kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

興味関心

2018-12-13 | 陸上競技
思うことを。

前の記事にgt先生と一緒に練習をしたことを書きました。時間的なこともあり細かいことを逐一練習を止めて説明するというのはできませんでした。ここは仕方ないかなと。やりたいことはかなりまります。それを2時間半で詰めてやるということになるとなかなか難しい。こちらとしても来てもらってどうなのかを聞きながらやりたいなと思っていたのですが。

短時間でしたが「興味関心」があった部分について触れておこうかなと。これは私自身も感じることだったので。

まずはNMの軸の強さでしょうか。他の選手と比べてやはり強い。筋力的な部分だけでいうと男子の方が強いと思います。今回来てくれたN工業の女子はまだ弱い。体幹の強さの差はあると思います。うちの女子は補強に関してはかなりやっています。合宿などで見てもうちの方が強いなと感じる事が多い。まだ上手く使えていないですがこの冬にやろうとしている部分は間違ってきないなと感じています。3年生の体幹が強いのはある意味当然だとは思います。やり続けていますから。

この部分をどう捉えるか。やなり必須の部分だと思います。接地した時に崩れない。男子は筋力はありますが軸の強さはない。ここの差は大きい。時間をかけなければ作れないのかもしれません。普段見ている選手と他校の選手を見比べることで分かってくることもあるなと。そこを強化していくための練習をしっかりと入れていかなければいけないかなと。身体をコントロールする練習をやっていかなければいけない。

あとは技術的な部分。ここは分かりにくいと思います。以前のように「ドリル」として抜き出してやることがなくなっています。そうなると表面的には技術的な部分を意識していないのでは?と思われる可能性はある。gt先生と話をしながらその辺りは伝えました。見てもらいたい視点を分かってもらえると随分違ってきます。gt先生が「女子の指導をして良かった」と珍しく口にしていました(笑)。「男子だったら誤魔化されている部分をきちんと見ることができる」と。

以前から膝締めに関してはかなり話しています。直線的な足運びをする。それに対して「しつこいくらいに膝締めって言うな」と思っていたとのこと。スイッチングなどをやることで足運びの違いが明確になる。うちの選手も全員できるわけではありません。それでも意識してやらせているのでそれなりの動きになります。その動きの中で接地のポジションがズレる選手が出てくる。ここに膝締めの重要な意味がある。きちんとできないとポイントが前になります。それにより足を痛める危険性も高くなる。膝の締めだけではなく様々な要素を改善していく必要がある。ここも比較して改めてわかる部分が出てきます。

印象的だったのがうちの練習について。ここは気になっていました。今私がやろうとしていることに対してどう感じるか。ここはなかなか誰も言ってくれません。以前「トレーニングばかりしているから身体が重くなって走れない」と揶揄されていたと聞いたことがあります。言わせておけば良いと思う反面、いや何が分かるの?とイラッとした記憶があります。きちんと見ていないのにそんなことを言うのか?まーの世の中の噂話というのはそんなものなのですが。

今回gt先生から「某強豪校と狙いは同じ」という話がありました。これは褒められてる?(笑)。コブラ並みの毒を持っていますからこういう事を言われるのは珍しい。動きのポイントなどは考えていったら行き着くところは同じになるのだと思います。が、その強豪校では指導者はほとんど口を挟まない。要所要所でポイントのみ伝えるという感じだと。そこに大きな差があります。うちは私がリードしている部分が大きい。

興味関心があったのはその学校では選手の競技力に応じて「練習強度」を自分達で判断して変えているとのこと。全国入賞する選手はそれに見合う負荷をかける。12秒後半の男子はそこに見合った負荷と回数にする。自分の身の丈にあった負荷を自ら判断してやっている。指導者が一言アドバイスをするとそこに対してきちんと理解してやっているとのこと。そう考えると練習スタイルの違いも大きく影響しているのかもしれません。

与えられるのが当然だという感覚があります。メニューがあってグランドに私がいるのが当たり前の状態。だからこそ「考えてやる」というのが苦手。メニューだけ与えてそれをやるというのはうちには出来ません。その強豪校では技術的理解があってメニューを出されている。だからその練習の狙いが明確になる。選手それぞれの理解力も大きいと思います。他校がやっているからその練習をするというのではない。

うちに足りないのはそのあたり。もちろん単純に真似ることはできない。うちのスタイルというのもあります。が、参考にする必要はあるかなと思います。ある選手が12月の目標を「工夫する」と書いていました。まさに。与えられたものを単純にやるのではなくそこに対して理解して工夫する。間違った方向の工夫はさせたくないのでここは話をしながらやっていかなければいけないかなと。

こうやって細かい話をする事で自分の取り組みを見直すことができます。有難い。まー私がやっていることに興味関心を持って話し相手になってくれる人が著しく少ないというのもあります。貴重な存在だと思いますね。

なかなか濃い時間を過ごせました。もう少し自分のやろうとしていることを考えてみたいと思います。

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