またも読書の話。多分これから読書の話が激増すると思います(笑)
前回気になっていた「フーガはユーガ」を読みました。そこで伊坂幸太郎さんの作品を読んだみようと。図書室を見てみると「逆ソクラテス」がありました。12月くらいに本読みたい欲求が高まった時に仲の良い指導者に紹介してもらった本です。息子さんが読んで面白かったと言っていたと(笑)
元々守備範囲の狭い私ですから作者を知らなかったのですが、同じ伊坂さんの作品でした。ちなみに本を読んでいるのでkd先生からは「視野が狭いんだから色々な分野の本を読んだほうがいい」と言われています。まだ、kd先生の世界には辿り着けません。もう少しクッションを挟みながら(笑)日本各地の「つまみ」の話も借りていですがマニアックすぎて(笑)人間の幅を広げるためにもそこにたどり着けるといいのですが。
短編集。伊坂さんの作品には色々な部分に「伏線」があります。「フーガはユーガ」を読んでさらに二作目を読むとそのことが改めて感じられます。この「伏線」を回収する内容に引き込まれます。最初の短編「逆ソクラテス」は「先入観」の話。「できない」と担任に決めつけられて、周りにも「この子はできない子だ」と先入観を植え付けるような話し方をする担任。それを覆したいという周りの子供たち。いや、私自身も気をつけたいなと。
「スロウではない」も面白かったですね。「え?」となる内容。そういう流れかーと。クラスの中でリレーチームを2チーム作って運動会に出る。1チームはクラスの上位の子供達。もう1チームはくじ引きで決められた走るのに自信がない子供達。その中でどうすれば足が速くなるかを考える。さらにそれをサポートしてくれる女の子に対して嫌がらせも…という展開からの流れ。ぜひ読んでほしいなと思いです。
他にも「非オプティマス」や「アンスポーツマンライク」「逆ワシントン」も。少しずつ他の話とリンクしていて面白い「逆ワシントン」でテレビが壊れて買いに行くという流れからのラスト。失敗をしてもやり直せる。
小学生が読んでもわかる部分もあるだろうし。我々が原点に帰るためかも読んでもらいたい作品だなと思います。たくさん書くよりは読んでほしい。本当にそう思う作品です。
また読みます。