨日の話を聞いて自分は覚悟が持てないので部活を辞める」と言いに来ました。正直かなりショックでした。これまで随分取り組み方について話もしてきましたし、それに応えようとする姿勢も見られました。が、「他の人のように遊びたい」と言われました。今後のキーパーソンになると思っていただけに大きなショックを受けました。かなり厳しい事をやっているので仕方ないかなというのもあります。考えてみるようにと話はしましたが、「辞めたい」と言ったのは2度目なので無理だろうなと考えていました。

今日放課後選手が集まって話をしていました。何とか戻って来て欲しいという気持ちがあるのでしょう。しかし、もう遅い。キツイ言い方かもしれませんが他の選手は置いていかれているのです。数年前にも同じ状態でしたが(昨日書いた内容)、このときも「戻って来て欲しい」という雰囲気がありました。みんな甘すぎます。

現実に目を向けなければいけません。「辞めるんじゃないか」といつも気を使いながら練習をするのは全体に取ってプラスにはなりません。「置いていかれた」という現実をきちんと把握して、別の道を進んでいかなければいけません。戻ったとしても「信頼」できるかどうかな問題も出てきます。気を使いながらやっていく関係はお互いのためにはなりません。

厳し過ぎると批判を受けるかもしれませんし、このblogを見てうちの選手も考えさせられるかもしれません。でも「結果」を見た時に今の状態が現実なのです。どこに合わせるかです。

「覚悟」とは生半可なモノではないはずです。「馴れ合い」ではありません。「覚悟」を持てる者と一緒にやりたいと話して、「持てない」と言われたらそれ以上は難しいと思います。本当に「強くなる」とは全員が「本気」になって一生懸命になる事です。口だけで言うのは意味がありません。

私自身、厳しい態度で臨みたいと思います。別に選手と話をしないとか馬鹿をやったりしないという訳ではありません。しかし、取り組み方については今までで反省を踏まえて妥協はしません。部員が1人になったとしても、「強くなりたい」「成長したい」と願って行動できる者のために力を使いたいと思います。

目指すチーム作りのために選手と力を合わせて取り組んでいこうと思います。チームとしての力を上げていきます。
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