やはり書く余裕がありません。精神的にも身体的にも余裕がない。かなり疲労しています。ここに耐えられるかどうか。これから先のことを考えると本当にヤバいのではないかなと危機感を感じています。
県新人。リレー終了後は個人戦。一緒に練習しているtnk先生には「個人でも中国新人が狙えるレベル」という話をしていました。まーこれまでの流れを考えると大口を叩いているなと思われるかもしれません。練習の様子を見ると十分可能性がある。普段の練習の走りがどれだけ本番で出せるかというのだけです。これが一番難しいのですが。
女子は2人とも準決勝へ。Toは前半かなり良かったのですが課題となる中間で遅れ始める。どうしてもピッチに頼ってしまうのでストライドが出なくなります。力むと特にそれが出てしまう。力はついていますが。Hoは予選でスタートの構えが出来る前にセットがかかってしまったので流れが作れていない。準決勝はそこまでではなかったですがスタートの遅れがありました。スムーズに加速できなかったので後半の乗りが微妙。それでも追風参考3.2で12秒95。3着でしたがプラスで拾われて決勝へ。
決勝までの時間はレースの流れの確認。技術的な部分と展開のイメージを。Hoは予選終了後、動画を送ってきて「中間で膝から下が出すぎている気がする」と聞いてきました。そこに対してこちらもアドバイスをします。周りの指導者が絶賛してくれるくらいの良い子です。言われたことを必死にやろうとする。春先から何度この子のひたむきな姿に救われてきたことか。それもあってsmsのkws先生が気功を手伝ってくれました。少しでも良いコンディションを作っておきたい。
レースはスタートから流れが良い。前半から良い動きをしていました。後半が武器なのでそこでしっかりと動けていました。追風参考4.4でしたが12秒69。もう少しで中国新人という4位でした。かなり良い走りでした。時間がかかりますがやっときちんと走り始めたかなという感じでした。まだまだ改善点は多くありますが、素直に積み上げていけるのですこれからまた力がついていくと思います。
何人かの指導者が「あんな子がいたのか?」と質問されました。まー、春先は14秒2くらいかかっていたので知らない人の方が多いと思います。国体最終の時に13秒11で走っています。それでも特段目立つ結果ではないかなと。予選準決勝の走りも目を引くような走りではないかもしれません。それでも私は「中国新人が狙える」と思っていました。上手く走れませんでしたがToも同じくらいは走ります。それが出せるかどうかだと。
決勝でHoがきちんと走った。これによりやっている方向性の正しさを感じることができました。チマチマやっているので大きな結果がいきなり出るとは考えていません。感覚づくりには時間がかかるからです。練習をしていたらそのうち強くなるというのはあると思います。しかし、「狙って強くなる」というのが大切だと考えています。
Hoは練習日誌をしっかりと書きます。「勝ちたい」とか「速くなりたい」という想いはそこまで書きません。しかし、練習メニューをきちんと書いてそこに「練習の課題」や「アドバイスを受けた内容」を色を変えて書いています。毎日毎日自分のやるべきこと、やらないといけないことを振り返っているのです。表面的な話ではなく「課題」を明確にして徹底的に取り組みます。不器用ですが少しずつ積み上げていくことができる。だから14秒2からここまで走れるようになるのだと考えています。
強い選手だから結果を出す。そういう指導だけをしたくはないと思っています。きちんと理解してやっていければ走れるやうになる。それを感じることができたレースでした。
また書きます。