酢豚のひとりごと

楽しい芝居と映画探しつづけま~す!

「東洋大学能楽鑑賞教室」

2007-10-07 00:31:09 | 演劇
今日「東洋大学能楽鑑賞教室」に行って来ました。
主催は大学の文学部日本文学文化学科。うれしいことに無料です。

授業の出席カウントになることもあり、学生さんが中心。OBも大勢混じって、600人入る井上円了ホールは満席です。

演目は、狂言が「昆布売」・能が「敦盛」の後半部分。
それぞれ始まる前に、簡単な説明や学生をモデルに能装束の着付けなどもあります。
狂言は庶民の昆布売が武士をからかうという、面白いけれど見方を変えれば恐ろしい話。能は若くして討たれた敦盛が亡霊となり、討った熊谷次郎直実の前で舞を舞う話です。狂言はわかりやすいので素直に笑えますが、能の世界に入り込むのは中々大変です。舞を見て、敦盛や熊谷次郎直実の心境にまで思いを寄せるのは、感受性不足の私には苦しいところです。

私が見るのは、今回初めてですが、毎年開催されているとのこと。どのくらいの学生が興味を持ったかはわかりませんが、演者と主催者の熱意と温もりが伝わってくる、いい企画でした。



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